2024/02/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/武具店」にカルラさんが現れました。
カルラ > 平民地区のある武器屋。
新品から中古まで数ある武器が並ぶ中、あえて新品ではなく中古武器の前で品定め。
手にとっては刀身の欠けやヒビがないかと確かめ。
それを終えれば次の武器を手にして同じことを繰り返し。

「値段ならこっちか。けどな…こっちのほうが長持ちしそうだよな…」

どうせ直ぐにダメになるなら値段をとるか、それとも多少でも長持ちを期待し値段を高めにするか。
どちらにしても中古なので新品ほど持つことはないが…。

そんな品質の武器を前にしてどちらにするか、それを真剣に悩んで。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/武具店」にアドラーさんが現れました。
アドラー > 馴染みのある平民地区の武器屋。
依頼で度々命を救われているナイフもそろそろ買い替え時。
店に入り、中古品の中からあるいは、使えるものを探し始めたところ…

「…値段で悩んでいるのならば、高い物を買っておいた方がいい」

武器の前でこれにするか、あれにするかと悩んでいる女性が目に入る。
彼女の小さなつぶやきが聞こえ、背後からそのようにアドバイスをする。

と、余計なお世話だったか、と発言した直後に思案して、苦笑いをして頬を掻く

カルラ > 値段は多少の違いではあるがそこが案外もったいない。
なので安いのでいいかとそちらを手にしたときに声が聞こえ。

「ん?高いのを買っても中古だ、直ぐに折れたら勿体ないだろ?」

それに直ぐに無くすかもしれない。
そう返しては声の主はどんな奴かと顔を拝もうと振り返り。
その振り返った顔は特に怒っている訳ではないがやや険しく見え。
そこが怒っていると勘違いさせるかもしれないが…。

アドラー > 「確かにその通りだが、こういう投資は惜しまないほうが良い」

この武器屋はそこそこの老舗。店主も武具の鑑定においては一流だ。
中古品でも値段に差異があるのは同じように使い古された武器でも微妙に差異があるからだ。

『安い』。それを理由に買うのは結構だが、武器や防具は特に命のやり取りに影響を及ぼす。
相手の一撃を受け止めた時に、少し高い剣であれば受けきれた一撃を、安い粗悪な剣では折られ、致命傷に繋がる場合がある。

だからこそ、こういう物に対する金銭の投資は惜しまないほうがいい、というのは彼の持論だ。

「まぁ、新品を買えるのならばそれが一番なのだがな」

やや怒っているような表情に見えた彼女に、肩をすくめながら頭の後ろを掻く。

カルラ > 「そうしたいのは山々だけどな」

この店が良いとギルドで勧められ足を運べば実際良い物揃い。
しかしその分値も張り手が出ないものが多々。

それゆえに新品ではなく中古で状態がよく安い物を探すが早々あるはずもない。
その結果取り合えず1仕事使えればいいという強度に落ち着く。
新品を買っても即ダメにすることはあえて口にせず。

直ぐに紛失する、だめにする常習なので新品を買わない理由もあるが。

「買える予算がないんだよ…」

肩をすくめる相手を見返し、最後に予算がないと多少声が小さくなって。

アドラー > 「そ、そうか…辛いな」

依頼を請け、こなす職業の辛い所の一つ。
金が足りなければ武器を買えない。武器がなければ依頼が出来ない。
悪循環だ。自分は早々にその輪廻から抜け出せたが、小さくなる声に同情の視線を浴びせる。

「…ところで、君は冒険者か?」

チラッと自身も中古品を一瞥する。
どれも使用済みではあるが、品質は悪くない。
そういえば、彼女は『直ぐに折れたら』と言ってたが…これが直ぐに折れるか?と眉間に皺を寄せて考える。

カルラ > 辛いと言われれば眉間に皺が寄るが事実なので何も言えず。
仕事の報酬はそれなりにあるのだが、やはりほぼ毎回の武器紛失の出費が大きく。
それで間に合わせ、仕事の質が落ちるの悪循環に気が付いてもいなく。

