2023/10/09 のログ
ご案内:「マグメール王城・最奥の地下牢(過激描写注意)」に天ツ鬼さんが現れました。
天ツ鬼 >  
王国の精鋭騎士団がハテグの主戦場にて捕縛魔法陣にて捕らえた
北方の帝国方面の出自と思われる悪鬼を地下牢にて拘束

通常の拘束具は用を為さず、主に魔具を用いいた術式封印による拘束を施す

ちと暴れすぎたか、と
鬼も(少しだけ)反省はする…

隻腕を壁に繋がれ、裸体に首輪と足枷、口枷を嵌められた姿で
女鬼は最奥の地下牢にて捕らえられていた

…ちなみに捕まるのは初めてではない、迷惑な存在であるからして
ただ、尋問しようが拷問しようが情報など何も出てこず、殺すことも出来ない
時間の無駄だということで大体はそのまま逃げ出すか、放り出されるか

しかし今回は妙に厳重に捕らえられている
──何かしら思惑があるのか、はたまた一風変わった趣味嗜好の王族の戯れか

「───ッ!!」

思い切り身を捩る
派手に鎖が鳴るが、只それだけ
特別な術で封印が施されているためか、単純な力は霧散し拘束を断ち切ることが出来ない
実に面倒な状態である

天ツ鬼 >  
「──ッ! ───ッッ!!」

ガシャンッ、ガキン──

鬼の激昂は、ただ派手に拘束具を鳴らすに留まる
他の虜囚には気の毒と言えなくもないが、酒の一杯も差し入れしない牢屋番が悪い
鬼の虫の居所は悪くなるばかりだったが、やがて疲れも訪れる
玉のような汗が赤褐色の肌を伝い、石畳にぱたぱと落ちる頃
漸く疲れ果てた鬼は、鎖を鳴らすのをやめた

ご案内:「マグメール王城・最奥の地下牢(過激描写注意)」から天ツ鬼さんが去りました。