2024/04/02 のログ
ゼロ > 暫しの間、砦の中を歩く、進む。
砦の中には、この国の兵士が常駐し生活をしているから、ゼロとすれ違う事も多くいる。
今現在は安全だという事が、兵士達が此処迄緩んでいる理由となるのだろう。
これが、この国のこの兵士達の実情だというのだろう。
それはそれで、良いのだろう、彼等の中では。
唯々、ゼロは無言で、砦の中を周回する。
砦の中は、修繕が成されていて、正しく砦の状態。
破壊された状態もなく、綺麗な新しい土壁だった。

襲撃がないことは望ましい、それを考えながら進めば、到着するのは食堂。
時間を見れば、休憩時間となっている。
食事を摂るのも必要だ、と考えれば、少年は一度手続きを行うために詰め所へと移動する。
食事を行なうための休憩申請と引継ぎ。
引継ぎが終わり、食堂に戻ってくる。
食堂は何時も盛況で、酒を飲む兵士が居れば、カードゲームをしている兵士もいる。
その中で、食事用のトレイを持ち、少年は列に並ぶ。

ゼロ > 並んで居れば、順番が来る。
順番が来た者には、順番に食事が配給される。
それを受け取り、少年は移動し、端の方に―――何時もの場所へと腰を下ろす。
そして、少年は食事を始めるにする。

隅っこで食事をして、少年はまた、巡回に戻るのだった―――。

ご案内:「タナール砦」からゼロさんが去りました。