「私は賞金稼ぎだよ。冒険者の真似事も時々するけどな」

対象は人であるときもあれば魔物の時もある。
その時次第だが大体は手強い対象顔いので武器の寿命も短く。
それはそれとし、問いかけには違うと告げてから賞金稼ぎだと告げて。

アドラー > 「賞金稼ぎか!なるほど、最近は冒険者と名乗る者が多いが、珍しいな」

自分もやっていることは冒険者と大差はない。
しかし、賞金稼ぎより冒険者と名乗るのが耳障りは良いらしい。
まぁ、傭兵稼業も時折はこなしているが、そこは言わない方が周りからの評判がいい。

「あぁ、自己紹介が遅れた。私はアドラー。アドラー・アリストテレス。
 この街で冒険者をしている。よろしく頼む」

思い出したかのように、声を出し、胸に手を当てて自己紹介をする。

カルラ > 「冒険者は滅多にやらないんだよ。
それにそう答えたら面倒ごとを持ってくるのもな」

冒険者と名乗ればならばと妙な話を持ってこられたくないと首を振り。
それなら稼げなくても賞金稼ぎというほうが楽だと。

「ン…名前ね。私はカルラだよ。
同じ仕事をすることはなさそうだけど、よろしく頼むか」

まさかこういう場で自己紹介をするとは思わずに目を丸くし。
しかし名乗られれば返すしかないと名乗り返し、不敵に笑って。

アドラー > 「はっは、違いない。
 胡散臭い依頼を見分けるのは困難だ。そういう嗅覚を研ぎ澄ますか、避けるのが無難だな」

冒険者と自己紹介をして、胡散臭い依頼を掛けられたことはある。
それで騙されたのも一回だけではない。苦い思い出だ。
そのせいで面倒ごとを回避する嗅覚が備わったが、元々深く考えず個人の依頼は断る方が良い。

「あぁ、もしも依頼で肩を並べる時があったらよろしく頼む」

冒険者として活動することは少ないという彼女。
しかし、今回限りの出会いで終わらせるのは惜しい。
戦場で味方として肩を並べられるなら、と考えつつ、笑顔を見せる

「ところでカルラ。君はどんな武器を使うんだ?」

不敵に笑う彼女の瞳を見つめる。
悪意はなさそうだが、笑い方がどことなく怖い気がするが…そこには口を挟まず、使用している武器を問うてみる。

カルラ > 「大体話の持って来方で解るもんだぞ?
討伐とか駆除なら受けるが後はパスだ」

戦闘なら得意だがそれ以外は不得意。
そういう依頼はパスするが、基本的に持って来られるのは苦手なものが多く。
そういうのは雰囲気でわかると返し。

「そっちが賞金首を狙わない限りはまずないと思うけどな」

もしそういう事をするなら機会はあるが。
それ以外ではまずないだろうという考えであり。

「武器なら大抵何でもだな。よく使うのは剣か斧あたりか」

何やらおびえているように思うが気にせず、得意な獲物をサラリと返して。

アドラー > 「流石だな。しかし、討伐依頼も注意したほうがいい。
 目的地に到着したら依頼主と討伐対象がグルになって襲ってきたケースもあるという…君なら、平気かな?」

戦闘なら得意といった彼女に微笑みかける。
感じる雰囲気、肩や腕、足腰の肉付きから察するに相当の手練れだろう。
魔法や呪術の類は使うのだろうか、などと頭の片隅で考える

「高額の賞金首ならば、ギルドの依頼に回ってくることもある。
 もし面白そうな目標が居れば、競争になるかもしれないな?」

くつくつと笑いながら、そのような事を述べる。
物騒な競争だな、などと自身の発した言葉に目を細めて

「おお、何でも使えるのか、すごいな。
 私はナイフや剣だな…斧の類は持ったことがないな」

顎に手を添えながら、相手の言葉に驚愕する。
武器であれば何でも使える、なんて器用だ。自分は得意な武器しか伸ばしてこなかったから、様々な武器を扱える彼女は正直羨ましくも感じる。

