設定自由部屋です。サイトの世界観に合う範囲で、自由に場所などを設定してお遊びいただけます。
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王国外、つまり外国なども舞台にして構いませんが、あくまでこのサイトのメインの舞台は王国内になります。
あくまで外国等の舞台は副ということでお願いします。
参加者(0):ROM(1)
Time:07:04:13 更新
ご案内:「九頭竜の水浴び場 マッサージ室」からエレイさんが去りました。
■エレイ > やがてカーテンが開き、客が姿を現せば男は笑顔で迎え入れ──
■エレイ > ──温泉旅籠内の、主に宿泊客向けに用意されたサービスの一つが、このマッサージ室である。
その施術室はいくつかの個室に分かれており、客は専用のカウンターで受付を済ませた後、各個室で待機しているスタッフと
一対一でマッサージを受けることになる。
なお、客にどのような施術を行うかは、スタッフの判断にすべて委ねる、というあたりはこの旅籠らしいといった所。
ついでに、各個室内には客に安心感を与え、施術への抵抗感を知らず知らずのうちに薄れさせてゆく効果を持った、
ほのかな香りのアロマが炊かれていたりもする。効果がどれほど出るかはその客次第なのだが。
「──さーて、今日もブブイーンと張り切ってやりますか、ねぇッ……と」
その中の一室に腕をグリングリンと回しながらやってきたのは作務衣姿の金髪の男。
知り合いからの依頼という形で臨時のマッサージ師としてやってきている冒険者、という立場は今も変わらないのだが、
もうすっかりここの一員として馴染んでしまっていた。
そんな自分に時折疑問を持たないでもないが、男自身としてもなんやかんやこの仕事は
気に入っているのでまあいいか、とあまり深く考えないことにしたのだった。
「今日はどんなお客が来るかねぇ……」
ともかく、男は施術台の傍のスツールに腰掛け、腕組みしながら客待ちを始める。
出入り口のカーテンが開かれ客が現れるか、あるいは魔導機械の通信機を通して客室への
出張依頼が来るか。
いずれかの訪れが、今日の男の仕事の開始の合図となるのだろう。
もしかしたら、受付を経ずに紛れ込んで来てしまうような珍客が現れる、なんてこともあるかもしれないが。
ご案内:「九頭竜の水浴び場 マッサージ室」にエレイさんが現れました。
ご案内:「毒沼」から毒龍ヒュドラテンタクルさんが去りました。
■毒龍ヒュドラテンタクル > 陽光が届かぬ毒々しい沼地。
空気は湿り気を帯び、紫がかった霧が漂い、足元には粘液にまみれた泥が広がる。
そこかしこで「うぞうぞうぞ…」と不気味な音を立て、濃い紫色の触手の肉塊群が蠢いている。触手の表面はぬめり、発光する無数の目玉が獲物をじっと見据え、毒液が滴る先端はまるで生き物のように小刻みに震える。巨大な口が時折開き、鋭い歯と長い舌がちらりと覗く中、毒のオーラが辺りを覆い、近づくだけで息苦しさと異常な感覚が襲う。
この肉塊群は「毒龍」と呼ばれる単一の巨大な怪物である。複数の触手を操り、紫を基調とした粘液質の体は、まるで沼地そのものと一体化しているかのよう。触手の目玉は知性を感じさせ、獲物の動きを追跡し、毒液は強力な神経毒を含む。体から放たれる紫色のオーラは、近づく者に毒や麻痺を誘発し、精神さえも侵す。
この怪物は単なる獣ではなく、獲物を捕らえて弄ぶかのような狡猾さを持つ。
ここに踏み入る雌を待っているかのようだった。
ご案内:「毒沼」に毒龍ヒュドラテンタクルさんが現れました。
ご案内:「王国軍第4師団司令部」かられあさんが去りました。
ご案内:「王国軍第4師団司令部」からアーデルヘルムさんが去りました。
■れあ > 「ひ」
イケメンの顔が、ガチ恋距離に迫る。
それは吐息どころか、それ以外の諸々まで感じ取れるし取られちゃうような、至近距離。
戦いで言うなら死の間合いでしょう。
あまりの衝撃に、脳内クラスの全員が逆に無言になるレベル。
一人が言った「え?今…なんか…告られて…」
もう一人が言う「コクっていうか、性的に扱ってやるみたいなのじゃね?」
更にもう一人(一番拗らせてる奴)が言う「アーデルヘルム様に性欲とかありませんから!」
身体中の雌スイッチがオールオンされて、ドクン!と心臓が跳ねて、くのいち任務の為に訓練されてきた身体が盛大に勘違いして、フェロモンを放出し始めた。
脳内クラス委員長が「ちがうから!」「おちつけ!」
って言ってるけど、膣内がびっくびく言うレベルでもうゾクゾクしてる。
でもその間口はオートで「お任せを」とか言ってる。
勤勉な東邦人の鑑。
お股が盛大に濡れて香り出すその寸前で、アーデルヘルム様が「期待しているぞ」と言いながら、身を遠ざけ、デスクに戻る。
胸を抑えて深呼吸して、小袖の前垂をパタパタして下腹の熱を逃がしまくり、カメオを報酬を受け取る。
足が震えて金額とかみてられないけど、かなりの色がついてるらしい。
ややガクガクの膝で立ち上がった。
「はーい。確かに…」
受け取ったカメオと仕事は、神聖なイケメンとの絆。
魔軍を掌で転がして、更なる信頼を勝ち取るのだ!
