2023/12/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区の宿(過激描写注意)」にセリノさんが現れました。
■セリノ > 酒場兼宿屋『いなづま亭』。その名は、創業して1年の間に2回も建物が落雷に見舞われたことに由来する。
だがその物騒な名称と逸話が災いしてか、平民地区に構える宿の中では『中の下』くらいの評価。だいたいいつも空室がある。
店主は妙にこの名を気に入っており、変えるつもりはないようだが。
しかしこの店には隠れた魅力がある。それが『トイレ』の存在。
便所自体はどんな宿にも備わっているだろうが、この店のトイレは設置場所が一味違う。
店内ではなく、勝手口から裏路地に出てすぐの、母屋と別の個室に設えられているのだ。形式はごく普通の汲取式、男女共用。
これだと宿の利用者以外も勝手にトイレを使えてしまうが、店主はむしろそれを歓迎している。
扉には『ご利用はだれでもご自由に』と書かれた看板もついている。ほとんど私設の公衆便所だ。
王都の裏事情に詳しい者にとっては『危急の際の避難所』として知られており、酒場としての知名度向上にも役立っている様子。
そして、セリノはこの宿を王都滞在時の拠点としている。
冒険者と学生を半々くらいにこなす独り身のセリノは、貸家を借りるよりも懇意の安宿を定めるほうが生活形態として相応しいのだ。
しかし、キャリアをそこそこ積んでいたとしても、冒険者は安定した収入とは程遠い職種。
セリノも宿代を少しでも安く抑えるよう努力をしている。その1つが、宿の仕事の手伝いだ。
部屋の準備やウェイター、料理の手伝いをしたりもするが、今日は……。
「ふう……では今日もやりますかぁ、トイレ掃除。誰かがやらなくちゃいけない仕事ですから……」
トイレ掃除である。先述のとおりの提供形態のため、1日おいただけでも尋常でなく汚れる。
しかしこのトイレは『いなづま亭』のもう1つの看板とも言うべき代物。お客様のために常に綺麗に保っておく必要がある。
セリノは宿代を少しまけてもらう代わりに、泊まる際には必ずトイレ掃除を請け負うようにしている。
いまは昼過ぎ。日が落ちて客のかきいれ時になる前に済まさねばならない。
「………うえぇ。やっぱり休日の夜をまたぐと色々ヤバいですね……」
重厚な木の扉を開けると、目に飛び込んでくるのは数多の汚物。跳ねた排泄物の飛沫、吐瀉物、そして乾いた白濁液なんかも……。
しかしセリノにとっては見慣れた光景。そして五感が鈍いセリノには、すえた匂いも『さほど』気にならない。
結局だれかがやらないといけない仕事。であれば、適正のある自分が手掛けるのが宿のためにもなるであろう。
セリノは手早く荒縄を己の両脇から背に回して結び、たすき掛けで衣服の袖を上げる。
ローブの裾も膝上まで持ち上げて結び目を作り、汚れた床につかないようにすると。
冬の外気をひとつ深呼吸した後、汚濁の空間へと踏み入っていく。その手には愛用のワンドとタワシ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区の宿(過激描写注意)」にアキアスさんが現れました。
■セリノ > 便器の回りを中心として、数多の汚物が飛散し、乾いてこびりついている。木製の壁にもわずかに。
その様は文章ではとても形容しがたい。自らその惨状を眺めたいと思う者も稀だろう。
だがトイレ掃除に従事する者はそうも言っていられない。忌々しげに、丸眼鏡ごしにその汚れを睨みつけると。
セリノは右手に握ったワンドを掲げ、小さく呪文を呟く。そして先端を床に向けると……。
「………………………………」
ぴぴぴぴぴぴぴ、と小気味よい音を立てながら、杖の先から澄んだ水がほとばしり始める。
針ほどに細く絞った水流はその分高圧で、断続的。直接人体に当たれば怪我はしないもののかなりの痛みを伴うだろう。
当然それは、乾いた汚物を洗い流すには効果てきめん。
杖を向けた端から、汚物は床からぺりぺりと剥がされ、水流に流されて床の排水溝へと導かれていく。
その間、セリノは間違っても飛沫が口に入らないようにぎゅっと唇を結んで、魔術の行使に集中する。
(『トイレを綺麗にする魔法~』…なんてのがあればこんなコトしなくて済むんでしょうけど。
