2023/08/20 のログ
ネルフィナ > 「――――うぇっ!? ウ、ウソ、まぢで…っ?」

少女の言葉にぎょっと目を向き、しかし、それに続くのは顔だけ見れば華やかに整った美貌をぽわぁんっと赤らめ恍惚とした表情で紡ぐ「やっば、それエッロぉ……♡♡」などという言葉。
師匠が師匠ならば弟子もやはり弟子という事なのだろう。
そしてこの時、まだまだヤリ足りていないシコ猿は、本当に彼女が孕んでしまったならば、自分がそのパパとなるのだという当たり前の事実にも思い至らず問題は先送り。
ただ、相手が眼前の美少女であるならば、もうこのままマリッジエンド迎えちゃってもいいカモ……♡ なんて思いがあるのもまた事実。

「んあうっ♡ や、やめて……っ♡ そんな事言われたら、う、ウチ……キュン死する……っ♡♡」

ちょっぴりどきどきしながらの冗談めかした問いかけに返されたのは、どこまでも直截的で素直な感想。
ハート型の幻矢にどっすぅっとDカップの中心を射抜かれたピンク髪は、真っ赤にそまった顔をマニキュアの艶めく両手で覆い、わーわーぎゃーぎゃーじたばたと気恥ずかしさに身悶える。
ハマったままのちんぽがそんな挙動にもどちゅどちゅ子宮を小突いて、未だ肉悦の覚めやらぬだろう少女の淫穴を弄んだりもする。
そんなふたなり娘であろうと、腹下の彼女が身動ぐならば、その意図をきっちり受け止め、小躯の反転に協力する。

汗濡れて艶めく褐色肌は、どうしてこんなにエロいのか。
小さなおっぱいの中央で、一生懸命自己主張する乳首の可愛らしい事。
こちらを見上げる翠瞳の美貌は種付けを終えたとて何ら翳る事無く、一目惚れしたあの瞬間のままの超美少女。
そんな彼女が自ら華奢な双腕を伸ばし、ぎゅーっと抱きしめてくれる。
童貞を捨てた瞬間や、中出しを終えた直後に感じた感動とはまた異なる喜びが、褐色肌の淡乳と重なる胸内にて膨れ弾けた。
ガラス張りのエロ風呂を無理矢理ねじ込んだ事で予算不足に陥り、高価な魔導空調まではつけられなかった安宿の個室内。
事後の熱気でむんむんのサウナみたいな環境下での抱擁は、本来であれば暑苦しいばかりの不快な物となるのだろうに、褐色肌の灼けた体温と汗だくのぬめりは堪らなく心地よかった。
しばしの間、無言で抱き合う。
締め切られた窓の外は未だに白昼、真っ昼間。
ヤケクソめいて求愛の鳴き声を響かせるセミの合唱と、遠くに聞こえる往来の生活音。

―――――くんくん、すんすん、くんかくんか。
そんなしっとりとした時間を破ったのは、ちょっと汗臭くなった友人の(もう友人だよねっ!?)の臭いを嗅ぐふたなり娘の鼻の蠢き。正直、擽ったかろう。それでも我慢していれば、今度はペロリとキスマークも生々しい首筋を舐め上げる舌の感触。
そうして持ち上げられた白貌は、犬耳めいて桃色ツインテを垂らしつつ、にっこり笑顔で告げるのだ。

「ねえ、まつりん♡ 今度はこのまま正常位で、汗だくセックスしよ♡♡」

岡惚れにも似た思慕、間違いなく存在する友愛、淫らな本質を共有する仲間意識、そんなあれこれを確かに抱きつつ、しかして到達する着地点はセフレ的な関係となるのではなかろうか。
もちろん、人間関係のあれこれをシビアに割り切り肉体関係だけに終始するドライなそれではない。
お互いにあれこれ開けっ広げにし、友人という関係では決して至らぬだろう深い交わりにまで発展させた、親友から更に一歩進んだ親しい間柄。
そんな特別な関係となった二人の初日はまだまだ続く。
だって《ご宿泊》のリミットは明日の朝10時まであるのだから♡

マツリカ > 「マジ、ですよぉ♡ そもそも、こんなに濃ゆいのを出しといて、その気はなかった、と?
 ――ふふ、だとしたら、とんだ鬼畜ですよ、ネルフィナは。違います、よね――?」