そう決まったからには、今すぐにでも身支度(次ここに来るとき用の着替えを新調しないといけない!)を整えて、件の城塞都市へと向かうべきなのだ。
昼夜問わずで疾駆すれば1日か。
「それでは行ってまいります」
イケメンの言葉だけで下半身を絶賛発情させつつ、顔は一応クールに決めて、即任務へと旅立つ東邦から来た女冒険者なのでした。
■アーデルヘルム > 彼女から飛び出してきた、ある意味びっくりするような提案。
つい口走ってしまった言葉なのだろうけれど、それにはクスッと笑いをこぼしたうえで、
不意を突いて鼻先が触れ合うほどに顔を近づける。
お互いの吐息が感じられるほどの距離で、囁くように告げた言葉は
「……それには及ばない。お前は軍の慰安に使う様な安い女じゃない。
そういう風に使ってほしいなら、俺だけで使ってやる。」
外で誰かが耳を立てていても、聞こえない程に押さえられた声。
これは、彼女のためだけに口にした言葉であることは察せられるだろう。
その後で、仕事モードに苦労しながらも戻ってきた彼女。
少し考える様子をしばし穏やかに見つめていたが、了解の返答を口にする彼女に頷いて。
「それじゃぁ、頼む。今回も期待しているぞ。」
仕事を任せることを口にして。
その後でソファから立ち上がれば一度デスクに戻り、書類を一枚取り出して。
なにやらさらさらと書きつければ、それと、先程のカメオを手に彼女のもとへと。
まずは、紙を差し出して
「この紙は、信書の仕事の報酬受け取りだ。
1階にあるカウンターに出せば、金を受け取れる。
大分早かったので、ちょっと色を付けておいた。」
確認をすれば、当初提示した金額の3倍付けられていた。
そして、カメオを今一度、彼女に押し付ければ
「これからは、俺が雇う。だから、このカメオもお前のものだ。
うまく使って、うまく立ち回れ。
余程ダメなことをやらかさない限り、俺が責任をもってやる。」
そう告げた。
この後は、今少し他愛もない歓談をしてから任務に向かうのか、
それともすぐに任務に向かうのか、
……もちろん、先程の言葉をもとに、『使って』欲しいなら、この後暫し待たせた後で、連れ立ってどこかへ消えていくのかもしれない。
この辺りは、二人だけのお話。
■れあ > アタマに手を置かれるのは、子供扱いされている証拠な気もする!
それとイイ女がはたして並列できるのか!
再び始まる脳内会議。
10人が「ほら!言ってるじゃん!普通にしてるだけでイイ女だって!!!」
1人が「えー。メンタルケアでしょ。アーデルヘルム様やさしいしぃ」
と、そんなカオスが繰り広げられる中。
「あ、軍のお仕事って、アーデルヘルム様の軍の、慰安とかでもぜんぜんいいですよぉ」
みたいな需要の無さそうな事を真っ赤な顔して口走っていたら、師団長様の口から出てきたのは城塞都市アスピダでした。
イイ女攻撃が相当すごかったので、お仕事モードに切り替えるのが結構大変。
お話は…こうだ。
なんか戦線は膠着。金属の巨人なるものを崩せない。
それはそれとして、敵軍の配置などの詳細情報が欲しい。
そこから突破口を見出すのだと。
「えーと…」
脳内学級崩壊が終わり、世界地図を思い描く。
どこだっけ?アスピダ。九頭龍山脈の中に…?
考慮すべきは行軍(私単身だけど)時間。行って帰ってくるだけなら、今回の任務とさほど変わらない5日もあれば十分。
15日以内というのは、それだけしっかり動向を探って欲しいゆえの期限だろう。
それだけ長く潜伏し、敵軍の流動を見極める。
あわよくばその金属の巨人っていうのも少し手を出してみましょうか。
「わかりました。お任せを」
首をかしげて聞いてくれた彼に、鏡映しに首をかしげつつ、ほぼ即答で「OK」のお返事を返した。
■アーデルヘルム > 向けた言葉に返ってきた反応は、やっぱり少し面白いもの。
だが、イイ女とおもしれー女は並列できる。
だから、イイ女であり、おもしれー女なのだが、そこはそれ。
そして、なにやら彼女の中で色々とあったらしい、起きたらしい。
若干の挙動不審な様子が見えるが、それはそれとして。
ただ、この前のギルドでも、今目の前でも思った事だから、言っておくことにした。
手を伸ばして、避けられることが無ければ、ぽん、と彼女の頭に手を置いて、軽く撫でながら
「この前もそんな感じだったが……れあ。もう一度いうぞ?
