2023/09/05 のログ
ご案内:「ナグアル1区エカルラート城・私室(過激描写注意)」にネロさんが現れました。
ご案内:「ナグアル1区エカルラート城・私室(過激描写注意)」にウロ・ネセサリスさんが現れました。
■ネロ >
「はーぁ、つまんない。…また奴隷でも虐め殺して遊ぼうかな…」
天蓋つきの大きなベッドに腰掛けて脚を揺らす部屋の主
退屈そうに膝の上で頬杖をつき、ぶつぶつと不満を漏らしている
フラストレーションが溜まると、ナグアルで買った奴隷を消費してストレスの発散に使っているのだが
此処のところ上質な奴隷に恵まれず、どれもこれもすぐに飽いてしまっていた
さすがに在庫も減ってきており、従者達を悩ませているのだが…そんなことをネロが気に留めることもあるはずがなく
最近はやや色々を持て余しているのであった
■ウロ・ネセサリス > 「…全く。相変わらず趣味の良いことを言ってるねぇ…
邪魔してるよ、ネロの嬢ちゃん。
…おっと、不法侵入じゃあないから出会い頭に魔力を打ち出すのはやめてくれよ?お前さんのパパ時代からの、昔馴染みの守衛が居てね。そいつに通してもらったのさ」
ふかふかの最上質のベッドに腰掛け、ぷらぷらと足を揺らしながら物騒なことをのたまう序列第一位の前に、苦笑しながらふらりと現れる東方風の出立の魔族…番外序列、十三位のウロである。手には何やら上質な包みを持っている。
■ネロ >
「───!?」
聞こえた声に、ばっと座り直し、その方向へと視線を
…その視線は少なくとも有効的でなく、どちらかといえば敵意を孕んだ…にらみつけるような目線
「アンタ…人の部屋に勝手に…!なんでこんなヤツ通すのよ…!!」
苛立ちを抑えることもせず顔に出しながら、不満を吐露する
知っている、この男はお父様とお母様
つまりは魔王ナルヴァートと淫魔女王ネクロマリアの知己だ
それを知っている臣下達は当たり前のようにこの男の入城を許す
当然城内を好き放題に歩いたところで咎める者もいない…
「何しにきたのよ、番外の癖に」
男の序列を知っているネロは、完全に見下した物言いと表情を浮かべる
なんでこんなのらくらとした適当そうな魔族の男が両親と知り合いなのかもわからないといった様子である
■ウロ・ネセサリス > 「ノックはしたんだがね、それに気づかないくらい退屈だったみたいじゃないか」
その大きな蒼玉の瞳からの敵意たっぷりの…それでいて、半ば嫉妬混じりの視線を、さらりと受け流して、ゆらりとした風で笑う。
「お前さんの部下…新顔以外はナルヴァートの部下か。あいつらとは顔馴染みだからなァ」
…それともう一つ。如何に敬愛するナルヴァートの愛娘とはいえども、古参の配下にすら罵倒や侮蔑を投げかけるようなことを繰り返しているとの風聞を聞き、釘を刺しに来ればほぼフリーパスのような扱いで通れたわけなのだが…本人に言えば激昂することが分かっているので、それは黙秘しておくのだ。
「なに、退屈しているようなら一献どうかと思ってな。邪竜血のワイン、200年モノだ。イケるクチだろ?」
そうやって包みを開ければ、出されたボトルは贅沢品に目が無いネロでもなかなかお目にかからない逸品の、血のワイン。
…余裕たっぷりにそんなものを手土産に持ってくる仕草も、またネロの癇に障るものであり…
■ネロ >
彼をここまで通した臣下の中には、この我儘姫に釘を差してくれという思いの者もいたのだろう
ネロ自身はそんなことなど微塵も感じていないた、故に男が素通りしてきたことを余計に腹立たしく思っているのだ
「そういう、親族のオヤジみたいな気遣いムカつくのよね」
キ、と睨めつけたまま、ウロの取り出したボトルをしゅるりと伸びた尻尾が弾き飛ばす
「そんなモノ、アタシが気に入るわけないでしょ!とっとと失せなさいウジムシ!
アンタみたいのが部屋にいると陰気臭くて堪んないわ!」
立ち上がり、癇癪を起こしたように声を荒げ出ていけと叫んでいた
■ウロ・ネセサリス > 「ま、実際親戚のオヤジみたいなもんだ。ナルヴァートやネクさんとも度々会ってるしな」
睨みつけられても余裕たっぷりに…そして、大好きな父親や、母親に至っては唯一無二の愛称で呼んでいる始末。それがまた我儘姫の燗気を逆撫でて…
「っと、勿体無いねぇ。お前さんの城ほどじゃないが、ちょっとした屋敷が建つような値段のワインだぜ」
弾き飛ばされて回転したワインボトルを苦も無くふわりと受け止め、苦笑いを更に深めて。
「アンタみたいなの…ってーか、『大好きなパパとママに目をかけてもらってる気に入らないアンタみたいなのが』…だろ?ネロちゃん。
まったく退屈を拗らせて子飼いの奴隷を嬲り殺しすぎちまってるみたいじゃないか。もっと良い退屈凌ぎの方法は幾らでもあるぜ?」
ワインボトルを軽く揺らしながら…ネロの暴風めいた癇癪も竹か柳か、悠々と受け流すようにして…
■ネロ >
気に入らない
気に入らない
なんでこんな男が?と会うたびに思う
そのふらふらした態度も
それでいて妙に周りから好かれている様子も
疎ましいわけではな、ただただ気に入らない
眉間に皺を寄せ、いよいよその苛立ちも最大に達する
「ふざけたコト、二度と言えないようにしてやるわ…!
アンタを殺して死体でパズルでも作ればいい退屈凌ぎになるかしらね!!」
両の掌に濃度の高い魔力が集中し始める──部屋も無事では済まないだろうがこの姫はそんなことを気にかけない
冷静でないというのもあろうが、破壊してしまったとて直すのは自分ではなく従者であるのだ
■ウロ・ネセサリス > 「あぁ…やっぱこうなるよなぁ…
ったく、甘やかしすぎだ、ナルヴァート…」
目の前に上級魔族すら一撃で殺し得る特濃魔力が濃縮されているというのに、後ろ頭を掻いてため息をつき。
我儘放題で傍若無人の極みたる姫の目の前に立って…
「そんな悪趣味なお遊戯なんぞ、させてやれないねぇ…
ーーーーーーーーほれ。」
魔王城すらも揺るがす緊張感の最中、番外魔族の取った行動は…
着物を寛げて、緊迫した最中でも隆々と聳り立つ剛直の『見せ槍』だった。
■ネロ >
「───は?」
男のとった異様な行動
思ってもいない…当然、ネロの視線はそれに釘付けになり───
どくんっ
それは警鐘であり、同時に自身の中で何かが覚醒したことを示す鼓動
魔王と淫魔女王のハーフ、その身に流れる淫蕩の血───
両親と知己であるこの男にはそれすらも知られている
それが今宵の、ネロの不覚といえば不覚だったのか…その後に自身を待つものすら、この時点ではまだ予想もできていなかった
ご案内:「ナグアル1区エカルラート城・私室(過激描写注意)」からネロさんが去りました。
ご案内:「ナグアル1区エカルラート城・私室(過激描写注意)」からウロ・ネセサリスさんが去りました。