2024/08/12 のログ
ご案内:「狭間地区 横道通り(過激描写注意)」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ >
その日は 雨が降っていた。
ゲリラ豪雨
この夏季ではよく見られる 不意に空の向こうから近づく陰りがくると 嗚呼、またか。
そんな風に思ってしまう天候と共に降る量は一定ではなく疎ら。
土地によっては違うだろう。
故に、傘という上等な部類を持ち運ぶ者が増える 貴族が商人に見られがちだろうか。
平民らは、酒場で一杯ひっかけながら止むのを待つ者や、屋根の陰りで立ち、過ぎるのを待つ。
馬車から降りるとき、道を歩くときで使われる傘
それが地面に落ちる時 手に持つ貴族や商人は、何かしらの出来事があった描写に使われるのだろう。
「―――シャァアッ!!」
剣撃 互いの剣と刀という異種二剣が交差する。
雨の音は限りなく互いの声と剣撃を鈍らせる
この鋼が打ち合う音 咲き乱れる剣花という火花 ギザ歯の向こうで奮わせる声。
此の雨音の中では、もはや互いだけが見えている 互いだけが、聞こえている。
雨で濡れ切ってしまう中、倒れ伏す千切れ駆けの骸数体と、未だ繋がったまま立っている数体。
明りも少ない狭間地区 メイラはその手に、反りややキツめの一刀を握るまま目の前の者らと
もはや誰そ彼も問わずに殺し合いに興じていた。
明りも少ない横道通り。 胎から零れる“ワタ”も“赤”も目に留まりにくい中
メイラのその霞仕上げのような赤い瞳だけは、きっと向こう側からも見えている。
妬み辛み 心当たりが多すぎるだろうメイラの通貫の人生。
慣れたもののように、戸惑いも怯えも無く、ただ殺し合いに立ち向かう中、剣の花が咲き乱れながらも
きっとその花は、一つまた一つと地面に落ちる前に消えていくだろうか。
ご案内:「狭間地区 横道通り(過激描写注意)」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。
ご案内:「◆設定自由部屋(過激描写注意)」にキールさんが現れました。
ご案内:「◆設定自由部屋(過激描写注意)」からキールさんが去りました。
ご案内:「貧民地区路地(過激描写注意)」にキールさんが現れました。
■キール > 空には薄い三日月が足元や周囲をうっすらと照らし出す。
絡みつくむせ返るような熱、太陽の熱に暖められていた路地は未だにほのかな熱を放っている。
湿気のせいか匂いが強く風によってはその匂いがまた人を不快にさせる。
そんな中であれば時に舌打ちを小さく響かせつつ訪れた路地は貧民地区ながらも平民地区に食い込む様にある一本の裏道。
ここを通れば近道になると時折足を踏み入れる女や自分に自信のある女が通ることもある路地に足を踏み入れた巨躯の大男。