2024/01/08 のログ
ご案内:「無名遺跡」に肉檻さんが現れました。
肉檻 > 名も無き遺跡の奥深く、宛ら蟻の巣の如く入り組んだ迷宮を進んだ先にその場所は存在していた。
閉鎖的な通路とは打って変わって開けた空間、その最奥には朽ちながらも在りし日の栄華を思わせる豪奢な造りをした一台の玉座。

しかし、今となっては其処に腰を据える主の姿は何処にも無く。
その代わりとばかりに座面の上に鎮座していたのは大人の握り拳程度の大きさをした真球の水晶玉。
其れは玉座を囲うように灯された燭台の揺らめく光を受けながら、見る者の目を惹き付けるかのような妖しげな煌めきを放っていた。

ご案内:「無名遺跡」から肉檻さんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」にさんが現れました。
> 無名遺跡中層。其処は、地下深くでありながら、天蓋には空が映り日差しが注ぎ天蓋の下にある石造りの町並みを照らしていた。其処に、人気はない、魔物の姿すらとんと見掛けない、偶に鼠や兎程度が草木を食むぐらいのしんとしたところ。――其処な一つの家屋の扉が開かれる、途端、どぽん、どぽん、どぽん、どぽん……と、家の中一杯に詰まっていた、水色に粘着きながら淡く輝く液体が通路に溢れ出す。どぽん、どぽん、溢れて、溢れて……。

「――」

大きな街路も排水口も浸すほど溢れかえった粘液の一箇所から、
ぬらりと湧き出る女。
人間ではないのが一目にわかる粘液と同じ色で滴る、髪に、肌。

「ふぁ~……ぁ……」

其れは今迄眠っていたようで大欠伸をして大きく伸びをしたあと。
何処へ行くのか当人すら解っていなさそうな茫洋とした表情で、
ずるりぬちゃりとと大蛞蝓が身をのたくらせた様な音を立てて、
下半身の成形がうまくいかないのかする気がないのか上半身だけ成形したまま移動をはじめる。

ご案内:「無名遺跡」からさんが去りました。