2024/04/10 のログ
■天ツ鬼 >
……数時間後
「ぐふ…」
魔物の大群と満足ゆくまで戦い、いい加減やってられるかと尽くが退散した砦で雌鬼は天を仰ぎ大の字でぶっ倒れていた。
満身創痍、しかし満足げに口元に笑みを浮かべ、篝火の火の粉が舞う天を眺める。
途中戦った、角の生えた巨獣はなかなかに良かった。
単なる力勝負では話にならず。たまたま急所を叩けた故に打ち倒すことが出来た。
巧みに魔法を扱う魔族の女も危ういところだった。
耐え抜き一撃を叩き込めたから良かったものの、あと数瞬手が届かなければ全身蜂の巣、穴だらけにされていてもおかしくなかった。
今宵の闘争を思い出しながら嗤う雌鬼はどこまでも満足げであった。
ご案内:「タナール砦」から天ツ鬼さんが去りました。