2023/09/19 のログ
ご案内:「魔族の国・欲望の街「ナグアル」【八区画・歓楽街】」にジェイミ・アイニーさんが現れました。
ジェイミ・アイニー > 【待ち合わせ】
ご案内:「魔族の国・欲望の街「ナグアル」【八区画・歓楽街】」にウロ・ネセサリスさんが現れました。
ジェイミ・アイニー > 欲望の街、第八区画
今日も今日とて混沌としたその地域で、なにやら視察をしている双子の姿
見ているのは、出来は悪いものの人間のアイディアを形にしたものだ

「ふーむ。このくらいなら私たちは幻覚で作り出せるが、魔法が苦手な奴にはいいかもな」
『かなり毛羽だってはいますが、見た目は十分でしょう…。酒場や娼婦に出してもいいかもしれません』

それは、猫や犬、その他ドウブツや魔物を模した耳、尻尾などの玩具だ
魔族も体の変化ができる者は多いが、逆にできない者も居る
クスリや酒で盛り上げることもできるが、やはり見た目も大事である

「ん?アタシたちに?いやいや、だから…、…商品じゃないのか?……あ、おい。……飲みに走って行った…」
『…なるほど。私たちが使うことによって、宣伝しようという狙いでしょう。…ジェイミ、一緒に付けましょうか』

自慢げに背を反らしていた豚魔族の店主は、猫と犬、それぞれの耳尻尾セットを双子に押し付けて酒場へ消えていってしまった
狙いはわかったものの、発展の手助けになりそうなことならやぶさかではない
もしかしたら、楽しい相手に見せられるかもしれないし、とりあえずは…ジェイミが猫耳、アイニーが犬耳を付けて警邏へ
尻尾は手で持ってゆらゆら揺らしながら…いつもとは違う様子でぽってぽって、と歩いて行こう

ウロ・ネセサリス > 「ふゥむ、今日も盛況だねぇ…あの二人が普段から盛り上げ役になってるためか。
良い傾向だ…」

今日も今日とてナグアルの街を巡る序列番外。
中央区より一段と混沌として、とても欲望の街『らしい』様相を帯びている八区は、
騒がしくはあるもののウロにとっても居心地が良い。
時折はっちゃけすぎて絡んでくる相手もいるが、その時はその時だ。
ケンカもナグアルの華、と。

「………ん?ジェイミにアイニー…いや、獣人族…にしちゃ、毛並みが違うな。
…つけ耳か?

​──確かめてみるか。おーい。」

ぽってぽってと警邏…という名のおさんぽ巡回を楽しむ双子の姿を認め、声をかける。
いつもならすぐに声をかけるところだが、いつもと風体が違ってほんの少し戸惑った次第であった。

ジェイミ・アイニー > >
見た目は子供の散歩だが、しっかり自分たちの仕事はしている
度を越えた不届き者は、あっという間にお縄になることになるのだが、それはそれ

「ん?ああ、ウロおじさん」
『あら、ウロおじさん。今日もふらふらされてるんですか?』

声をかけられればそちらに振り向いて見上げる
口調は未だにからかい気味だが、親愛の情が滲み出ている
小首を同時に傾げれば、犬耳と猫耳が揺れる
尻尾はまだ付けておらず、適当に手で持ってくるくると振り回されている状態だ

「なんだ、不思議そうな顔をして。もしかしてこれか?」
『領地の人たちが洒落で作ったもののようです。何の仕掛けもありませんが…どうですか?』

確かにその耳と尻尾には今のところ何の魔法もかかっておらず、ただの獣耳だ
それでも、印象が大きく変わる効果はあるだろうか

ウロ・ネセサリス > 「おう、ウロおじさんだ。二人とも相変わらず仕事熱心だな。
ふらふらとは相変わらず手厳しいが、ふらふらとお仕事中だぜ?」

アイニーの毒舌に笑いながら、二人に手を挙げ挨拶して。
揺れる袖口を腰に手を当て、不可思議そうな顔をする。

「そりゃ不思議そうな顔の一つもするだろう。今まで衣装を変えることはあれど、
仮装ってパターンは初めてだったからな。なるほど、洒落装具か。
…ああ、よく似合ってる。
一見ジェイミとアイニーが逆の耳に思えるが、ジェイミは猫気質なところも多分に見られるし甘える時ゃ徹底的に甘えてくるからな。反面、アイニーは第一印象では人を誑かしてコキ下ろすのが大好き…と思えて、一度心許した相手には忠犬めいたところがある。
内面含めて、よーく…似合ってるぜ?」

