2023/09/10 のログ
ウロ・ネセサリス > 「実際頑張ってるお前さんたちだから、多少の憎まれ口くらい可愛らしいもんさね」
「はは、おじさんを怒らせたら怖いぞぉ。まぁ、まず怒らんがね?
おや、そうだったかな?」

そう言ってすっとぼけて、ニコニコと。頬を膨らませる可愛らしい様子に、とても楽しそうだ。

「ああ、悪い悪い。そんなつもりじゃないんだ。むしろおじさんの場合は観光って言うべきかねぇ。ナグアルの街が好きだからな、特に第八区はなかなか混沌としてい(カオスって)て居心地が良い…」
「いやぁ、不思議なおじさんだからこそ出来る事があるかもしれんよ?ただ、その慈悲深さは甘んじて受け入れようじゃあないか」
両脇にぴっとり陣取ってイタズラの気配を見せてる双子の様子にも動じず、ふわふわの癖っ毛銀髪の頭を撫でつけて。

「おいおい、さすがにちょいとそれは痛いぞ?」
悠然とした笑顔のままで頭を撫でて。小さな針で突かれても…血すら出ない、どころか。魔力で形成した針がぽきり…と中程から折れる…

ジェイミ・アイニー > >
こうやって序列番外と序列八位がじゃれあっている間にも、近くの酒場から蝙蝠羽を生やした悪魔が叩き出されたり
悲鳴か嬌声か聞こえない男の声が娼館から響いて来たりしている
評価は酷く正しいと言わざるを得ないだろう

「え~、見てみたいな。ウロおじさんが怒るとこ~」
『探しましょうか、ジェイミ。ウロおじさんの弱いところ……わ…』

見た目が一緒なのでわかりにくいが、撫でられているのをいいことに刺そうとしたのはアイニーだ
ただ、その針…と言っても序列持ちの魔法で造られたものなので魔族基準から見てもそこそこ硬いはずのそれは
痛いぞ、などと言われながらも…先端すら刺さることなく半ばで折れてしまった
しばし言葉を失ったが…きらーん、と輝くのは相手を見上げる双子の目だ

「警邏は中止だ!ウロおじさん!ここからはナグアルの街を徘徊する謎のウロおじさんを丸裸にしてやる!尋問だ!」
『前々から思っていましたが、謎が多いですからね、ウロおじさんは。これはスパイの可能性がありますよ。尋問しないと…!』

などと言いがかりをつけて…まだ年若い故に、番外が生まれた経緯も実力も知らない双子は無邪気に腕を取って引っ張ろうとしていく
いつもはまとわりついて困らせるだけだったが、少し過激な悪戯をしようとした結果、更に興味をそそられてしまった様子だ

ウロ・ネセサリス > 「いやぁ、絞られてる絞られてるねぇ…とても楽しそうだ」

そんな混沌っぷりも目を細めて見守って。

「そう言われてもなァ。おじさんは同族にゃとっても温和なおじさんなんだがねェ」

怒るところを見てみたい、と言われれば苦笑いを浮かべて双子の髪をわしゅわしゅ撫で付けて落ち着くように促してみるが、この二人だと逆効果かねぇ…なんてことをほんのりと思ったり。

「おーいおいおいおい、おじさんはスパイなんかじゃないんだがねぇ、むしろこの街が大好きな…って、こりゃ聞いてないねぇ…こらこら、警邏をほっぽって行くのかっ。お前さんたちの世代にとっちゃ謎が多いのは否定しないが…」

目をきらっきらさせて袖を引っ張って、興味津々にウロを連行しようとする双子に連れられるままに、苦笑を深めながらぐいぐいと連れて行かれる。その様子は親戚の子供の遊びに付き合わされるおじさんそのものの様子である…

ジェイミ・アイニー > >
「サテラも普段は優しいけど怒ったら怖いからな!」
『いつも何をしてもにこにこなウロおじさんが怒ったらどうなるか…。楽しみです』

撫でられれば…やはり止まらない
嬉しくはあるがそれ以上に興味が尽きないのだ

「いやいや、分からないことが多すぎるからな!これはこの際はっきりさせておくぞ」
『言葉とは最も信頼ならないものですからね。態度で示してもらわないと
見えない脅威に怯えるより、見える不審者を丸裸にした方が治安維持には効果的でしょう』

などと持論を展開しながら、ぐいぐい引っ張って向かう先は自分たちの居宅
あそこなら邪魔が入らないし、万が一戦闘になっても…双子が愛する混沌とした住民たちに迷惑はかけづらい
そうして、八位区画は今日も喧噪で満たされていく

ジェイミ・アイニー > 【移動】
ご案内:「魔族の国・欲望の街「ナグアル」【八区画・歓楽街】」からジェイミ・アイニーさんが去りました。
ウロ・ネセサリス > 「あぁ、そりゃサテラも怒ったら怖いが…」
「まったく…俺の怒った顔なんて面白くもないと思うんだがねぇ…」

もうワクワク全開状態なジェイミたちに連れて行かれ、やれやれと苦笑い。

「まぁ、言葉じゃいくらでものらりくらりしちまうのはおじさんの悪い癖ではあるからねぇ…
ただ、文字通りの丸裸じゃ困るんだが…ぉぉーい……もうちょいみて回りたかったんだがぁ〜…」

ずりずりぐいぐいと双子に引っ張られていく様子は哀愁すら漂っているが、元気な子供世代の魔族のやんちゃっぷりに嬉しそうでもあり…
第八区の喧騒を背に、引っ張られていくのだった…

ご案内:「魔族の国・欲望の街「ナグアル」【八区画・歓楽街】」からウロ・ネセサリスさんが去りました。