2024/06/06 のログ
ご案内:「タナール砦・地下牢(過激描写注意)」に宿儺姫さんが現れました。
■宿儺姫 >
戦火落ち着いた砦、その薄暗い地下牢にて。
劣勢であった魔族の軍勢に混ざり、実に愉しく戦場を荒らしてやった。
それなりの手練れも相手どり、戦場は拮抗に至るまでの消耗戦の様相を呈していた。
そこまでは良かった。
ああやって合戦に混じり、時には人間側、時には魔族側。
好き放題に暴れる鬼を聡明な人間の軍師が何も対策を講じないわけもなく──。
魔法、魔術、呪術。
女鬼の力を封じ四肢を捕え無力化するあらゆる手。
鉄の鎖などいとも簡単に断ち切ろう怪力も魔力の鎖を引き千切るには至らず──。
そうして囚えられた女鬼は地下牢の最奥にて、四肢を石壁に繋ぎ止められていた。
定期的に訪れる魔術師によってその力を十全に発揮できぬ魔法の枷を重ね重ねかけられ、力での脱出は叶わず。
「(こいつは、魔族が砦を落とさぬ限りはこのままか)」
鎖に繋ぎ止められた女鬼は全裸に剥かれ、身体のあちこちには戦場で好き放題暴れまわった鬼に対する憤りか、人間の兵に散々に痛めつけられた跡が残る。
痛い目に逢うことなどは慣れているゆえに、さして堪えてもいない様子ではあったが。
ただただ、退屈と空腹が堪える。
■宿儺姫 >
相当に頑丈でそうそう壊れる様子もない肉体を持つ女鬼はさぞ@そういった@嗜好の者にも恰好だろう。
拷問用の鞭で強かに打たれようが、人間程度の力で殴る蹴るを受けようが死ぬことはない。
やがて疲労か気が済んだかで牢を去る。そしてまた新たな者が来る、の繰り返しだったが。
「(…まぁ、戦場で囚えられた者の扱いなぞこのようなものか)」
即座に首を斬るでもなく。
戦場での昂り、憤り、恨みつらみ。
それら"暴"の捌け口としてはちょうど良い。
並の捕虜、魔族の女でもあったなら加減をせねばならない筈。
これまで訪れた者はどれもこれも加減せずともさしたる力のない細腕ばかり。
それを口にしてやれば、激昂し熱り立ってはいたが、己がただ疲労を増すだけという始末。
何、どうせ奪っては奪られての砦。
そのうちに魔族に奪い返される日は来るだろう。
ご案内:「タナール砦・地下牢(過激描写注意)」から宿儺姫さんが去りました。