2024/10/17 のログ
ご案内:「平民地区 武器屋」にヴァーゲストさんが現れました。
■ヴァーゲスト > 「良さげな武器はねぇかー……掘り出し物はねぇかー……。」
パトロンと連絡がつかなくなって1か月くらい過ぎた。
あの男のことだから何処かの女の所に寄生してるんだろう。
心配なんざしちゃいない、心配なのは己の懐具合である。
昨今賞金稼ぎとしての仕事が激減してるし、飯のタネを求めて冒険者の真似事をするにも
『冒険者としてのノウハウ』ってのが全く知識になく、出来る事と言えば居場所のわかる魔物の討伐くらいなもので、
それすら経費有り無しによっては受けれないくらいに財布が軽い、
軽すぎて今後の生存戦略が少々不安になってきている。
戦場で傭兵って選択肢もあったのだが、負ける側に着くつもりは無いし、
大勢で徒党を組むのは苦手なもので、その選択肢は早々に横線入れて削除済み。
さて、どうしたものか?と悩んでいたところに一つ仕事が。
で今日はその仕事の前準備として武器を新調しに来たのだ。
メインウェポンであるハルバートを振り回せる場所での戦闘ではなく、
もっと狭い場所での戦闘が基本になりそうで代わりを探しに来たのだ。
で、前述が関わってくる。
金がないけど武器が欲しい、武器が欲しいけど金がない。
いい武器は当然値が張るし、粗悪品をつかんで戦闘中に壊れても、笑い話にもならない。
だから掘り出し物はないか、(お安い)良い武器はないか、と呻きながら平民地区にある1件の武器屋で品物を見ているのであった。
ナイフよりも大振り。
ショートソードよりも肉厚で頑丈。
魔法が付与されていると最高だが、値が張るので問わず。
何かいいものはないか、ほんと。
最悪鉈でも担いでいくつもりであった。
そうならないように、いまここにいる。
■ヴァーゲスト > 鉈(なた)分厚くて頑丈で適度な重さがあり切れ味もある。
鈍器は何とでもなるから切断武器で取り回しの良い奴がいい。
んで、鉈(なた)に目を付けたのだが、この店にはなさそうだ。
後は鍛冶屋を見つけてオーダーメイド。
支払いは出世払いにして、……とかダメか。
そもそも鍛冶屋の知り合いがいない時点でアウト。
「ったくしゃーない……借りるか。」
冒険者ギルドに借金を申し込むという選択肢。
確実に返さないとヤバいが、まあ無担保で貸してくれる数少ない組織だろう。
それかパトロンのおっさんが見つかればいいんだが。
確か金貸ししてたはず、何次の仕事を格安で請け負えばいいんだし。
男はぶつぶつと独り言をいいながら武器屋より立ち去る。
後日望むものが買えたかどうかは、男にしかわからない。
ご案内:「平民地区 武器屋」からヴァーゲストさんが去りました。