お前は、イイ女なんだから、無理に作ろうとするな。
普通にしているだけで充分にイイ女だ。」
そう告げてから手を離し、元の位置に座り直してから言葉を紡ぐ。
「では、次の仕事をお願いしようか。
軍の仕事、偵察任務だ。
今回のターゲットは、城塞都市アスピダ。
正直、あの戦線は完全に膠着している。
噂には聞いているかもしれないが、金属の巨人がどうあっても突破できない。
だからこそ、幾ら木っ端を潰そうが、効果的な打撃にならない。
とはいえ、そこを考えるのは王宮の魔術師の仕事だ。
となれば、騎士団の仕事は、アスピダ戦線と安定させて、なるべく被害を出さないこととなる。
なので、れあにお願いしたい。
現在のアスピダの敵軍の配置状況を偵察してきてほしい。
今回は、攻略が目的ではない。相手に合わせて配置するために相手の配置の強い所と弱い所を知りたいんだ。
もちろん、見つかれば配置も変わる。出来るだけ見つからずに、情報を集めてきてくれ。
期限は無理には切らないが、だいたい15日以内くらいに終わっていれば十分だ。」
どうだ?と首をかしげて意向を確認する。
■れあ > 母国なら城主をこえた家老・大名クラスの人であろうアーデルヘルム様がめっちゃめちゃ気を使いながら、私との会話に臨んでくれている。
その上で気品漂う、トイレしないんじゃないかと思えるようなイケメン。
そんな彼が不意に私を褒めた。
私の容姿を、と受け取れる文脈。
──イイ女だ──
その言葉でソファーから腰を3ミリ浮かせて目を丸くした後、彼の言葉が耳に入らなくなってしまう。
言った!今私の事をイイ女だと言った!
「おもしれー女」程度に思われているかと思ってたら!確かに言った!
私の脳内で10人くらいの私がわぁわぁと騒ぎ出す。
一人だけ冷静に「おちつけ!」と皆をなだめようとしてるけど、脳内クラスは学級崩壊状態。
トドメに笑顔を向けられて、もはやNOなんて言えなくなった。
「あ。え。ぜんぜんっ。ぜんぜん軍のお仕事でだいじょうぶですぅ」
イイ女と言われたからには、頑張って意識してイイ女度(?)をあげようと考えて、口調がブレる。
挙動不審者レベルでそわそわしてるし、顔は確実に赤くなってる自覚もある。
イケメンと応接で二人っきりって状況はかなりヤバイ。
夜の接客業(絶賛閑古鳥中)の訓練のつもりで耐える。ああ、バタフライマスクつけたい。
あと猫と甘味がほしい。
アーデルヘルム様の前、ソファーの上でもぢもぢしつつ。
この流れは「では次に任せたい軍の仕事だが…」っていう感じになるのかな?と思う。
仕事の話になれば浮ついた時分も少しは落ち着く事でしょう。
■アーデルヘルム > 語ってくれるかを待っていたが、結局は語ってくれた彼女。
この国ものではない事、
小さい頃から色々と仕込まれたらしいこと。
そして、『コロシ』は好んでいないこと。
それらを彼女なりの言葉で説明をしてくれれば、なるほど、と得心して頷いて。
「多分、どうしても殺しが入ってくるのは、軍の仕事である以上仕方ないことなんだが、それをしてれあが苦しくなってしまうことはないか?」
どうしても、軍の仕事は生死が絡む。
大抵は、殺すか殺されるか。
それをどのように効率的にこなしていくかが究極的に言えば、仕事だ。
でも、それで気分が落ちこんでしまうのなら、それで彼女自身が苦しくなってしまわないか?と向けた問い。
「……正直、れあはイイ女だ。
そういう意味で考えるなら、別に軍の仕事にこだわらなくともやっていけそうにも思える。
もちろん、その腕利きに力を貸してほしいと思うし、なんなら部下として欲しいとも思うが、同時にれあが楽しく仕事ができるかどうかの方が、俺には重要に思う。」
そのまま暫し、れあの顔を見つめた上で、ふっ、と笑顔を向けてから
「本当に軍の仕事でいいのか?
なんなら軍と関係のない仕事も多少なら紹介してやれる。
れあの言う、『コロシ』の関わらない仕事がな。
流石に軍の仕事ほど、割りは良くないが、ある程度楽しく暮らしていくには難しくない程度の収入になるような、そんな仕事もあるにはある。
それでも、軍の仕事を請けたいというなら、そっちを頼む。
でも、もう『コロシ』はしたくない、っていうなら、別の仕事を紹介しよう。」
どっちがいい?と首をかしげて向けた問い。
おだやかに笑んだままの問いかけは、どちらを選んでも問題ないことを伝えていくだろう。