2024/04/02 のログ
エルシエル > 「ずず…ちゅ♡は、んっ♡れろ、むちゅ♡んくっ♡」

ラグナレビアの尻の肉を、しがみつくようにぎゅう、と揉みながら、
エルシエルはひたすらにラグナレビアの秘所を舐め、しゃぶり続ける。
淫毒はエルシエルの思考を歪め、偽りの勝利の予感でラグナレビアに対する奉仕を正当化させる。
浄化しきれぬ女悪魔の力に身体はどんどん蕩けていくが、
女悪魔を絶頂させ屈服させる妄想で頭が一杯のエルシエルは気付かない。

「ちゅ♡はっ、ふふ、こんなに垂らして♡はっ、あっ、もうイキそうじゃない…ずず、ごくっ♡♡」

溢れる悪魔の蜜は口から溢れ、エルシエルの豊満な胸を濡らしていく。
ついにはそれに片手を伸ばし、ローションじみて塗り広げるように揉みしだき始める。
びく、びくと身体は震え、エルシエルの愛液はもはや閉め忘れた蛇口のように垂れ続けていた。
形の良い鼻でクリトリスを擦りながら、エルシエルはラグナレビアの膣の奥深くまで舌を伸ばす。
彼女も人外であり、女との性交に最適化された身体を持つ。
その舌先は相手の求める場所までぴたりと届くことだろう。

ラグナレビア > (雪白の双手を金髪から抜き出して、天使の光輪をハンドルめいて掴んで口奉仕の方向を操る女悪魔。神力の強さが光量となって顕れる天使の象徴を悪魔が掴めば、十字架に触れた吸血鬼の如くその皮膚は焼き爛れる事となるだろう。しかし女天使の口奉仕に沈溺するラグナレビアの両手にその様な反応は見られず、むしろ他者に触れさせる事など無かっただろうその器官が実の所は性感帯としてもかなりの感度を有しているのだと知らしめるかの愛撫すら与えていく。つつつつ……っと明滅する光輪を撫でる指、柔らかな手の平できゅっと包み込んで与える圧迫。そんな未体験であっただろう喜悦もまた、じゅくじゅくと彼女の体内に浸潤していく魔液の効果で女天使の理性を削る。)

「―――んあっ♡ は、ぁ……んっ♡ んっ♡ そう、ですわね……♡ わたくしも、あっ♡ イッてしまいそう、ですわ……っ♡」

(対する女悪魔とて平静には見えぬ状況。敏感な箇所をつつかれてぴくんっと柔らかな尻肉を跳ねさせる様子や、悩ましげにくねらせる腰。きゅんっと締め付け溢れさせる愛液や、勃起しきった乳首に淫核。小さく震える膣肉などは実際に絶頂が近い事を示している。そんな良好な反応もエルシエルが口奉仕を止めるための機を奪う要因となっているのだろう。後少しで勝てる。どこまでも余裕ぶっていた憎い女悪魔を、己の舌奉仕で無様に絶頂させられる。そんな欲望に駆られ、今や剥き出しのクリトリスと射精寸前の男根を融合させたかの性感帯――――否、最早性器と呼んで構わぬだろう舌を伸ばし、複雑にうねる膣襞の凹凸に総身を舐めしゃぶられながら更に奥を目指したその先端が、女悪魔の最奥、子宮口にまで到達した瞬間に法悦へと至る。聖人をも射精に導くだろう蠱惑を含んだ甘い喘ぎを奏でて純白の長駆を震わせていた女悪魔ではなく、その官能を卓越した舌業で膨らませていたはずの女天使がだ。くりゅっと子宮冠の硬さに触れた舌先が、ピンクの窄まりからこぷりと溢れた白濁に塗れた舌腹が、溜め込みに溜め込んだ魔毒の肉悦を爆ぜさせて、女天使の脳へと強制的な、それでいて愛し合う恋人とのセックスで至る深い悦びに満ち満ちた多幸のアクメで高潔な思考を溶かし流す。)

