2024/01/22 のログ
ご案内:「王都狭間地区 裏路地区域」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ >  
 悲鳴 嘆き 後悔

 メイラがアスピダと王都を行き来し、時折タナールにも足が及ぶ日々
 王都の中に居る間は、まるで休暇の様に肉を食み寝入る
 次に必要な物資と人材を王都内での金庫番らからの相談。

 横領や横流し等多く見積もるような真似
 それを考えることをしない忠義と狂気の権化なメイラに話が来たら、隠さず話をするだろう。
 そういった流れの中 腰に愛刀を差し、普段のメイラの背中についてくる面子とは違った者らを含め
 王都の中で血を見せる結果を造ることもまたあった。

 王の為 王都の為であれば、必要悪や一定の経済の巡りを持つ行為は弱肉強食の範疇に収まる。
 しかしそれ以上の行為を、メイラは認めることは無い。
 袖の下 隠し通す 故意に流されるガセネタ
 それで済む兵と違うことを、王都の面々は良く知っており、知られれば最後 真っ二つになるか拷問が待つ。


   「わたくしが、戦場に居る間にまた増えましたわね (ゴミ)が。」


 一角の狭間地区にある店 その内部にて、黒の一張羅のメイラを含める複数の兵装が剣を抜いている。
 抵抗する面子を斬り、抑えつけて捕縛される面子の頭蓋を踏みつけ、愛刀から流れる赤
 それを鍔元から切っ先に至るまで、指先で摘まみ綺麗に拭っていく四つ折りにされた柔らかい上質紙。


   「アスピダで王都の時間が減ったからとこうされるのは不愉快ですわ “デブ”。」


 踏みつけている貴族の頭蓋を靴底が擦り詰る。
 ブーツメイルの金属部位が皮膚を削り、赤を流し痛みを訴えるのも、その赤い瞳は冷たく見下ろしていた。

 

メイラ・ダンタリオ >  
 王都の治安維持に駆り出されるというものではなく
 王都の目障りを斬るのに動かない理由をメイラは持たなかった。
 貴族で靴の先端が足踏みするのなら、前に出させる
 剣を抜くのに躊躇するのなら先に抜く。

 目の前で罵倒も目障りも後ろ盾をも吠えても
 赤い瞳は細まり、白いギザ歯を見せるように口元は三日月を描いて、唯々斬りつける。
 峰打ちで済ませるのは必要な事柄を吐かせてから処分され、その財産が国庫か分配にされる馬鹿貴族だけ。
 真面目に働いた者だけが税金と商売の利益で得た柔らかいベットと、跨る肉厚な娼婦を手に入れる。

 正義でも金勘定でもなく忠義で動く一番厄介な行動理由
 一番目障りにされるやり方をメイラは平然と行い、周囲は唯メイラの行動に乗るだけでいい。
 踏みつけているデブの頭が悲鳴を上げ始めたところで、後ろから二人がかりで止めに入られるのを
 メイラは黙って受け入れる。
 何も謳わず何も差し出さずに死ねるのは、何も持たない使い走り 兵と盗賊だけだ。


   「簡単に目の前に組織めいた一端でも出てきて刃向かってくれれば、わたくしも甲斐があるというのに。」


 溜息と肩をすくめる行為 靴底をどけ、目の前で拘束されて連れていかれる半裸のデブ 基、貴族
 背中に溜まった脂汗の粘り具合が滑稽に映りながら、靴底を床にこすり付け。


   「ばっちぃですわ。」


 その行為は、さぞ貴族らに普段抑えつけられてる周囲の溜飲を下げているかもしれない。

ご案内:「王都狭間地区 裏路地区域」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。