2024/11/09 のログ
ご案内:「タナール砦」に宿儺姫さんが現れました。
■宿儺姫 >
戦火巻き上がる砦戦場
ココは良い遊び場だ
士気の上がった兵隊は命を惜しまず魔族の軍勢へと襲いかかる
無数の闘争が生まれ、一瞬で決着がつき、次の闘争が始まる
「ククッ…さあ、首級は此処に在るぞ」
つ…と黒々とした尖った爪の伸びた指が己が首を撫ぜる
巨躯…オーガやオークといった魔族の兵に混じり戦場に仁王立つ鬼は愉しげに押し寄せる兵の波を眺めていた
周りの巨漢に比べれば細く頼りなくも見えるその首には深い傷痕がぐるり真一文字に残る
かつて封仙宮に挑んだ歳に首と胴を切り離された名残でもある──首を狙われることに慣れたと嘯く鬼は己の首級を狙う怪物の存在を待っていた
「存分に──死合おうぞ!」
───………
■宿儺姫 >
大剣を手に斬りかかる傭兵の頭蓋を一撃で割り
魔法を射掛ける術士の焔を咆哮で散らし、拳圧を叩きつけ葬る
手練れであっただろう女の騎士は頼りないその胴鎧ごと、鬼の豪脚に蹴り飛ばされる
血風吹き荒ぶ戦地の中央にて、女鬼は身に夥しい傷を負いながらもまるでその戦力に衰えを見せず、君臨する
むしろ、傷つき血を流せば流す程に戦意が高揚し、凶暴性と力が増してゆく
そんな錯覚を人間側の軍勢に与え、その攻めの手が一旦止んだ頃合い──
「なんじゃ、もう終わりか…?
愉しくなったきたところではないか♡」
もしくは、何か起死回生の一手でも準備しているのか
紅い夕陽が斜めに差し込み、戦場に散る朱をより華々しく魅せる
そんな中、魔族の国側の軍勢は屈強かつ体格に恵まれた巨兵がのしのしと砦の中へと侵入してゆく
「(向こうが逃げ出したなら、こやつらを喰っても良いか…)」
たまたま此方側に違和感なくついていただけ、力比べに良さそうな相手がいれば、平然とそちらにも牙を剥く
"待ち"に飽きた頃、容赦なくオークやオーガどもを相手どって暴れまわるのは目に見えている
ご案内:「タナール砦」から宿儺姫さんが去りました。