エルシエル > エルシエルの頭には、大天使らしく立派なヘイローが頭に浮かんでいる。
本来は物理的な存在ではない、神聖の象徴。悪魔であれば掠っただけでその身を滅ぼしかねないもの。
しかし、ラグナレビアはそれに触れ、愛撫さえしてみせた。

「んぶぅ!?」

途端にぞくりと大きく身を震わせるエルシエル。
味わったことのない未知の快感。性器を触れられるのと変わらぬ快感。
流石の彼女も焦りを味わう。そこで逃げることが出来ればエルシエルは助かっただろう。
だが、彼女の思考は勝利に固執し、更に悪魔の愛液を舐めしゃぶることを選んだ。

「じゅ♡ぐぷ♡はぁ、はぁ、ふ♡イけ…イけ…っ!!」

もう少し、もう少し。
ラグナレビアの反応に、エルシエルは蕩け切った思考で勝利を確信し、
トドメとばかりに舌を奥へと突き出した。
女悪魔の、淫欲の根源へと。そして――。

「イけっ!イっ……ぎゅうううううう♡♡♡♡♡」

その瞬間にエルシエルは、絶頂の潮をぶちまけた。
仰け反った彼女はバランスを崩し、ラグナレビアの秘所から舌を抜きながら後ろに倒れる。

「なんでっ、なんれぇぇぇぇぇ♡♡♡♡♡」

ひっくり返された蛙のような無様な股開き姿で、身体をびくびくと震わせながら潮を吹き続けるエルシエル。
それは噴水のようにラグナレビアにもかかることだろう。
身体はもはや我慢を知らず、己の手で己の乳首とクリトリスをつねり続け、
少しでも快楽を得ようと必死な様子だ。

「おごっ♡あぎっ♡ぞんなっ、ぞんなぁ♡♡♡」

止まらぬ潮吹き。ばたばたと跳ねる身体。
そんなエルシエルの頭上に輝く光の輪に、ぴしりと小さく、しかし確実にヒビが入った。

ラグナレビア > 「――――あら残念♡ わたくしも後少しでイけましたのに♡」

(礼拝堂の床に向けて浴びせかけられた絶頂潮。その勢いに押されるかの様に倒れ込み、ぶしゃっ、ぷしゃあっと絶頂のリズムに合わせ断続的に潮を噴く秘所も露わな開脚姿を晒す女天使。未だ絶頂の波も収まりきらぬ中、自身の乳首と淫核を摘み擦る彼女の身体は深イキしたとて解消されぬ発情に捕らわれていた。)

「ふふふふふふ♡ 当然でしょう?♡ 貴女が卑猥な舌使いで溢れさせ、ミルクを飲む赤ちゃんみたいに一生懸命啜った蜜は、そこらを彷徨く魔族の物などではなく神代から存在してきた古の悪魔の原液でしてよ。そんな物をあんな勢いで飲んでしまったら………ふふっ♡ 未だに堕ちるでも消滅するでもなく現世に居座り続けられるだけでも大した物ですわ」

(ステンドグラスから降り注ぐ月光を背にした長駆のシルエットが、その紅瞳を妖しく輝かせ、嫣然たる微笑みを浮かべながらゆっくりとイキ続ける女天使に歩み寄る。過剰に溢れ続ける肉欲と喜悦に耐えかね暴れる女天使の下肢を跨ぎ越して膝折る白腿の間に張られた蜜橋がとろりと溶け落ち、じゅっと融鉄めいて彼女の白肌を灼き溶かす。しかし、本来であれば天使の身にさえ激痛を走らせるだろう灼熱の融解に感じるのはやはり強烈な快楽ばかり。それもそのはず、彼女の下腹に滴り落ちた雌蜜はほくほくとした湯気を立たせても所詮は人肌の温度しか持ち合わせぬただの愛液に過ぎぬのだ。ぬるりと卑猥なぬめりこそ感じさせようが、彼女の珠肌を傷付けたりはしていない。だというのに肌が溶け落ちるかの熱を錯覚させたのは、魔毒に体内から浸食されて抵抗力を失った女天使の表皮に、未だ欠片も力を失っていない原初の悪魔の媚毒が原液のまま滴り落ちたからこそ。そんな媚毒の強酸めいた――――けれども許されるのならば尚も口付け啜り飲みたいと願ってしまう甘露の源泉が―――――ぬちゅぃい…っ♡ 潮を噴き続ける女天使の恥丘に密着した。女天使の片足を豊乳で挟み込むかに抱え抱いて作るのは、俗に言う貝合せの姿勢。じゅぅぅううううッと焼鏝でも当てられているかの様な激痛――――激悦が、潮噴き絶頂の止まらぬ雌貝に密着する。)

