2023/11/15 のログ
ご案内:「王都マグメール近郊 野外」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ >  
 乾かない空気 空は青が交じり合う灰色
 空気は程よく冷たく、白い吐息にはならない程度。

 昼の王都マグメール領域の外側
 メイラは愛馬を連れて二人だけの外へ出かけていた。
 外側を歩くというのに、変わらず黒毛のコート
 まるで賊に狙ってくれと言わんばかりの衣ながら、手足の黒鉄 腰に下げる二刀
 逞しい黒毛馬が纏う秋冬仕立ての黒い防寒衣を纏うそれは、躊躇いを生む。

 首が付け根少し先から失せ、銅板で蓋をされた首無し馬
 何もない部位から吐息や首を振る際の音が聞こえる
 何もなく、何も見えない。 それでもそこに存在感を示すような音と連動した首から後ろの動体。
 衣の上から、サワサワと首の付け根を撫でてあげながら、メイラは鞍の上
 手綱を片手に歩いている。


   「生ぬるい空気 向こうとは違い、お前と有意義に無駄な時間を過ごすのも悪くありませんわね。」


 肌にピリピリとしたものが来ない
 周囲をゆったりと眺め、蹄が草土を踏む音を聞きながら見やる。
 一人と一頭の遠出とはいかないものの、周辺散策で時折軽く走らせ、歩き、散歩するようなそれ
 もうすぐ戦場へ戻る分、馬舎の友を連れて外に出る気分になるのも気まぐれにあるだろう。

ご案内:「王都マグメール近郊 野外」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。