2024/01/01 のログ
ご案内:「魔族の国」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 神出鬼没、気紛れに、どこでも現れる少女。
そんな少女が姿を現す場所は、何も、人の国には限らない。
知り合いの中に、魔王である存在の居る事が、それを証明しているのだが…
まぁ、その辺り、そうそう探れるものでもないだろう。
さて、そんな少女が、今回ここに居る、その理由は…
こちらの国だと、色々と、気にしなくて良い事が多いから、気楽に行動したい時はここが良い。
…とか、そんな単純な理由である。
「とは言え、どこに何があるのか…
こちらは、そこがはっきりしておらんのが欠点じゃのぅ」
そう、人の国の方は、色々と調べたりしているから、土地とかある程度は分かっている。
だが、こちらの魔族の国に関しては、大して調べたりはしていない。
ゆえに、どこか寛げる村とか、街とか、他の場所とか、そんな知識がまったく無いのだ。
だから、こうしてやって来た時に…迷う。
もっとも、その目的が、いつものような、面白そうな相手、場所を見付けたら遊ぶ。
そんな事だから、見付けたら見付けたで、碌な事がない訳で。
そのまま、何も見付けられず、誰とも遭遇せず、で終わるのが、ある意味一番である。
ふらりふらりと、どことも分からない、どこに向かうか、そんな場所も分からない。
そんな状態で、適当に歩き回っていた。
■タマモ > …とは言え、何かしら、進む距離を決めたりした方が良い。
そうでないと、いつまで経っても進んでいき、終わりが見えないからだ。
途中、何か見付かれば良いが、何も見付からないと、少女はどこまでも進んで行く。
「さて、どこまで進むのか…歩き疲れたらにするか、適当に時間を見る事にするか。
その辺り、もう少し歩きながら、決めるとするかのぅ。
後は…外れた場所を歩いたり、そうしておっては、何とも言えんしなぁ。
……よし、一応、これもやりつつで進むとするか」
歩きながら、呟きながら、軽く思案を巡らせる。
その呟きの通り、終わりは適当に決めるとした。
後は…進む道から、その誰かとか何かとかが、大きく外れた場所にあった場合を考える。
距離的には、十分範囲内にあったのに、見逃した、とかあったら目も当てられない。
そんな訳で、少女は、少し耳へと意識を集中する事にした。
意識を耳に集中する事で、聴覚を鋭くし、周囲の音を聞き逃さないようにする。
これで、ある程度離れた場所での音を、聞き取る事が出来るのだ。
もっとも、これの欠点も、その聴覚の鋭さにある。
遠くならば良いのだが、近い距離で大きな音を立てられると…まぁ、うん、ちょっとある訳で。
それはそれ、仕方無いとして、とりあえず、今はそうする事に決めておいた。