設定自由部屋です。サイトの世界観に合う範囲で、自由に場所などを設定してお遊びいただけます。
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参加者(0):ROM(1)
Time:17:14:51 更新


ご案内:「墓地」からメアリさんが去りました。 (05/16-03:13:32)
メアリ > こんな時間に女が一人佇んでいれば、墓荒らしか、それこそ化けて出た幽霊かと勘違いでもされるかもしれない。

「――……私はどうするのが正解なんだろうね。
貴方ならすぐ、正しい答えを見つけられたのでしょうけど。
頭の悪い私にはさっぱりで。」

何かを思うようにしばし黙り込んだ女は、また墓の中に眠る相手に向けて一方的に話しかけるも当然
いくら待とうが返答など返ってくる訳もなく、女もそれを理解して最後にはどこか自嘲気味に小さく笑った。

――風が近くの木の葉を撫でる音に耳を傾けながら女は黙り込み、時間と切り離されたようなその場所で
ぼんやりと墓石を見つめていたが、しばらくすると音もなくゆっくりと立ち上がり、尻に付いた砂ぼこりを叩いてから
最後に名残惜しそうな視線をそこへ向けた。

「また来るね。おやすみ、アル……。」

微笑みを向けてそう呟けば踵を返し、女はその場を後にする。
人の気配が消えた深夜の墓地は再び静寂に包まれることとなり――…。
(05/16-03:13:18)
メアリ > こんな夜遅くともなれば頼りになるのは夜空に浮かぶ月の光くらい。
そんな薄い光に照らされた人気のない墓地の中で、何処からともなく地面を踏む微かな足音が聞こえると
時が止ったかのようなその墓地で影がひとつ揺らぐ。

足音の主はあるひとつの墓の前でぴたりと足を止めると、墓に刻まれた名前を静かに見つめ
出来たばかりであろう生傷だらけの美麗な顔を僅かに和らげては小さく息を零すと共に唇を開く―――

「……ごめんね、久しぶりに会いに来たのに、今日はお花持ってきてないの。」

墓の下に眠る誰かに親し気に話しかける女は、ぽつ、ぽつ、と言葉を零しながらゆっくりしゃがみ込み
膝を緩く抱えながら、墓石に刻まれた名前に指先を伸ばして、そこに溜まる土埃を払った。

「次に来るときはちゃんと、好きだったお花持ってくるからね、今日は許して。」

そのまま滑るようにして地面にべったりと腰を落とせば、墓地に一瞬風がびゅう、と走り
女の髪や頬を撫でるようにして抜けてゆく。
(05/16-02:38:21)
ご案内:「墓地」にメアリさんが現れました。 (05/16-02:18:50)
ご案内:「九頭竜の水浴び場 マッサージ室」からエレイさんが去りました。 (05/04-03:00:35)
エレイ > ともかく、男は客を迎え入れ。カーテンは再び閉ざされて── (05/04-03:00:33)
エレイ > ──温泉旅籠内の、主に宿泊客向けに用意されたサービスの一つが、このマッサージ室である。

その施術室はいくつかの個室に分かれており、客は専用のカウンターで受付を済ませた後、各個室で待機しているスタッフと
一対一でマッサージを受けることになる。

なお、客にどのような施術を行うかは、スタッフの判断にすべて委ねる、というあたりはこの旅籠らしいといった所。
ついでに、各個室内には客に安心感を与え、施術への抵抗感を知らず知らずのうちに薄れさせてゆく効果を持った、
ほのかな香りのアロマが炊かれていたりもする。効果がどれほど出るかはその客次第なのだが。

「──はーいお疲れチャン。また来てくれたまへ」

そんな中の一室から、満足げに出ていく宿泊客を笑顔で見送る、スタッフ用の作務衣姿の金髪の男が一人。
今日も今日とて知り合いからの依頼で、臨時のマッサージ師として仕事に精を出しているのだった。

「ふぃー……こういう普通のマッサージも悪くはないのだが、そろそろ一発エロマッサージでもしたいところであるなぁ」

個室内に戻り、施術用のベッド脇の椅子に腰掛けながらそんな詮無い独り言を漏らす。
今日は現状、立て続けに男の『標的』にならない客の来訪が続いたため、男はごく普通のマッサージ師として
仕事をこなすばかりであった。
男としてはそれもそれでやりがいを感じなくはないのだが、やはり役得の一つぐらいは欲しいところであった。

