2023/07/29 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエンさんが現れました。
エン > 早朝。ししおどしが、かこんと軽やかな音色を上げる露天風呂。
早めに起きて朝風呂を楽しんで朝食済ませて二度寝か外出、
というのが此処の宿に滞在してから日課になりつつある。

然し、昨日は甘味を肴にした晩酌が些か進み過ぎた。
寝て起きても酒が残っている様で顔がやや赤く、
頬や額へと触れてみれば熱っぽい感触がある。

「ん゛ーーー……飲み過ぎ注意……」

鏡の前で、瞼は閉じたままだが眉を潜めて独り言ちる。
衣類を籠へと預けて裸体の肩にタオル引っ掛け浴場へ進めば、
掛け湯をしてから身体と頭をささっと洗ってしまって湯船へ。

「ぁ゛ーーー……」

熱い熱い湯へと身体を沈めていけば出てくる唸り声。
熱い湯を掌で掬い上げて火照った顔を拭えば、
あ゛ー。が、二度目。
縁に、背を預け、腕を預け、足を伸ばして、一息つく。

エン > 鹿威しの軽やかな音。湧き出る湯の豪快な音。塀の向こうの雑踏。
耳に届くものを聞いたり聞き流したりしながらの長風呂をゆっくりと楽しみ湯当たりする前に立ち上がる。
今日の外出予定といえば飯を食いに行くぐらい。朝飯食って二度寝しよ何て一人頷き、浴場から出る事に。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエンさんが去りました。