「―――――先程も言いましたけど、わたくし、後少しでイケるところでしたの♡ 続きは貴女のここ、大天使のおまんこで愉しませていただきますわ♡」

(舌でさえあれほどの魔悦を生じさせる性的暴走状態。未だ魔毒をとろとろと溢れさせ続ける淫蕩の雌華を、クリトリスを始めとする性感帯の密集地である秘所へと押し付けられ、摩擦されるであろうここからの行為は、天使としての抵抗力を著しく減じているエルシエルにとっては処刑宣告に他ならない。だというのに、信仰の源たる天使の輪に罅が入る程の綻びを生じさせた彼女は、その滅びに異様なまでの、それこそ自分はこうして消滅するためにこそ生まれてきたのではないかなどという狂った妄想すら抱く程の悦びを感じていることだろう。大好きな飼い主に遊んでもらえる喜びが大きすぎておしっこを漏らしてしまう犬めいて。)

エルシエル > 「あはっ♡はっ♡…ひ、い、いや……!」

歩み寄ってくるラグナレビア。絶頂し続けながらもその姿を見たエルシエルの顔に浮かんだのは、怯えの表情。
残酷なまでに感じるのは、己の破滅が近づく予感。
しかし思考とは裏腹に、淫らに発情した身体は逃げようともしない。
己に最高の快楽をもたらす女体。それを歓迎するように股を広げ子宮を疼かせている。
そして、獲物の女体は、捕食者の女体に絡めとられる。

「や…や…やめ……ひぎゃっ!あああああああ♡♡♡♡♡」

むちゅう、と口付けするかのように密着する陰唇と陰唇。
その瞬間、微かな隙間から更に猛烈に潮が吹き出る。
それはラグナレビアの膣内にまで勢いよく流れ込むほど。
捕らえられた下半身に代わり、上半身が激しく痙攣し、爆乳を淫靡に揺らす。

「あひっ♡ひっ♡いいいいい♡♡♡♡」

ぐちゅっ!ぐちゅっ!ぐちゅっ!
擦り合う度に泥濘を踏みしめるような音が響く。
そして、一擦り一擦りがエルシエルを無様に絶頂させる。
もはや壊れた噴水のように吹き続ける潮は、二人を淫靡に濡らすだろう。
エルシエルにはもはや大天使の威厳も、尊大さも感じられない。
そこにいるのは快楽に狂う一匹の雌だ。

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛♡♡♡もっど♡もっどおおお♡♡♡♡」

舌先から涎を垂れ流しながら、エルシエルはついに自らも腰を振りラグナレビアを求め始める。
両手を広げ、全身で愛するよう催促までする有様だ。
その間にも、彼女の光の輪に入ったヒビは少しずつ、少しずつ広がっていた。
最期の、時は近い。

ラグナレビア > (つい先程まで傲慢そのものであった女天使の美貌が、今は完全に小動物の恐怖に彩られている。だというのに死を受け入れた草食動物がどこか恍惚とした表情を浮かべるのにも似て秘所を濡らし、その美神を止まらぬアクメに震わせ続ける様子はラグナレビアの眼を大いに愉しませた。その結果が、密着の後の激しい腰使いに現れた。西瓜大の魔乳が上下左右に揺れ撓み、甘匂の珠汗をきらきらと周囲に散り飛ばす。)

「あっ♡ あんっ♡ あはっ♡ はぁあ…っ♡ 頑張って、おまんこ締めて、おきなさいな、エルシエル♡ もしもわたくしの絶頂潮を、んっ、んあっ♡ おまんこの中に、注がれてしまったら、あ、んっ♡ それこそ滅んでしまいましてよ♡♡」