顎をさすりながら、二人の仮装を微笑ましく見て。
ぽん、っと。序列の双子二人の頭を気安く撫でる。

ジェイミ・アイニー > >
「うそをつけ~。この前自分で観光とか言ってたくせに」
『おじさんのためにも名所を増やしておかないといけませんね』

名所を増やしていくと…ペガサス娘の胃がまた痛むことになるのだが…双子はまだまだ自分たちの区画をにぎやかにする予定だ
くすくす笑いながら、からかう双子だがおじさんの評を聞くとにわかに様子が変わる

「いやいや、これは店主から受け取ったのをそのまま着けただけだからなっ
別にアタシは甘えたりなんてしないし…」
『…心外です。私は犬ではありません……、たまたまです。誤解しないように』

ぷくー、と頬を膨らませる双子
けれど撫でられるのは避けずにそのまま相手を見上げて
怒りか羞恥か、手に持った尻尾がぶんぶん振られる

「失礼なことを言うウロおじさんにはこれを付けてやるっ」
『そうです。一緒に宣伝するのです』

そして、赤い顔のままジェイミがぴょん、と飛び上がり…一緒に持っていた丸いくまみみをおじさんの頭に付けようとする

ウロ・ネセサリス > 「ははっ、バレちまっちゃ仕方ないな…ああ、そりゃあ仕事とは別にお前たちが頑張って仕事している八区の様子を観光させてもらってるからな。
お、嬉しいこと言ってくれるねぇ。アイニー。常識の範囲内だったのなら、俺も協力させてもらうぜ?」

二人の揶揄や、自分のために名所を増やすと聞けば、嬉しそうに笑い。
それが二人の欲望の赴くカタチであれど、そう言ってもらえるのは嬉しいものだ。

「おー、そうかそうか。そうだよなぁ、二人とも立派な悪魔だから甘えたりしないよな。
猫でも犬でも無かったな。でも、それを置いてもよく似合ってるぞ?」

ぷくーと拗ねる双子の頭をわっしゅわっしゅ撫でて、尻尾の動きを見て。
まるで、尻尾が双子の感情を代弁しているかのようで、微笑ましい表情をしてしまうのだ。

「おぉっとぉ…いやはや、こりゃまいったな。
おっさんがこんな可愛いモンつけても宣伝にゃぁならんのだがなぁ…」

苦笑しながら、赤い顔のジェイミが、くまみみをつけられるようにわざと屈んであげるのだ。

「​ところで…その尻尾は着けないのか?それを着けて練り歩けば、より一層宣伝になると思うんだが」

手の中にあって、着けてない尻尾を指差すくまおじさん。

ジェイミ・アイニー > >
「ふふん。さすが、ウロおじさんはわかってるな」
『その慧眼は美点ですね』

うんうん、と満足そうに頷く双子
欲望を是とするからこそ、その欲望を肯定されるのは嬉しく思える

「そうだぞ~、む~、気安くなーーでーーるーーなーー!とうっ」
『本当にもう、敬意と言うものがありませんよ、寛大な私たちに、むっ、感謝する、あう、のです…』

文句を言いながらくまみみを付ければ、ふんす、と満足そうに息を吐いて
かがんだその頭にけば立った丸い耳を付けよう

「……、尻尾は…うん。いきなり付けるのはしんどそうでなー」
『別につけてもいいのですが、慣らさないとこれは厳しいかも、と思いまして』

尻尾の根元を見せる双子。
この街らしく、そこは連珠になっていて、尻に直接入れてしっぽにするタイプのようだ
慣らしても居ないのにいきなり、はそれなりに躊躇うため…こうして手で振り回しているというわけである

ウロ・ネセサリス > 「お前さんらと悪巧みするのもちょいと楽しいもんでな。
やりたいことたくさん増やしてこそだろう。特にお前さんたちみたいな子らは、な」

ニヤリと笑い、双子の欲望を肯定して頷く。
…ほんのりとサテラの胃が痛くなってしまう気もするが。
今度何かしらの土産でも持ってグルーミングしにいこうか…とでも思いつつ。

