設定自由部屋です。サイトの世界観に合う範囲で、自由に場所などを設定してお遊びいただけます。
ご自身で考えられた施設や都市、村やダンジョンなどを考えて頂いてももちろん問題ありません。
王国外、つまり外国なども舞台にして構いませんが、あくまでこのサイトのメインの舞台は王国内になります。
あくまで外国等の舞台は副ということでお願いします。
参加者(0):ROM(1)
Time:00:42:48 更新
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 庭園・温室」からジェナスさんが去りました。
■ジェナス > 王立コクマー・ラジエル学院にある庭園・温室にある研究所にいる。
学院の敷地内に作られた庭園の一角に専用に温室という名の研究所を築いており、
今夜も錬金術の素材として栽培している草花を愛でながら、『とある薬』の研究をしている。
それは麻酔薬。
痛みを別の感覚に置き換える薬。
効果は即効性で効果は短時間。
安全に素材を採取するために使う薬である。
研究所のある庭園・温室は生徒や教員が個人で温室を設置できる場所である。
幸いとこれ素材を入手しやすく利用しやすい庭園・温室に錬金術の技術を利用して、
全面ガラス張りの小屋を建て、受け持っている授業がない時間帯に利用している。
外部にも公開されており、利便性は非常に高く研究所として利用させても貰っている。
まだ日が高い時間に研究室に籠っているという事は『研究』がうまくいってるか、仕事中ということで、本日は後者。
錬金術の授業で作らせた生徒たち作のポーションをどうするか、考えあぐねていた。
魔法で識別できるものはいい。
毒に変化していようが悪戯用だろうが回復ポーションだろうが構わない。
ただ稀に偶然の産物という名の未鑑定ポーションがある。
……未鑑定というよりも通常の手段で鑑定できないポーションである。
捨ててもいいんだろうが、ただ捨てると悪用される怖さがあり、地面に吸収させたり水で希釈させたらさせたで、まあ、万が一が怖い。
現在それが3本。
わかりやすいガラス容器に入って机に並んでる。
それを腕くみしながら眼鏡のレンズ越しに睨みつけている状況である。
にらめっこは続く……さてどうしたものか。
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 庭園・温室」にジェナスさんが現れました。
ご案内:「平民地区酒場」からメアリさんが去りました。
■メアリ > 一杯だけと決めた酒はすぐに空となり、先ほどもらった代金の中から酒代を取り出して店主へと手渡す。
「また近いうちに来ますね。
それまでに美味しい果実酒でも仕入れておいてください。」
カウンター席から立ち上がったメアリはわがままを一つ口にする。
なじみの店、仲の良い店主相手だから言えるわがままでもあり、店主もまた仕方がないと言わんばかりに苦笑いを
浮かべながら分かったと首を縦に振った。
「では、おやすみなさい。」
店主に向かって微笑みを向けつつ軽く手を振れば、カランとドアベルを鳴らして店から立ち去って行った――。
■メアリ > 「これと、これで……あぁ、あとこれはオマケです。
確か前に欲しいと言っていましたよね?」
顔なじみの酒場の店主に頼まれた素材を手渡す銀髪の女は、店主が代金を取りに店の裏へ戻っていくと適当な
カウンター席に腰を下ろして足を組む。
久々の王都、久々の酒場。
折角だし何か一杯飲んでいこうかと考えながらカウンター奥の適当なところに視線をやる。
その横顔は端正で凛々しく、酒場を利用する他の客からの視線を引いているが、本人は慣れているのか気にも留める様子はない。
店主が帰ってくれば、代金を受け取ったのちにお気に入りの果実酒を注文して。
「大丈夫ですよ。今日はこれだけ飲んだら帰りますから。」
久しぶりだからって飲みすぎるなよ、と声をかけてくる心配性な店主に小さく笑ってみせながら応える。
ご案内:「平民地区酒場」にメアリさんが現れました。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」“香木箱”」から八蛟さんが去りました。
■八蛟 >
湯舟に浸かり、長湯をすると全身に纏うのは汗の粒
湯気も重なり、汗か湯かわからない雫で全身が満ちていく。
背中に住まう蒼い鱗の多頭龍も同じこと。
髪がしなり、額の汗を拭うように両手が歯の大きい櫛のように、グイと前髪を後ろへ流す。