「まああそれも時の運というヤツなのだが……──おっとと一息つく暇もなさそうだったな」

ボヤキを続けようとしたところで、閉じたばかりのカーテンが開く。
各個室は廊下に面しているため、稀に受付を経ていない誰かも紛れ込むこともあるようだが、それはさておいて。
現れたのは男の『標的』になりうる客か、それとも……。
(05/03-22:50:01)
ご案内:「九頭竜の水浴び場 マッサージ室」にエレイさんが現れました。 (05/03-22:49:41)
ご案内:「無名遺跡」からE・T・D・Mさんが去りました。 (04/28-19:05:49)
E・T・D・M > 本来であれば精子とは0.06mmにも満たないというのに
その全長の規模たるや悍ましくも、軽く見込んでも1m近くにも達する
尾の如き鞭毛を揺すり立てて適温に保温された水中を泳ぎ回るそれらは
顎も目も目鼻も無い蛇かおたまじゃくしのようにも見えるだろう
精蟲がこの大きさとなると、その機能性も本来のものとは大分異なる
周囲の水辺を少し見渡してみると良い、トラップに掛かるのは何も人間ばかりではない
迷宮において息衝いている怪物達すらも落下してこの場に囚われになっていた
その中の犬のような魔物は、牝性生物であったという事が災いしている
腹部はこんもりと膨らみを帯びて尚も入り切らなかった精蟲の尾部が尻尾のように膣穴から食み出して延びていた
その胎内では排出させられた卵子を受精、させるのではなく、精蟲自体が卵細胞を喰って格納してしまっている状態だ

その異常な性交紛いの捕食行為により生じた受精卵ならぬ攻卵精より、一体何が生誕するかも全く定かでは無い
そしてその在り得ざる変異を齎した迷宮の一角の主は
内壁より触手を覗かせ水晶眼の定点撮影記録を黙々と積み上げ続けている
また、新たに此処に落ちて来るものの不幸な末路を見届ける、その為に
(04/28-17:15:23)
E・T・D・M > ダンジョンが在る
ダンジョンが居る

そこは巨大なつぼ型の空間となっていた
幅は凡そにおいて底半径6m程度の円形型、高さは10m近くある上に内側面が深い曲面を描いている所為で、登攀に全く適していない
そして内部には丁寧にも、平均的な人間の腰の高さ程度に及び、肉体的な行動を阻害する水が張られている
即ち脱出が極めて困難な環境が設えられていた、食虫植物のウツボカヅラを彷彿させるかのようなトラップ
この真上は迷宮内の変哲も無い通路となっており、餌として大粒の宝石まで仕掛けられている
歩行して抜ける程度ならば問題ないが、その場に長く立ち止まって宝石を回収しようと留まる場合
即座に床面に穴が開いて犠牲者を呑み込んでしまう、という仕組みだ
これが人為的な手を加えられて築かれたものであるのは明らかであり
内空間には暗がりを照らすランタンの明かりが天井近くに吊るされている

水が張られていると前述したが、正確には少しばかりそれは違う
照らし付ける薄明りによって浮き上がる水面の色は牛乳のような乳白色を湛えている
但しながら匂い立つ臭気は乳臭さのそれとは全く異なり、吐き気を催すような生臭い獣臭だ
水面は常に波打つように揺れている、時折にぱしゃ、と、水を叩く水音が閉鎖された空間内に響き渡った
何がそこに巣食っているのか…それは、夥しい量の精蟲の群生である
それも自然界ならば、到底に在り得ない程に巨大さを誇る
(04/28-17:13:24)
ご案内:「無名遺跡」にE・T・D・Mさんが現れました。 (04/28-17:13:17)
ご案内:「平民地区 冒険者ギルド・訓練場」からエレイさんが去りました。 (04/21-02:55:22)
エレイ > まだ日の高い時間帯。
冒険者ギルド裏手の訓練場へと、男は足を進めていた。
護身術の指導をしてほしい、という依頼を受けてのことで、手の空いていた男が引き受ける流れになったわけなのだが──

「さて、どんなヤツが出てくるかねぇ……」

どこか楽しげなつぶやきが口から漏れる。
男はまだ、その依頼者の顔も名前も、男か女かも知らない状態であった。
伝えられなかったわけではなく、『知らないほうが面白い』と男が敢えて聞かなかったのだ。
どのみち人となりは直接会わねばわからないのだから、自分の目で
見定めたほうが早い──それが男の理屈である。
依頼の内容にもよるが、この男は時にそういう雑なノリで依頼を受けることがしばしばあった。

「まあああっちの態度次第では即刻お帰り願うが……そんな案件でないことを祈るばかりだな。
──およ、時すでに先に来ていたようだったな。感心感心」

そうして訓練場に足を踏み入れれば、先客の後ろ姿が見えた。おそらくあれが今回の依頼者だろう。
ちゃんと先に来て待っている姿勢にまず感心しながら、ざしざしとそちらに近寄っていって。
(04/20-22:59:39)
ご案内:「平民地区 冒険者ギルド・訓練場」にエレイさんが現れました。 (04/20-22:59:19)