2025/03/21 のログ
ご案内:「無名遺跡」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 九頭龍山脈、麓付近に存在する無名遺跡。
今回迷い込んだのは、駆け出しが突入するには微妙に敷居が高く、中級冒険者からは微妙に物足りない。
何とも中途半端だ、と言えるような場所だった。
まぁ、そうは言っても、己からすればいつも通り、ほぼ遊び場と化すもので。
のらりくらりと罠や魔物を避け、最奥の部屋に、何事もなく到達していた。
後から入った者が居れば、まさか、誰か先に来ている、とは思えない感じを受ける事だろう。
なぜ、色々と対処しなかったのか?
理由は簡単だ、今回は、己の侵入を誰にも勘付かれないように、最奥に行く。
そんな制限を己に掛け、やって来たからである。
「………とは言え、このまま戻るのも?」
どうやら、今居る最奥の部屋を守る門番、みたいなものは居なかったらしい。
その辺りに、ちょっと物足りなさを感じるものの、目の前にあるお宝らしいものにも興味はない。
ただ戻るのも、と考えれば…余計な考えを、浮かべてしまうのが、この少女だ。
ふむ、と一つ頷けば、ぽんっ、と手を打つ。
ここまでの道のりだけならば、覚えているし、ちょっとした悪戯も可能だ。
仕掛けられていた罠、その間へと挟み込むように施すのは、転移の陣。
定員は一名のみの、この部屋直通の道を作る。
何かしらの理由で単独で来れば、その者だけが引っ掛かるだろうし。
パーティー等で来ていたら、誰か一人だけピンポイントに引っ掛かる、という試みである。
招いた後は、どうするか…そんなもの、相手次第に決まっている。
が、少なくとも、ただで返そうとは思っていない。
その相手が、もし知り合いだったら、とかもあるが、そんな事は、起こってから考えれば良いのだ。
いつだって、その場その場で楽しむ事こそが、己のすべてである。
ご案内:「無名遺跡」にシルヴァさんが現れました。
ご案内:「無名遺跡」からシルヴァさんが去りました。
■タマモ > 誰も来ないのも、誰かが来るのも、そのどちらもが運次第。
のんびりと待ってはみるが、なかなか目の前にある、転移先の陣に、誰の姿も現さない。
それでも、さっさと戻らないのは、待った先に何かがある場合も、多々あったからだ。
そんな事だから、こうして待つ事を止められない。
こうした時間もまた、何かしらするにしても、それはそれで楽しむからだ。
さて、この後に誰かが本当に現れるのかどうか…
それは、この場所に居る者にしか、分からない。
ご案内:「無名遺跡」からタマモさんが去りました。