2023/09/15 のログ
ご案内:「田舎道」に九音物さんが現れました。
ご案内:「田舎道」にミホ・クギヤさんが現れました。
九音物 > 「礼を尽くしても助ける手を伸ばさない方が多いのに。
――仕方がないから明日も手伝うよ。今回の僕の任務はクギヤの護衛も兼ねているから。」

ちくりと天上にいるだろう神様や崇拝されている相手に文句も一つ。
助ける手を伸ばさない、ではない伸ばさない方が多い、にしたのは相手への配慮。
葉鍋の中で少しずつ煮え始めた中身の塩味くらいにしか、信仰心は無い。
森、とは言っても所詮田舎道。10本くらいの木々の向こう側は牧草地だったり、田畑が広がるそんな光景。
竈から漏れる焚火の灯りで薄い暗闇の中でも自分は視界に苦慮しない。相手は判らないけれど。

「いや、うーん。あれはもう、そういう存在というかそうあるべしってなっちゃったというか。
まぁ、うん。憧れとか憧憬とか尊敬とかは大事だね、うん。」

言葉を濁しまくった。相手からみた『あの方』と自分の知ってる『あれ』は同一人物だったようだ。
さて川に大人しく向かった頃に焚火に入れる細枝や墨の量を調節する。
火の元を完全に離れる事になるので、森を燃やすと面倒なのもそうだけれど、ゾースイを焦がすと変に思われる。

「……頂きます。」

何をと言うでもなく、相手が川辺に向かって数分後。
自分の身体に糸を巻き付け、そこに枝や葉を付けていく偽装。
と、と言う足音は最初に彼女の横に降りたときと同じ様に軽く、ただそれだけで自分の身体は木の太い枝の上へ。
なるべく枝を揺らさない様にしつつ、川辺に向かう。

そう、男の夢の1つ覗きの時間だ。

(うーん、角度が良くない。)

木の影から頭だけを出す様にして川の方を見遣る。
頭だけを出して覗き込むが、真正面…よりもちょっと斜め横から見る様な感じになる。
色々とボリュームを増したようなラインは見えるが、肝心の部分が完全には視えそうで視えないそんな絶妙な角度。
下着と言う文化を持ち込んだのは、そういえば彼女だった。
脱ぎ捨てる場面を含めて見つつ。思わずため息が出た。

(立派に育ったね。これだけは神様に感謝しておこう。)

じーっと見ている。じーっと。エロ爺の様な少年が。

ミホ・クギヤ > 「そりゃあ相手が悪かったのさ。
 言い方良くないけど、それで理解が捗るなら信仰力は通貨みたいなものって説明で良いような気がする。
 何故か人がこぞって信じれば神様方はそのように在り、きちんと契約した事は果たされる。
 嘘をついたり不履行を働くのは人の方だよ。 あとは不幸な行き違いか。」

信じる心が力になるなんて言うけれど、集団幻想が現実化してしまうのが当世の信仰だ。
あまりにも遠く大きな神様となると話は違ってくるけれど、そこなナマズ頭のカエル殿のような神様は、
拝まれて捧げものをされる事でその実体を確かなものにし力をつける。
対価として人の要求が呑まれるのは、親切心だとか親心ではなく契約によるものだ。
このように信仰しあなたを支えますので、代わりに私達を守護してくださいという。
ここまでの現実味を帯びてしまうと、大部分において商取引と大差ない。

――もちろん、モノノジが言わんとする事も分かっている。
個人の単位において神々からの直接守護を得られるのは、よほど好かれる素養を持っているのでもなければ『術』の類だ。
市井の人々は当世における信仰の実態を理解できず、漠然とした『信仰心』によって今日の幸福を願うが、
誰とも分からず礼を尽くしたつもりになっても不幸は起こる。 それは見捨てられたと感じるのだろう。

「…居てくれりゃあ、治水の方でも助けになりましょうかって、ダメ押し出来たのにね。
 あいや、あの人の術は安売りするもんでもないのかな。」

かつて葦原会の一員であった、護岸工事くらい朝飯前であったろうお狐様。
私はあのひとをよく知らないが、物の字は何かご縁があったのかなと、思うところのありそうな言葉にふむ?と首を傾げて。
とはいえ追及しようとはせず、ありがとう任せた!と シュタッ って手を上げて水浴びに行っちゃおう。

