2023/09/26 のログ
ご案内:「王都平民地区 占い館」にレアルナさんが現れました。
■レアルナ > 占い師用の椅子に座っているエルフの女。
金の装飾の付いた黒いドレス姿で顔の下半分は黒いベールで覆っている。
机の上には大きな水晶玉が鎮座して怪しげな輝きを放つ。
女は現在進行系で困惑していた。
昔の仲間の伝手で持ち込まれた妖しげな彫像を机の上に置いてため息をつく。
持ち込んできた商人にはあまり良い印象を受けなかったが昔の仲間の紹介であれば無碍にはできない。
「今の私は占い師……なんだけどな」
この彫像を鑑定してもらいたいというのである。
一見したところ彫像としての価値はさほどでもなさそうだ。
造りは良いし傷もほとんどないが職人の銘も無いし素材もありふれたものだ。
しかし、人の形をしたものには念が宿り時に恐ろしい呪いを持ち主にかけることがある。
この彫像を持ち込んだ商人は呪いがかかっていないかが気になるというのだ。
「危険な呪い……ねぇ?」
机の上の彫像をさらに仔細に観察していると裏面に微かな違和感を感じた。
「ん?
封印がかかってる?」
魔術的な封印ではなかったから見落としていたが彫像の中に何かが封入されているようだ。
念のために手袋を着けて封印を外すと中からもう一つの淫らな彫像が現れた。
外側の彫像からは感じなかった魔力を強く感じる。
「し…まったっ!」
外側の彫像は中身の彫像を封じるためのものだったのだと気づくより早く中身の彫像と目が合ってしまった。
彫像の目に嵌め込まれた禍々しい宝石から視線を離すことができない。
■レアルナ > 「……ぁ……ぁぁ……」
エルフの女は机の上に置かれた淫らな彫像に意識を吸い込まれたかのよう。
翠色の瞳はみるみるうちに光を失っていきガラスのように虚ろになってしまった。
大きな椅子に力なく身体を預けて身体中の力が抜けている。
桜色の薄い唇を半開きにしてよろりと身体を起こすと大きな水晶玉を横に押しやって淫らな彫像を緩慢な所作で机の上に置き直す。
彫像の目に嵌まっている宝石がチカチカと光るとエルフの女はゆっくりと立ち上がり黒いドレスを脱ぎ始めた。
金の装飾がばたばたと床に落ちてくぐもった音を鳴らす。
ドレスの中から現れた白い肢体はうっすらと赤らんでしっとりと汗に濡れている。
エルフの女は彫像に魅了された上に発情させられていた。
半脱ぎにした黒いドレスから抜き出した白くほっそりした脚を大きな椅子の肘掛けの上に膝の裏を置くようにして乗せた。
「……んはぁ………ぁぁっ……ぁぁああんっ…」
もどかしそうに黒いレースの装飾のついたブラを外すとその中からみずみずしい果実のような胸がこぼれ出た。
先端についた桜色の蕾はぴりっと屹立して、その存在を無意識になった女に代わって主張している。
せっかく着けた手袋を邪魔っけに放り投げた女の左手の人差し指の先が蕾に触れると甘ったるい喘ぎ声をあげた。
「…ひゃんっ……っはぁ……ゃぁんっ…」
右手は黒いレースのショーツの中に潜り込むと潤んだ婬花の中をまさぐり始めた。
■レアルナ > うっとりと目を細めたエルフの女の視線は淫らな彫像に釘付けになっったまま。
悩ましい喘ぎ声の大きさは表にもれない程度。
椅子の肘掛けに乗せたのと反対側の脚を机の上にトスンと乗せてなおも自慰をさせられる。
「…ぁぁああんっ……ぁはぁんっ……ぁぁんっ…」
チカチカと淫らな彫像の目が光るとエルフの女の頭の中に直接声が響いてきた。
『お前の名前を名乗りなさい』
「…やんっ……ぁぁぐぅっ…」
エルフの女が首を横に振ってささやかな抵抗をする。
しかし、このエルフの女は催眠や洗脳に対して全く脆弱だった。
淫らな彫像からの圧力がほんの少し増しただけで女はあっけなく陥落した。
『お前の名前を名乗りなさい』
「………レア……ルナ……」
婬花から床に甘酸っぱい密がぴちゃぴちゃとこぼれ落ちる。
エルフの女は自慰を続けさせられたままで淫らな彫像にゆっくり洗脳されていく。
『レアルナよ。
お前は既に我の虜囚だ。
我が求めに応じてその身体と心を明け渡しなさい』
「……は……ぅぅっ……」
抵抗するエルフの女だが彫像の目の輝きはエルフの女の目を貫いて脳に突き刺さる。
女の左手が乱暴に大胆に胸の果実を弄って快楽で女の脳髄を焼く。
女の右手の指先はすっかり濡れそぼった陰核を強く挟み込んで抵抗力を削っていく。
「………は………い……」
エルフの女はすっかり彫像の魔力に屈してしまい、彫像以上に淫らな痴態を椅子の上で演じている。
『ならば、今から命じることを記憶の奥底に刻みなさい……』
■レアルナ > ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
女が気がついたときには彫像は元のとおりに机の上に置かれていた。
羊皮紙の上に羽ペンで鑑定結果を書き込んでいく。
彫像にはあまり価値がない上に良くない呪いがついているから金貨60枚で自分が買い取るという報告書だ。
彫像の外見からすれば法外にも程がある価格だが……。
報告書を書いているエルフの女はドレスを脱ぎ捨てた全裸のまま。
目も虚ろでまるで何かに動かされているかのようにするするとスムーズにペンが走る。
「これでよろしいでしょうか、ご主人さま」
ぼんやりとした平板な口調でエルフの女は彫像に話しかけた。
彫像は何も答えないが、女はまるで返答を聞いたかのように頷いた。
「……かしこまりました」
報告書を丸めて蜜蝋で封をする。
今は早くこの素晴らしい彫像を渡してくださった商人様にお礼を申し上げたい。
すっかり彫像に洗脳されてしまった女は虚ろな目で報告書にキスをすると元通り黒いドレスを身に着け始めた。
ご案内:「王都平民地区 占い館」からレアルナさんが去りました。