そんな都合のいいものはありませんし。こうしてコツコツやるしかないんですよね……)
なんて心中では毒づいているものの、本心はこれが結構楽しい。
汚いものが綺麗になっていくというのは心地よいものだ。
■アキアス > 昨夜の夜。
昨日は割のいい依頼を請けられたうえ、依頼主に妙に気に入られ報酬に色まで付けてもらい。
仲間と一緒に夜半までたらふく酒を飲み歩き、気付けば路地裏で目を覚ました。
取られる財布の中身もないほど懐具合はすっからかんで、身包みを剥がされなかったのも運が良いのと持ち前の体躯のおかげといったところだろう。
「あ゛ー……ったま痛ェ。……いやまだマシか」
貧民地区で飲むような混ざりものの多い安酒ではなかったからか、そこまで尾は引いていないものの、呼気には酒精の匂いが混ざる。
そんな様子で路地裏を歩き始め、ぶるりと身震いをし。
尿意を覚えては、都合がよすぎるほどに目の前に『ご利用はだれでもご自由に』の看板。
自分で使ったことも数度あるそこ、そういえばこの近くで飲んだのだったかと思い出しながら、勢いよくドアを開けて。
「あ゛? ンだ、使って――……んじゃねぇのか。なら、避けとけ」
トイレの中では先客が一人。
その相手が用を足しているのでなく、掃除をしているとは気づいても、
いつぞやに冒険者として仕事で同行したこともある相手とはすぐには気付かない。
魔法を放つ相手の肩を後ろからやや乱暴にぐい、と押しのけては、ズボンの前を寛げて遠慮も躊躇もなく逸物を取り出した。
起き抜けの生理現象のせいか、硬く勃っているそれを掃除の途中の便器に向けて、用を足していく。
野太いそれを下向きに抑えながら、暫くじょろじょろと水音を立てて。
漸くそれが終われば、ぴっと最後の雫を払い、ちらりと先客を思い出してか、そちらを見遣る。
どこかで見た覚えがあると、起き抜け、酔いの抜けない頭を捻り。
まだ、逸物は晒したままで。
■セリノ > トイレの扉に背を向け、半屈みでトイレに水流をぶつけて掃除に集中していたセリノ。
彼女は五感を鈍らせる呪いを受けており、鼻も効かないためトイレ掃除には適任であると自負していたが。
それゆえに、トイレに近づいてきて戸を開ける偉丈夫の気配にも、それどころか掛けられる声にすら気づかずに。
「………ひゃああっ!? だ、誰ですかっ!?
あっ、あなたはー……えっと、アキアスさんでしたっけ?」
ぐいっと強引に押しのけられるまで全く彼の存在に気づかぬままであった。当然されるがままに横の壁へと押しやられて。
清掃中のトイレに突然入ってきた男の影を目の当たりにしてびくっと肩をすくめるが、顔を見上げてみれば知っている顔。
といっても数回冒険に同行した経験がある程度の間柄。名前は知ってるし、会話を交わしたこともある。
奥手のセリノからはあまり積極的に親交を深めたい相手ではなかったが、まあそれは異性の相手すべてに言えることで……。
……と、相手の顔を一瞥して記憶を掘り起こしたあと、彼の手が伸びる先に視線を移せば。
そこでは早々と『用をたす』準備が進んでいて。巨躯に相応しい逸物が否応なく目に入る。
「………は、はわわわわわっ……ちょ、ちょっとぉ! そ、掃除中なんですけど、まだぁ……!」
セリノはたじろぎ、未だ掃除の済んでいない壁にどさりと背を預けてしまう。
悲鳴をあげそうになるが、すぐに声量を抑える。こんな珍妙な状況を第三者に見られたら、どう説明したものか。
目配せして退路を探そうとするものの、アキアスの巨躯のせいで扉に向かうのも難しい。
結局、汚れた床にへたり込みそうになるのをなんとか堪えながら、壁際で男の排尿を見守るほかなかった。
「………………あ、あう、あう………」
大男の勃起しきったペニスがぐいと下を向けられ、その先端からおびただしい黄水を迸らせる様子。
そのすさまじい勢いと音、におい、勢いが萎えて滴りに変わっていく移ろいまで、ことごとく見届けてしまう。
ひとときも視線を離すことなく。アキアスが用を終えてこちらを伺っても、眼鏡の向こうの瞳は彼の股間に釘付けで。
■アキアス > 名を呼ぶ声が聞こえても、とりあえずは排泄行為を優先した。
それが終わってから彼女の方を向いて、用を足し終えても反りを見せる勃起した肉棒を晒すまま、彼女の容貌を見て、名を思い出す。
確か――……
「セリノ、だっけか。なんだ、なんで掃除なんぞしてんだ……?」