――どうせ洗うつもりなのだから襦袢の一枚でも羽織ったまま入った方が良かったのかもしれないが。
赤く輝く水面が心地好さそうでのサービスショット。
しかしあまりゆっくりしている余裕は無く、まだ夕焼けのあるうちに ぱしゃぱしゃ 体をすすぐ。
油断ならない土地柄だけれど、少し警戒して緊張を示した後は『来るなら来い』とでも言わんばかりに大胆になっていき。
不死性故の投げやりは、死なない程度に怪我もすれば拘束されるのを防げるわけでもないと知っていると危なっかしいか。
術を繰り出す猶予さえあれば、金剛夜叉のお力借りて岩をも砕くパンチ!とか繰り出しそうな巫女だとしても。

絶妙な光源が水面を乱反射させ、その中で裸身を晒す女もより肉感的に見せたりしただろうか。
物の字が年甲斐もなく?覗きを働くような人と知っていたら、全裸になるのも含め 罰が当たるぞー? との挑発かもしれぬ。
あるいは、若く見えて長命である事を当てにして、案外紳士との評価で警戒していないのかもしれないが。

――水底に何か潜むお約束か。 水面の上にある人の目には何も映らないけれど……

ミホ・クギヤ > 【ダイス使用出来ず?この発言秒数末尾でのハプニング判定!】
0.なにも起こらない。ところで物の字の潜む木の枝は頑丈だろうか。
1.イタッ!何かを踏んだ。もしくは刺された。毒だ。なんと媚薬成分が含まれている!
2.なにも起こらない。巫女は慌ただしく洗濯をはじめる。
3.水底に巫女へ接近する黒い影。大魚か。
4.おっ!バシャリと跳ねる魚が目に入った。何か獲れるんじゃね?と考えた巫女は絶対何も取れなさそうな挙動でウロウロし始める。
5.水底に巫女へ接近する黒い影。ワニか。
6.なにも起こらない。巫女は気持ち良さそうに泳ぎ始めた。洗濯はよ。
7.水底に巫女へ接近する黒い影。巫女と言えばタコですが。
8.なにも起こらない。巫女は風が素肌を撫でる感触に切なくなって黄昏ている。洗濯はよ。
9.鉄砲水だ!巫女が流された!

九音物 > 木の上で覗き見をしつつ、先ほどの会話の最後の方を思い出す。
信仰力とは通貨の様な物は言い得て妙とも思える。それがクギヤと言う信心深い巫女の口から出るのも絶妙だった。
自分の場合は信仰心と天寿を吸い上げられて代わりの不老、数々の術に恩恵を得ている。
契約を結んでくださいと頭を下げるのが人間側。
煙管を咥えつつ、しょうがないな、よっこらしょと動くのが天上の存在。
不履行があっても踏み倒されるのが人間の側と言うのがまた現実的な側面で自分を納得させた。
こういう問答についてはどれだけ長く生きても相手の方が一枚上手だと思う。
自分の様に不満を持つ相手でも納得せざるを得ない論を出して来る。

表向きの顔は聖母で精募で性母でもある側面を知っているだけに――。
相手よりは長い期間そのお狐様とは繋がりがあっただけに、いろいろな側面を知りつつ。
幻想は壊すよりも守ってあげた方が良いというそんな結論。

サービスはありがたく目に焼き付けつつ。体を濯ぐその様子も含めて目に焼き付ける。
不死だからか無頓着な彼女には困った側面もある。人の悪意をもうちょい疑いなさい貴女。
美の素質があるんだから。と思った檻。夕焼けの水面に潜む風景が少し揺らいだ。

警戒の対象を切り替えて水面を見る。反射して普段は見られない様な場所までしっかり見つつ、肉感的な巫女の裸が見たいわけでは無くて、あくまでその水面の風景の揺らぎの原因を探る視線。

(……ん?)

田舎の川とはいえ田畑に引き込む水を取水する為の物。
川底はそれなりに深く、川幅も広くある。流石に泳いでまで覗きに来る変態は自分くらいだが、一応同好の士もいるかもしれない。
日に反射しない黒鉄の棒手裏剣を袖から取り出すのは条件反射。

(…………………………人ではなさそう。川にサメっていたっけ?)

