2025/01/29 のログ
■リス > 値段が全てではない、しかし、値段が指標なのは確かだ。
物の金貨で置き換えるから、価値という物が生まれるし、商売という物が成り立つ。
しかし、その価値を見出すものに関しては、それぞれ違うのだ。
そうはいっても、だ。
商人だって様々居るのだし、根切や交渉という物をすぐに想像できる存在はいないのだろうか。
ポーションとか、冒険者セットは適正な値段なのですぐに売れている。
ただ、高級品は……という所でもある。
貴族とかならすぐに買えるだろうけれど、しかし。
武器や防具などは、使える冒険者に使ってほしいと思うのは。
嫁や娘に冒険者がいるからかもしれない。
とはいえ、値段でしり込みし、話しかけもしない人に、無理くり売るのはまた違うと考える。
うーん、と小さくうなる。
さて、どうしたものでしょうか、と。
■リス > 「まあ、もう少し……ね。」
売れないというのも商売だ。
売れない理由という物があるのだ、値段が高いというのもあるだろう。
それに、武器の見た目だ、武器はとても古めかしいし、中古品という雰囲気がすごい。
それなら、売り物にするためにドワーフなどの鍛冶師に、打ち直しをお願いする必要があるだろうか。
とはいえ、魔法の武器だ、打ち直しで、魔力が欠けてしまうことも考えられる。
それに関しては、どうしたものかとは考えるが、魔法を使う物に相談してみよう。
大丈夫ならきれいに打ち直す、だめならこのまま、魔法の武器として宣伝する。
「こんなに、すごい武器なのに。」
リスが手にしても感じられるくらいの魔法の装備。
竜眼がなくてもわかるくらいにあふれているが、人間はわからないらしい。
まあ、それは仕方がないわね、と小さく息を吐いて。
そのまま少女は、商売を、露店を続けていくのだった―――。
ご案内:「平民地区 商業地域」からリスさんが去りました。