赤ちゃんを育む覚悟が有ってのことですよね?と言わんばかりに、耳元で囁く。
とくん、とくん。気のせいかも知れないが、腹の奥で確かに新しい命が根付いたような気がする。
或いは上手く着床しないなんてことがあっても想像妊娠してしまうのでは、というオチもあるかも知れない。
仮に彼女が少女との結婚を望むならば、学び舎と主人から買い取ってしまえばそんな未来もあるだろう。
とは言え、少女が淫猥な事態に誘引される運命は変わらないし、誰にでも屈する肉便器だという事実も変わらない。
強いて言えば、どれ程酷い目にあっても、半ば不滅と化した肉体と精神で彼女の下に確実に戻ってくる位か。
それだけだとしても、頼れる家族をすべて失った少女からすれば、何より有り難く嬉しい存在にはなるのだが。
故に、どれ程関係が進んでも『家族みたいに仲の良いセフレ』という実態で落ち着くことになるだろう。
互いに互いの放蕩を許し、しかし二人きりになれば夫婦もかくやの情愛を交わし合う。そんな爛れた関係性だ。
子供も子供で、少女の腹に刻まれた紋様は当然のように受け継がれるし、その成長等も真っ当な人間とは一線を画する。
性行為に不向きな幼年期はさっくりと数日ですっ飛ばして、少女然とした形になるとか、そんな形かもしれない。
何れにせよ、今この瞬間確実なのは、とても大切で淫蕩な友人が一人増えたということ。それこそが現実で。

「ふ、ふふ。私を損得抜きで好いてくれる方は、その、珍しいので結構気恥ずかしいかも、です。
 勿論、体目当てだった雰囲気はたっぷりありますけど、それでも、まっすぐに好きって言ってくれましたし。
 ですから、えぇ、私も、マツリカも、ネルフィナのこと、ちゃんと、好き、ですから、ね」

どういう好きかは隠しながらも、好意までは告げてもよいだろうと都合よく判断して。
己の心根を素直に述べる。ついでにしっかり子供が出来て既成事実が出来ると良いなぁとも。
どうせ一度二度と言わず出産した身だ。彼女のための産みの苦しみならば寧ろご褒美ですらある。
そうして、お互いの意志を確認すると、照れ隠しの責めに悶えつつ、しかしそれすら楽しんで。
相対すれば、ただ抱き合って、お互いの心音を重ねて、体温を混ぜ合わせて、ぬるりと汗を交換して。
噎せ返る熱気と匂いの室内で、しかしこの暑さが良い。蝉しぐれもどこか遠く、隔絶された一瞬がそこにはあった。

そんな風情の終わりは、やはり彼女がきっかけで。すんと匂いを嗅ぐ彼女に、ほんのり頬を朱に染める。
しかし、だからといって止めはしないし、お返しとばかりに少女もまた彼女を嗅いで、ぺろりと舐めた。
しょっぱい、でも甘い気もする。この味が自分の好きな人の味なんだ。そう思えばたまらなく愛しい。

「……良いですよ♡ その後は、お口も使ってくださいね♡ ふふ、全穴制覇、してくださいな♡」

にぃ、と同じく笑みを浮かべて、割り切ったドライな関係とは真逆の、ウェットでどろどろした深い交わりへ。
親友のその先。夫婦や家族とはほんの少しだけ違う、だけど真実大切な存在となった間柄へ。
出会ってすぐにこんな関係になれた彼女は、いわゆる運命の相手というやつなのかも知れない。
であれば、更に交友を深めて、仲良くなるとしよう。その結果が絶倫な昼夜ぶっ通しの耐久セックスであろうとも――。

ご案内:「平民地区 白昼の連れ込み宿」からネルフィナさんが去りました。
ご案内:「平民地区 白昼の連れ込み宿」からマツリカさんが去りました。
ご案内:「何処かの場所」にセレンルーナさんが現れました。
セレンルーナ > 「…ん……。」

暗い。暗闇の中でふっと意識が浮上する。
硬い床に寝ているのか、柔らかな寝具の上で寝ているのか、上か下かも分からないそんな感覚。
現実感があるようで、ないような…けれど夢見心地とは異なるような。
いつもと同じ、いつもの生活。周りの風景、関わる人々。
何も変わらない自分、何も変わらない世界のはずなのに、刹那感じる乖離。
此処ではないどこか、今の自分ではない自分が自分の生活を見つめているような、今の自分ではない自分を自分が見つめているような…。
幸福な鳥籠の中で、微睡むような淫らな夢は夢というには残る感覚も生々しくて、体が熱くなっていく。
今もそう、『自分』との乖離の感覚とともに感じる淫らな『夢』に熱い吐息が漏れる。
今までと変わらずに『現実』を生きる自分と、鳥籠に自ら囚われて『夢』に生きる自分。
鏡合わせのような自分は、どちらが本当の現実で、どちらが夢なのだろうか。まるで胡蝶の夢の中のよう。
目が覚める。グリーンブルーの瞳を開いていけば、こちらが現実として認識されていく。
瞼が遮っていた光が瞳に届いて、像を結べば今の自分の状況も分かるだろう―――。