彼女とは冒険者としての面識しかないから、それで生計を立てている物と思っていて。
宿の手伝いをしている、とは、酒の残る頭では思い当らなかったらしい。
瞳を細めて彼女の恰好を見遣り――視線が自分の下肢に向かっていることに気付く。
自らの下肢で反り返る雄の象徴。そこに自分も一度視線を向け、彼女に向け直す。
まじまじと見遣る相手に、にへらと緩んだ笑みを浮かべれば、隠すどころか晒したままで距離を詰めていって。
「なんだ、気になるか? 触ってもいいし、もっとイイ事に使ってもいいぞ」
朝勃ち状態から、不埒なことを考えてますます脈を浮かせるように張り詰める逸物。
狭いトイレの中で、彼女を壁際に追いやり、逃げ道を塞ぐように顔の横に手を突く。
彼女が逃げないなら、そのままペニスを彼女の下腹あたりに摺り寄せてしまおうとしまいながら。
■セリノ > 「は、はい。セリノです。えっと……これは……この宿に泊めてもらう見返りのお手伝いで……。
いつも都合よく冒険の仕事があるわけじゃないですし……。
……っていうかアキアスさんもなんで掃除中のトイレで…お…おしっこなんかしてるんですかっ! 人の目の前で……」
トイレに入ってきた大男は埃臭く、酒臭い。どこぞの路地裏で寝て、この昼下がりにようやく目覚めたことを察せる。
まあそんな昼夜逆転生活は冒険者にはよくあることだ。彼が寝ぼけたまま朝ションに来たこともわかる。
とはいえ、他人を個室に入れたままそれをやってのけるというのはセリノの常識の範疇外なのだが。
つい、頬を膨らませて大男を糾弾してしまう。
……もっとも、『清掃中』の看板もつけず、扉も半開きで清掃していたセリノにも落ち度はあるわけだが。
「あのっ、せ、清掃中なのでできれば早く出て行って貰えるとー……きゃっ!?
ちょ、ちょっとぉ、アキアスさん、酒臭っ……」
小動物めいてキョドキョドするセリノ、頭2つ分も体格に優れる男に詰め寄られれば、いよいよ逃げ出すことは叶わず。
個室の奥へと追いやられ、壁ドンへと持ち込まれる。便所小屋の造りは丈夫で、2人分の体重がかかっても揺らがないだろう。
にやけ顔で詰め寄られれば、鈍った鼻にも酒精が吹きかかり、大人の威圧感に身体がすくんでしまう。
……しかし、さらに身体を寄せられ、ペニスを当てられそうになると、精一杯の力で男の胸板に手をあて、押し返そうとする。
「だ、だめ、ですっ、こんな昼間からそんなことっ……。せめて、せめてそれ、綺麗にしてからっ……」
男の顔と股間を交互に見つつ、半泣きの震え声でそう懇願する。排尿直後のソレで自分の衣服が汚れてしまうことを恐れたのだ。
しかしこの言い方は『綺麗にした後なら何してもいいよ』とも取られかねない。その事に発言のあとから気付き、青ざめる。
■アキアス > 彼女がこちらに向けて非難を向けてくるのには『あー』と、生返事を返す。
依頼を共にしたときにも覚えがあるだろう。半ば聞き流しているような態度。
普段の酔っていないときなら彼女の言う通りだけれど、まだ酒精に鈍る思考は正常な判断を行えないようで。
「しょうがねぇだろ、そこらでまき散らすわけにもいかねぇし。
酒臭ェのも、まぁ、昨日はだいぶん飲んだしなぁ」
自分の都合での物言いを零しながら、相手を見下ろしながら、
距離を詰め、悪戯に逸物を押し当ててやろうとすれば伸び来る彼女の手。
分厚い胸板に掌が当たり、動きを留めるなら、互いの合間で肉棒が揺れる。
にやにや笑いでからかうようにしているところ、彼女がうっかりと漏らした一言。
常日頃、強かに相手の失言を拾い上げ言質として語るのは、ある意味冒険者の得意とする技能の一つで。
「そぅな? セリノの言う通りだ。奇麗にしてから、だなぁ?」
案の定、青ざめる彼女の言葉尻を掬い上げては、思わせ振りに言葉を返す。
晒していた逸物をしまい込み、声を震わせる彼女の腰元に手を伸ばして。
彼女の身体を引き寄せては、耳元に『風呂付の良い宿がある』と囁きかけた。
そうして、トイレの掃除も半端なまま、彼女をそこから連れ出してゆき――……。
ご案内:「王都マグメール 平民地区の宿(過激描写注意)」からアキアスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区の宿(過激描写注意)」からセリノさんが去りました。