「はは、そんじゃあ気安くじゃあなければ撫でていいのかね?
敬意は払っているだろ?ちゃんと二人がメンツを保てる場所で…な。」

毛羽立ったくまみみをつけられ、満足そうにふんすふんすするジェイミの前で屈んで。
…アイニーの方に流し目を向けて、狼狽する様子に小首を傾げる。

「ああ、なるほど。そういう事情か。
お前さんらが慣れてないなら、慣らしてやろうか?」

アナルビーズタイプの尻尾であることを明かして、どことなくもじもじしている双子にあっさりとそういう申し出をして。

「全く慣れていない状態からでも…な。問題無い」

………双子の下腹部に、ゾクリ…♡っと響く微笑みを浮かべる…

ジェイミ・アイニー > >
それなら、協力してもらうぞ!などと言ってにっこり笑う双子

「そういうとこだぞ!どうせまた、あんな…」
『…敬意とは程遠かった、ですね。まったく』

また膨れはするものの、怒っているというよりは自分たちの反応を隠しているような仕草
腕を組んで男を見上げて

「今はパトロール中だっ!……ウロおじさんがどーしてもというなら、まあその欲望を肯定するのが私たちだけどな!」
『…、ええ。問題はおおあり、です。パトロールが続けられなくなってしまいますから』

知らず、はぁ、と熱い吐息が二人の口から洩れる
一瞬二人の体に震えが走るものの、視線を逸らしてもじもじ、とし始める

ウロ・ネセサリス > おう、楽しそうなモンは大歓迎だ。と、悪い笑顔をする大人である。

「そうか?ちゃんと一人前として扱っただろう?
…それとも、敬意の扱いが不十分だったか?ん?」

屈んで双子一人一人と…ゆぅっくり…視線を合わせて…
腕を組んで、必死にいろんな隠蔽を続けるジェイミとアイニーに…色々と見透かしているかのような視線…

「​──​──そうだな、それじゃあどうしても、ってお願いしたらダメか?」
にっこり笑い、二人の頭に、またまた気安く、ぽんっと大きな手を置いて。
わしゅ、わしゅ、わしゅ、わしゅ…
「それはジェイミとアイニー次第だな。しっかり気を持てば…そのまま、パトロールも続けられるだろう…?」

…熱い溜め息をついて、ふるるっ…と震える双子の耳元で、わざと囁くように…
見た目のちまっこい双子であっても、ちゃんと『淑女(レディ)』として扱う。…ウロなりに、だが。

ジェイミ・アイニー > >
「やーめろっ!い、いくらウロおじさんとはいえ許さんぞっ、ただ、どうしても…なら」
『……ええ、仕方ないですね。』

傍から見れば、また遊んでいるのだと思われるのだろう
けれど、本当はもっと…

「…、ふん、ナマイキに試そうというんだな、ウロおじさん」
『見え透いた挑発ですが、乗ってあげましょう。痛かったら首と胴が分かれますからね』

囁かれても今だ声は張ったまま
けれど、ぐいぐい、と…あくまでレディとして扱ってくるおじさんの手を引いて薄暗い路地へ行こう
しっかりとパトロールを続けられるかは、この後次第だ――

ウロ・ネセサリス > 「おやおや、怒られてしまったなぁ。……それでも、仕方ないと許してくれるわけだねぇ。」

戯れ合うように絡む双子を愉しそうに笑い、今度は背中をぽん・ぽんっと。
悠然とした、大人びた笑い。飄々と、ふらふらと、さまざまな貌を見せる…

「ふふ。序列としての意地を見せてもらおうかね。
おお、怖いねぇ…じゃあ、しっかりと……本気で、準備させてもらおうか?」

一刻を急くように、ぐいぐいっと手を引っ張ってくる双子​──顔を見られないように不自然なほど前を向いている​──へ、おとなしくついて行って…
どうなるかは…双子次第、だろう。

ご案内:「魔族の国・欲望の街「ナグアル」【八区画・歓楽街】」からウロ・ネセサリスさんが去りました。
ご案内:「魔族の国・欲望の街「ナグアル」【八区画・歓楽街】」からジェイミ・アイニーさんが去りました。