2023/08/08 のログ
ご案内:「平民地区・施療院」にミケリアさんが現れました。
ミケリア > 平民区の片隅にある施療院。
それは旅人や病人に無料で食事や医療を提供してくれる福祉施設だが、運営しているのはたった1人のエルフの女性だった。
彼女の操る治癒魔術の腕は確かだが、いかんせん1人では多くの患者を捌き切れない。
それ故、院の宣伝はされておらず、そこは知る人ぞ知る穴場の診療所のような状態であった。

「暇ですねぇ~」

ふわぁ、と窓際に頬杖を付いてあくびを漏らす。
今日は朝から来訪者は1人も来ていない。
掃除も洗濯も終えてしまったミケリアは、1人暇を持て余していた。

ミケリア > 「天気も良くてうとうとしちゃいます……」

ぽかぽかと暖かい陽気についつい眠気を誘われる。
エルフと名乗っていはいるものの、その正体は樹木の精霊。
こんなお日様が気持ちが良い日はのんびり日光浴をしたくなるのが種族の性だ。

こんなことならお散歩に行けば良かったなぁ、なんて思いつつも、今から戸締りをして回るのもちょっと面倒くさい。
なので今日は一日院を開いて旅人や病人を応対するつもりでいたけれど……。
このまま誰も来ないようでは、本当に寝落ちしてしまいそうだ。

ミケリア > やがて窓枠に突っ伏すように。
暖かい陽気の中、樹木の精霊はすやすやと午睡に興じるのであった。

ご案内:「平民地区・施療院」からミケリアさんが去りました。