2023/07/31 のログ
ご案内:「無名遺跡」にコルボさんが現れました。
■コルボ > 長く長く続く回廊。
無銘遺跡の中盤に差し掛かる頃合いで、男はとある石壁の一部を取り外し、
露見した罠の構造を解体していく。
媚薬ガスの罠。発動すると同時に回廊の前後が遮断されて密室となる。
続けて真反対の壁が開き、中から触手を帯びた魔物が現れて獲物を凌辱する仕掛けだ。
なので。
「うるぁっ」
構造を操作して壁を開き、魔物が動き出す前に調合した痺れ粉を投げ込む。
壁が開き切った頃には痙攣して身動き一つ取れない魔物を引き裂き、
廊下の中央、罠のスイッチ近くに放り投げる。
一応、魔物が控えていた隠し部屋の内部にも、壁を開くスイッチがあるのを確認してから
その場に身を潜めて獲物を待ち受ける。
……罠を仕掛けた魔族を出し抜くように仕掛けを弄って目をつけられたことはない。
おそらくは、遺跡の罠に掛かった獲物が凌辱されればそれでいいのだろう。
遺跡の魔族と期せずして利害が一致する男は、そこで獲物の女が通りがかるのを待ち受けて。
■コルボ > 無銘遺跡に来たのはもう一つ理由がある。
涼しく、湿気も少なく、快適な環境。
おそらくはここに潜む魔族達が設えた状況。
かといってそれに溺れれば知らず油断が生じる悪意を伴う偽りの楽園。
果実水を飲みながら、獲物を一人待ち受けて
■コルボ > ほどほどに時が経った頃、男はその場を立ち去って
ご案内:「無名遺跡」からコルボさんが去りました。