(ぬぢゅっ、ぬりゅんっ、ぐちっ、にちゃっ、にゅちぃい…っ♡ 互いに尖りきったクリトリスを潰し合い、充血して膨らんだ花弁を重ね合い、潮噴きを続ける尿道口までもを擦りつけあう女性器粘膜による倒錯的で非生産的なセックス。互いの愛液をぐちゃぐちゃに絡ませ合い、卑猥に泡立つそれを互いの性器に塗り付けあう変態的な性行為。それを深夜の静謐に満たされた礼拝堂に卑猥な喘ぎを反響させて、ホーリーシンボルも神々しい祭壇前で行っているのだ。相手は滅ぼすべき神敵、悪名高き《ラグナレビア》。だというのに、背徳の女天使はそんな女悪魔との許されざる性交に全てがどうでも良く思える程の肉悦を感じてしまっている。その事実までもが裏返り、今のエルシエルには頭がおかしくなりそうな魔悦として感じられるはずだ。それを示すかの様にあられもない濁音が、一層の結合を望む声音と共に手指を伸ばす。それをこちらも絡め取る。貝合せの深い結合を優先させて正常位の抱擁を切り捨てた代わり、とでも言うかの恋人繋ぎは大きすぎる絶頂に怯える彼女に多少の安心感を与えもしようか。)

「ふふっ♡ 貴女の淫乱まんこ♡ 思いの外具合が良くてよ♡ ほら、イキますわよ、エルシエル♡ しっかりまんこ締め付けて耐えなさい♡ 緩めたらそのお腹にたっぷりイキ潮注いでしまいますわよっ♡ はあっ♡ はあっ♡ んっ、あぁ…っ♡ あぁッ♡ あっ♡ ―――――ッぁぁああぁあああ!!♡♡」

(ぐちぃぃいッ! 激しく前後左右に揺すり立てていた腰を一旦引いて無数の蜜糸を引き結び、ぱぁんっと飛沫を散らす腰打ちで互いの肉芽を潰しあう。恥骨同士がぶつかりあう鈍痛が、その衝撃でポルチオ性感を爆ぜさせ、暗がりで愛し合う天使と悪魔を同時に絶頂させる。形良い細眉を切なげに歪め、理知的で妖艶な紅瞳をきゅっと瞑り、唾液の糸張る唇には喜悦の笑みを浮かべて果てた女悪魔。その雌華からは先の宣告通り勢いよく潮が噴き出し、ゼロ距離でエルシエルの媚肉を叩いた。絶頂痙攣の跳動はその狙いを滅茶苦茶に乱し、クリトリス、小陰唇の隙間、膣前庭、尿道口、尻孔の窄まりへと熱い水流を浴びせた後、ついに膨らむ射出口を彼女の膣口に密着させて――――ビュゥゥゥゥゥウウウッ!! 射精などとは比べ物にならない勢いで、その温水を女天使の胎内に注ぎ込む。どれほど締め付けたところで過剰な発情で男根の挿入を、そして胎奥への中出し射精を望む肉孔では止めようがあるまい。おそらくは入口近くまで下降しているだろう子宮口にその水流が到達した瞬間、外的な斥力さえも必要とせずに彼女の光輪は砕け散ろう。天使としての存在力の源を砕かれれば、その身は早々に消滅するはず。おそらくはその魂までも。しかし、ラグナレビアは存外に愉しませてくれた小娘をあっさりと使い捨てる程の浪費家ではない。割れ砕けた信仰に変わって膨大な魔力を流し込んで魂を補完し、一時的にその身が消失したとて僅かな時間で再びの受肉を可能とする術式で包み込む。神に見放されてなお御使いとしての力を振るい続けた大天使を、いつしか真なる堕天にいざない兼ねないその種子は、果たして彼女にとっては救いなのか絶望なのか。)

エルシエル > 神聖なる礼拝堂を汚すような、卑猥な音が響く。
エルシエルの声はもはや言葉としての意味を持たず、ラグナレビアの腰の振りに合わせて発せられている。
混ざり合い、塗り付けられる愛液に含まれる魔の力が聖の力を食らい続ける。