髪が素直に後ろへ流れて額が広がってしまえば、また雰囲気も変わるだろうか。
全身傷と筋肉で構成された、太く逞しい犬歯はまさに鬼歯。
最後の雫一滴まで注いだ最後の酒を飲み干すそれは、まるで冷たくキリリと冷えた水を呷るにも等しい。
空けた杯の口元に吸い付き、離れた姿。
残滓すらないそれは、壺徳利の口元へとカチンと合わさり終わりを示す。
湯熱も満ちて、酒も浴びた。
汗も存分に掻いて、香木湯の好い香りすらも吸いつくした。
闘ることと、ヤること以外で満ちるのはこういう時くらいしかない。
バシンッと掬った湯水で顔を濯ぐのであれば、空の徳利を手に上がるだろうか。
全身隠す素振りもなく、肩に担いだ手ぬぐい一つが示すもの。
出て身なりを直せば、また次の酒を欲するのだろうことはわかりきったこと。
嗚呼、喉が渇いた、と喉はまた欲してしまってしょうがない。
鬼の出ていった後は、ただシンと、誰も居ぬ間の出来事でしかなかったように、静寂
湯水が注がれ揺れる音だけが続いていた。
■八蛟 >
檜の類の、其処にあるだけでいい香りが漂う木材で満ちた空間。
花や薬草とは違う、嫌悪感の無いそれは温泉の匂いと混ざり合って独特なものとなる。
そんな香木の箱の中で湯を満たしてくつろぐものはちらほらと。
人が絶えるのは真夜中のことか。
―――そう、丁度今のような。
「嗚呼、好い湯だ。
独り占め同然てのが、また好い。」
縁に片腕を伸ばして預ける姿勢。
背中は縁で寄りかかり、長い金髪は纏めるどころか湯の中で揺蕩う。
乙女なら、髪の中で整えた脂が全部流れ出して毛先の荒れ痛みが半端ないと叫びそう。
そんな髪をゆでる真似もケロリとするのが、目の前の鬼か。
荒れも痛みも経験が薄い。
そこにある貌の若々しさと同じように常に一定だと言えば、鬼はこれだからとその鈍い伝えに舌を打たれる。
傍にあるのは壺徳利と、やや底が深い茶碗型の焼き物。
酒を飲むぐい飲み用と思われるものが、一つ。
時折口の中がさみしくなれば どべん、どべん と注いだそれをぐぅぃ、と一息で空ける。
そういうくらいの面で焼かれた器故にか、むしろあと一嘗め、物足りない。
そう言わせる造りだから、止まらない酒となる。ずるい器だ。
「―――ぶ、はぁ。」
何人かもしいたらだが、ゴクリと喉を鳴らすような、持ち込みの湯での酒を空けるその声だった。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」“香木箱”」に八蛟さんが現れました。
ご案内:「九頭竜の水浴び場 マッサージ室」からエレイさんが去りました。
■エレイ > やがてカーテンが開き、客が現れれば男は笑顔で迎え入れ──
■エレイ > ──温泉旅籠内の、主に宿泊客向けに用意されたサービスの一つが、このマッサージ室である。
その施術室はいくつかの個室に分かれており、客は専用のカウンターで受付を済ませた後、各個室で待機しているスタッフと
一対一でマッサージを受けることになる。
なお、客にどのような施術を行うかは、スタッフの判断にすべて委ねる、というあたりはこの旅籠らしいといった所。
ついでに、各個室内には客に安心感を与え、施術への抵抗感を知らず知らずのうちに薄れさせてゆく効果を持った、
ほのかな香りのアロマが炊かれていたりもする。効果がどれほど出るかはその客次第なのだが。
「──さーて、今日もブブイーンと張り切ってやりますか、ねぇッ……と」
その中の一室に腕をグリングリンと回しながらやってきたのは作務衣姿の金髪の男。
知り合いからの依頼という形で臨時のマッサージ師としてやってきている冒険者、という立場は今も変わらないのだが、
もうすっかりここの一員として馴染んでしまっていた。
そんな自分に時折疑問を持たないでもないが、男自身としてもなんやかんやこの仕事は
気に入っているのでまあいいか、とあまり深く考えないことにしたのだった。
「今日はどんなお客が来るかねぇ……」
ともかく、男は施術台の傍のスツールに腰掛け、腕組みしながら客待ちを始める。
出入り口のカーテンが開かれ客が現れるか、あるいは魔導機械の通信機を通して客室への
出張依頼が来るか。
いずれかの訪れが、今日の男の仕事の開始の合図となるのだろう。
もしかしたら、受付を経ずに紛れ込んで来てしまうような珍客が現れる、なんてこともあるかもしれないが。
ご案内:「九頭竜の水浴び場 マッサージ室」にエレイさんが現れました。