2025/01/04 のログ
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ご案内:「九頭龍の水浴び場」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ >  
 戦での一定期間を終えて戻ってきたメイラ
 年を跨いだ瞬間ですら殺し合っていた身も、この時はおとなしい。
 諸々の事柄では食い足りないかのように、今は湯屋でくつろいでいた。
 
 木造の湯舟 直角の香りの好い木の浴槽の中で満ちた温泉
 肩まで浸かることのできる広さは複数人が使用するためのものだ。
 だが今は人はまばら ほぼ独占できている状態で体を伸ばし、足を組んでいる。
 布と髪留めで結ぶことで長く深い紺黒の髪は潜ましくなり、傷だらけの体が目に行くだろうか。
 縁に伸ばして預ける腕 瞼を緩やかに閉じている見えにくい赤い瞳
 体が汗を滲ませる顔は満足げなものであり、小さく笑みを浮かべていた。
 漂うように届く木の香りと相まって、こればかりでは王城でも手に入れにくい空間だろうと。
 
 
 

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。