2023/08/31 のログ
ご案内:「無名遺跡」にコルボさんが現れました。
コルボ > 「……ふう」

 罠を解除した瞬間に『部屋が変化した』
 おそらくは遺跡に住み着いている魔族に目でもつけられていたのだろう。
 普段から罠を逆用している男が、罠にはまり、落とし穴というには大きな陥没に落下する。

 落下しながら、腰裏のヴェリトゥムを引き抜き壁に突き立て勢いを殺しながら降下する。

 着地すれば即座にバンダナを外し、皮袋から水を浴びせかけ、口元を覆う。
 予想通りの毒ガス。おそらくは媚毒の類。

 左を見れば、大きく口を開いた通路への入口。
 それがゆっくりと、閉じていく。

(……そういうことかい……)

 同じ罠を扱う者同士。同じ遺跡で淫辱を嗜む者同士。通じる者もある。

 楽しんでいけ、というのだ。

 これから自分同様にここに落とされる獲物。きちんと女性。
 たまには罠を楽しめと。

(……どこの誰か知らねえが……)

 武器をしまい、どこへと分からぬがこちらを見ているであろう何者かへ、
 中指を立ててから、部屋の片隅にもたれかかってその時を待つ。

 ことが終われば通路が開き、返すという意志も感じ取って。 

ご案内:「無名遺跡」からコルボさんが去りました。