「あがっ♡あああっ♡♡ひっ、いいっ♡♡んはっ♡はあああっ♡♡ラグ、ナ♡♡れびあぁぁ♡♡♡」

滅ぼすべき神敵に恋人のように手を握られながら発した、彼女の名前ははたしてどのような意味を持つのか。
それはエルシエル本人ですら分からないだろう。
しかしてもはや、己の滅びの運命は一時忘却の彼方に消え去り、
大天使は快楽を貪る雌と化す。
笑みすら浮かべながら、ラグナレビアの腰の振りに合わせ腰を振り返す。
外側すらも極上の名器同士が重なり合い、人智を超えた快楽を生み出す。

「ひあっ♡♡いや、いやっ♡♡ほろぶっ♡♡♡ほろんじゃう♡♡♡でもほしいっ♡♡ほしいのっ♡♡ラグナ♡♡レビアの♡♡♡ほしいのぉ♡♡♡♡」

快楽によがり狂い、涙を流しながら笑い、叫ぶ。
そして、最適なタイミングで、トドメが来る。

「ひぎゅ♡♡♡ひっ……イッぎゅうううううう♡♡♡♡♡♡♡」

これまで以上に勢いよく吹き出る潮。それは今度は一方向ではなく、双方向。
ラグナレビアの潮がエルシエルの秘所付近を蹂躙する間、
エルシエルの潮はラグナレビアの全身に噴きかかっていた。
それにはもはや聖なる力は欠片も残っておらず、
悪魔であるラグナレビアも甘美な露にしか感じないだろう。
一方、膣内に激しく吹き込まれたラグナレビアの熱い潮はエルシエルの膣を、子宮口を、そして子宮を蕩かしきった。
子宮に勢いよく潮が満ち、腹が膨らみ、そして彼女自身の潮と混じってまた噴き出る。
同時に、彼女の頭の上、ひび割れた光輪が遂に砕け散る。
その瞬間またぴん、と足先を伸ばして絶頂した後、ようやくエルシエルはばたりと脱力した。

「あっ♡はっ♡はひっ♡はへ…へっ♡…はっ…あっ♡あっ……?」

しばし痙攣しながらちょろちょろと潮を垂れ流していたエルシエルだったが、その身体に異変が起こる。
ぴしりと、光輪に走ったようなひびが、その白い肌に走り始めたのだ。
大悪魔すら保護することが叶わぬ、かつての主神の大天使に対する罰則。

「ひっ!ひぃっ!い、いやっ!!いやぁ!!!」

魂に細工を出来たとて、微かなもの。肉は一度滅ぼされる。
エルシエルは慌てて身体を押さえるが、ひび割れは全身に広がっていく。
これより彼女は”辺獄”へと送られ、罰を受けるのだ。

「ゆ、許さない……覚えてなさいラグナレビアぁ!!」

破滅を間近にようやく正気を取り戻したのか、最後まで割れずに整ったままの顔に憎悪を浮かべ、
エルシエルはラグナレビアを睨みつける。

ラグナレビア > (少量でさえ危険な大悪魔の愛液の過剰摂取。全身が燃え上がる程の淫熱に侵され、そのまま貝合せによる姫粘膜への直接蜜塗りという悦楽で弄ばれる彼女には、最早肉の悦び以外何も感じられぬはず。漏らす言葉からは絡み合う相手への憎悪も消えて、愛し合うレズカップルめいた喜悦ばかりが響いていた。そんな仇敵同士とは思えぬレズセックスを射精めいて分かりやすく締めくくったのは女悪魔からの大量潮噴き。冬の日に浴びるシャワーめいて女天使からの温水を全身に浴びながら、2人分の愛液で蕩けきった陰唇に迸らせる魔水流。それが彼女の胎内、天使だろうと人と同じく存在する子宮へと浴びせられた。なだらかな下腹が一瞬膨らむ程に邪なる体液を注ぎ込まれた天使娘は、ラグナレビアの予想通り光輪を散らす事となった。それに続くのは美しく整えられた肉体の消失。)

