2024/01/12 のログ
ご案内:「魔族の国」に天ツ鬼さんが現れました。
■天ツ鬼 >
「やれやれ……」
魔族の国、何処かの湖にて。
全身をべったりと赤黒い血に染めた女鬼が一匹、泉で身を清めていた。
こうなった理由はシンプル。
大きな魔獣との死闘の末に仕留めたは良いものの、頭からその魔獣の血を被ってしまった。
肉体や髪の少々の汚れなど気にも留めない性格の女鬼ではあるが、さすがにと近くの湖にして血糊を落としている…というわけである。
辺りには真新しい血の匂いが漂い、飢えた魔物───女鬼に気圧されぬレベルのモノ───ならば、嗅ぎつけやってきてもおかしくはない。
そんな中で水浴びを敢行する女鬼といえば、怖い物知らずであることがよく理解る。
魔獣との闘いで少々傷ついているとはいえ、強敵との邂逅は鬼の望むところでもあるゆえに。
薄暗い月光の下、羞恥の欠片もなく裸身を晒していた。