2025/01/25 のログ
:: [一覧へ] :: :: ::

ご案内:「王都マグメール 狭間地区」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ >  王都マグメール 狭間地区 通り 
 天候 小雨

 暗い雲 灰色よりも黒く黒よりも薄いそれ
 小雨は降ったり止んだりを繰り返し、はっきりとしない。
 まるで半端な境界線無きこの地区の中ではしっくりとくるものの
 それは外に出ている者の足を鈍らせる。

 夜の其処は狭間にある酒場や娼館といった
 治安と客層を混ぜたことを弊害としない者らが建てたもの以外用はない。
 偶に、学生が私服に着替えて夜中に抜け出し、悪いことをしていることがあるくらいか。

 そんな場所で聞こえる金属音 硬く積んだそれはガラスのような音色を出す。
 月明かりも見えない中では、その剣撃でちらつく軌道の煌めき
 点々とした街灯、どこかの入り口を知らせる下げられた洋灯のぼんやりとしたそれで拾うことで成り立つ。


 呻きと共に倒れた音。
 白い柄と直刃が特徴的な刀を握り、メイラが数人と思しき者らと真剣での競り合い
 剣花(剣の火花)が何度も一瞬だけ、小さく咲く光と、金属音。
 聞こえた呻きはまた増え、今度は倒れる音ではなく武具を落としたと思われる乾いた音が転がった。
 よく見れば手首が折れているだろう逆側に手首下から逆くの字曲がった

  
 この刀 愛刀である饕徹が恐ろしく自分勝手とするならば
 この真改は徹底的に他人任せだ。
 下手に振れば切れやせず それをうまく利用するかのよう
 剣撃の中で頭部や腕など、一部にこの積んだ刀身を通すことで切れるのではなく破損
 倒れることで広がる赤はない。
 全員が絶命していない中で、メイラは目を細めた。

ご案内:「設定自由部屋」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。
ご案内:「満員乗合馬車」にトーラスさんが現れました。
トーラス > 王都内の主要拠点を巡回する乗合馬車。
幌の付いた荷台の左右には腰掛ける為の長椅子上の座席が設置されて、
中央部分には座席に座れない乗客が転倒しないように、
前後に梁のような棒が通されて、其処から掴まる為の吊り革が垂れ下がる。
尤も、満員状態では吊り革も役に立たない程の乗降客数を誇っていた。

「――――……。)

特にルートに王立コクマー・ラジエル学院が存在するその乗合馬車は、
学院生達を乗せているために通学時間は満員となってしまうのが常であった。
その為、学生ではないながらも非常勤講師として学院に通勤する中年冒険者も、
座席に腰掛ける事ができないばかりか、満員の通路部分の真ん中にて、
吊り革にも掴まれずに馬車の振動に押し合いへし合いする始末。
踏まれる足に辟易しながら、退屈しのぎに周囲の女性客を物色するように眺め。

ご案内:「満員乗合馬車」からトーラスさんが去りました。