「大丈夫ですわ、エルシエル♡ 貴女は中々に愉しめるおもちゃですもの♡ ここで完全に消滅させたりはしませんわ♡ 多少《あちら》でお仕置きされはするでしょうけど―――……ふふっ♡ そこでたっぷりマゾ調教されてくるのも一興でしてよ?♡ 精々楽しんでらっしゃいな♡」

(全身を彼女の潮に濡らした女悪魔は、紅潮した魔乳を事後の乱息に上下させつつ絡みつく長脚を解いて裸身を起こした。恋人繋ぎの腕をぐいっと引いて液濡れた石床に寝そべる女天使の身体を持ち上げ作るのは、先程行えなかった上体の密着。互いに熱した頬を擦り付け合い、珠汗と潮雫の伝う豊乳を押し付け合って、光輪を失った金髪の後頭を優しく撫でるその所作には慈愛さえ感じられようか。耳元で響く声音もその内容にこそ嘲弄が滲む物の、完全に消滅させたりはしないという言葉には不覚にも安堵してしまうのではなかろうか。そこには《いつかまたラグアレビアと抱き合う事が出来る》なんて悦びが浮かんだ可能性もあろう。)

「―――――ふふっ♡ ええ、それでこそ、ですわ♡ 出来るだけ早く戻っていらっしゃいな♡ 再会を楽しみにしていますわ、エルシエル♡ ん、ちゅっ♡」

(なればこそ、罅入る事なく残った美貌が至近に向ける憤怒に返すのも、切れ長の紅眼を柔らかく細めて作る温かで優しい微笑み。そんな表情に虚を付かれて固まるだろう彼女の唇を奪うバードキスもまた、相手を一方的に弄ぶばかりの女悪魔らしからぬ甘やかな感触と小気味良いまでのリップノイズを消え去る直前の女天使に残すだろう。そうして彼女の暖かく柔らかな身体が純白の長駆の腕中から消えてしばし後、女悪魔はゆっくりと立ち上がる。冷え冷えとした静謐を取り戻した礼拝堂の暗がりの中、ひゅっと白腕の一振りが睦事の全てを消失させた。淫靡な改造制服も元通り、蜜染みの一つも残さず纏った上級生は、十字架に磔となったままの下級生を念動によって下ろした後、女天使に変わって今宵の後始末を行っていく。女天使に騙され翻弄された犠牲者の記憶を、久方ぶりに敬愛するお姉様に呼び出されて一晩たっぷり愛されたという幸せなものに塗り替えるという形で。)

「―――次はこの手間賃も彼女に払ってもらわなくてはね♡ ふふふふふふ♡」

エルシエル > エルシエルの憎悪に対し、ラグナレビアが返したのは――抱擁。
完全にひび割れ感覚が失われる寸前まで、エルシエルの肌はラグナレビアの肉体に包まれる。
それは、恐怖と憎悪に満ちたエルシエルの心に少しばかりの、屈辱的な多幸感を味わわせた。

「い、いひぃっ!……んぅ!?」

その抱擁と、耳元での囁き声は大天使をゾクリと震わせた。
そして敵に向けるものとは思えぬ笑みと、不意打ちのような口付け。
唇の柔らかさにエルシエルは最期の絶頂を迎え、ぷしゃりと潮を吹いた。

「ん……ぅ……」

エルシエルの身体が末端から灰めいて砕け、散っていく。
ラグナレビアに触れる肌のぬくもり、乳房の柔らかさが粉微塵に消え去っていく。
そして最後まで重なっていた柔らかな唇が砕け散り、大天使の肉体はこの世から消え失せた。
床に散らされた蜜の水溜まり等の微かな痕跡も、ラグナレビアの手により綺麗に消滅する。
残されたのは静かな礼拝堂と、ラグナレビアの可愛がる少女のみ。


――ノーシス主教での彼女に対する信仰が消えぬ限り、エルシエルは再度蘇るだろう。
しかし主神は彼女に過酷極まりない罰を用意している。
だが、それでも尚、彼女は変わらず反省もせずに己に再度挑むであろうことは、
ラグナレビアにははっきりと確信できることだろう…。

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 礼拝堂(過激描写注意)」からラグナレビアさんが去りました。
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 礼拝堂(過激描写注意)」からエルシエルさんが去りました。