対人や対魔物の知識はあってもサメとかそういう一般的な物を知らない不勉強が禍した。
大魚がどういう行動に出るかを含めて様子を見る。刺激しなければ普通の魚なら通り過ぎるだけだろう。
エロい魚の魔物なら遠慮なく撃ち抜く。
最悪雷術にてクギヤ巻き込んで行動不能にさせればいいと言う物。

(魚・鰻なら白焼き。魔物なら遠慮なし。変態さんなら、ごめんね。)

九音物 > 【ランダマイザ:大魚?は末尾秒数が正体だった!】
0-2:なぜか大きな鮫。
3-4:立派に育った川魚。
5-6:魚人。クギヤの鉄拳制裁が見れるか
7-8:鰻(ごちそう)
9:同好の士。許せ友人となれたかもしれない犯罪者よ。

ミホ・クギヤ > 不敬な物言いであるのは後でごめんなさいする事にするが、
神様はここらへん分かってくださると思うし、むしろこのへん聞いてやしないのではないか。
そも、信仰心とは魂に自ら捺すスタンプで、この発言が真に不敬からくるものであれば我が身が穢れるし、そうでなければ影響は無い。
分かり易い説明大事と、当世における信仰とはもはや さぶすく だよねと、
異国なのを良い事に伸び伸びと言ってしまうが、それだけ神仏の存在がまごう事無き現実で。

――さて洗濯してしまわなければと、ひとしきり汗を流して着物を取りに岸へ戻ろうとするが、殺気!?

水辺で必要以上に肌を晒すようなパリピな真似すればヤツがやって来る。
そんな喰われてスッキリの被害者役に相当するような苛立ちを振り撒いてはいなかったと思いたいが、
あけすけな物言いに、ちょっとお前いい加減にしろと何かの力でも働いたのかもしれない。

あるいは神霊による虫の知らせか、脈絡なくおや?と背後を振り返った矢先。
水面に スッ と浮かぶ背ビレを目にして、ここは川ぞと眉根が寄った。イルカの方なら川にも出るんだっけという同レベル。
もっと海に近ければ淡水と海水の境界域をけっこう内陸の方まで行き来できるタイミングはあるらしいがそんなの知らず。
それこそ、こんな魔物的な生物がいたっていい。いくらでも。

――は? と呆気に取られた一瞬に加速するマンイーター。
ドパン!と水飛沫と共に水中からサメが躍り出て、ノコギリのような歯が並ぶ大口が迫る。

「―――ッッッき!!!」

きゃあと叫ぶ間もあらばこそ。
避けてもどこかしら喰らいつかれると判断した巫女は迎撃に拳を振るう姿勢に入っているが、
術を行使する暇はなく質量的にはかなり不利だった。

九音物 > (神ってやっぱり不平等なんじゃないかなぁ。)

そんな声を押し殺す。あの鉄を思わせる色合いのヒレ。
肌の鱗は攻撃してきた相手への反撃道具にもなる様な物。
並大抵の棒手裏剣や鉄では傷を付けられない。ヒレが見えた瞬間に海面、いや水面に飛び出るかどうかで対応は決めていた。
幾ら正確に当てられるといっても皮膚の上から貫通させられるような造りをしていない棒手裏剣を準備したのは間違いだったと舌打ち1つ。

流石に護衛対象に傷を付けてはまずい。覗きの時間はここまで。
色々言い訳出来ない格好だけれど、取り敢えず――。
枝と予測される鮫の軌道を頭の中で交わらせ、直線的にクギヤに向かって跳躍する。
高速機動に切り替えたので明日は何もしなければ筋肉痛。

「……クギヤ!下顎に拳当てて!」

棒手裏剣では貫けたとして目玉。口を閉じる邪魔をさせる様に、立て板の様に命中させられれば一番だが。
一般品でしかない棒手裏剣にそこまでの信用は置けなかった。
その為、狙いは目玉。目玉を潰し鮫がタイミングを見失えば良し。
脳まで届けば動きを完全に止められる。
棒手裏剣は風を引き裂く様にして鮫の目に吸い込まれる様に命中するだろう。

二の手で取りだしたのは『妖刀』
鮫の耳とかしらないし、雷術を使わないと決めた以上。
残るのはこの手段。棒手裏剣が眼玉に刺さる1秒後。さんっ、という軽い音と共に鮫の上顎だけが綺麗に斬り飛ばされる。
巫女が言うとおりに下顎に拳を当てていれば、下顎の歯も彼女を傷つける事はないだろう。
指示通り動けなかったり間に合わなかった時は、土下座しよう。