2023/08/05 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエンさんが現れました。
■エン >
かこぉん、と、ししおどしが奏でる軽やかな音が響く露天風呂。
異国の庭園が設えられた緑の映えも石の灯篭が灯した淡い光も、
閉ざされた瞼の奥に届く事はないが……
耳に届く音だけでも風情は感じられる。
「ふーーーー」
着衣を籠に預けては裸体の肩にタオルをのっけて浴場へと入る。
軽く体躯を流したあとには洗ってと準備を済ませたあとには、
熱めのお湯へと肩まで浸かっては染み入る暑さに長い長い一息。
「今日も暑かったなぁ……」
北の生まれに王国の暑さは堪える。此処へきてから長いが未だに弱いままだ。
お陰で日中は部屋でぐったりと力尽きている事が多く活動は夜半になってから。
闇夜も暗がりに紛れる脅威も問題はないのだが、
開いている店が少ないというのが一番の問題だ。
最近あまり外に飲みに行けてないなぁ……
何てひとりごちながら縁に背を預け腕を預けて足を伸ばし、寛ぐ。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエンさんが去りました。