カルラ > 「そう言うのは何回かあったな。全員縛り上げて放置してやったよ」

もちろんその時は野外だったのでその罠にはめた連中がどうなったかは直ぐにわかるはず。
こう偉そうに話すあたり、それだけの実力はあるように見え。

「たまにあるよな。そう言うのを探しに顔を出すことはあるな。
その時はその時だよ」

仕事柄誰かと競争はよくあること。
なので先を奪われても気にしない、奪えればラッキーだと。

「そうじゃないと苦労するだろ?
斧はあれはあれでいいもんだぞ」

たたき割れるしなと豪快な一言。
ただ器用に扱うというよりはなんで使う必要があった、それだけであるが。

アドラー > 「はは、強いな」

偉そうに話す彼女だが、その表情は自信に満ち溢れており嘘ではないことを感じる。
器用に不殺をするあたり、相当な実力差があったことがわかる
嘘だなんだと言うことはせず、笑顔でその話を受け入れて

「まぁ、その手の賞金首も最初はバウンティボードに掲示されるだろう?
 君ら賞金稼ぎの実力もバカにできない。私たちの方へ依頼が回ることはほとんどないだろう」

大体の賞金首は賞金稼ぎの誰かによって討伐されることが多い。
それを生き残り、冒険者へ依頼が回ってくる方が稀だ。
もし回ってきても、冒険者では手に負えない、なんてこともよくある

「私は不足している部分は魔術を使って解決してきたからな…
 斧、か。こう見えても筋力はない方なのでね。化け物相手に力比べはできないんだ」

身長は高いし、筋肉量もあるが、単純なパワーでいえば人間の範疇。
膂力だけで怪物たちに立ち向かうのは心許ない。だから魔術へ手を伸ばした。
相手は人間なのか、そうでないのかはわからないが…身内に少女の見た目にも拘わらず途轍もない力を持った人物が居る故に、猶更そういうのを意識してしまう

カルラ > 「強くないとやってられないだろ?」

死ねばそれまで、死ななければめっけもの、そんな考えで結果的に死ななかっただけとは口にせず。
たとえ嘘と言われても笑い飛ばすだけの心の広さは持ち合わせていて。

「そうなるよな。優遇されてるのは先に知ってそうだけど。
そこはチャレンジしてみればいいだろ?案外どうにかなるかもな」

賞金稼ぎはたいてい賞金首を狙うのが多い。
しかし冒険者が討伐することも無くはなく。
むしろ魔物で賞金がかかるモノになれば冒険者のほうが慣れているかもと思い。

「魔術な…使えなくはないんだよな。
なるほどな、それなら向かないか」

斧はパワーがあってこその武器。
筋力がない方と自覚があるなら使わないで正解だろうと。
人間でも魔物でも、賞金首なら狙う間に結果的に斧も扱える力を得、ただそうは見えない鍛えられてはいるが細い腕で。

アドラー > 「ふふ、そうだな。ここでは弱い者から食われていく」

弱い方が悪いなどと言われるのが賞金稼ぎや冒険者だ。
勝つ。それだけがこの世界で大事なことだが、それが出来ない人々もいることも事実だ。

「はは、強い相手と戦い、学べることはあるが、わざわざ挑む勇気はないかな」

正直草むしりで今と同じ報酬を得れるならそれが一番だが
今の生活を維持するためにも高額の報酬金の依頼をこなす必要がある。
それでも挑まないといけないのが、この仕事の辛いところだ

「あぁ、私はナイフのような小物が似合っているようだ」

大剣や斧などの武器を豪快に振るのは正直羨ましい。
しかし、自分はちまちまとナイフや剣で避けながら戦うのが性に合っているようだ
相手の腕を見て、その内に秘めている力はなんとなく看破していて

「おっと…無駄話をしてすまない。して、どちらを買うのかな?」

元々値段の高い物、低い物、どちらの武器を買うかを悩んでいたはず。
話を戻して、どちらに決めたかと問いかけてみる。
私のおすすめはやはり高い方、と付け加えて。