2024/09/29 のログ
■シノ > シノというこの少女は一介の冒険者としてギルドに名を登録する退魔師だが、
その実、とある一国の姫として生を受けた高貴な血を受け継ぐ身分の者だ。
それ故に。目の前の男へ弁解をする事に必死になっているのも手伝ってか
己の裸体が蛇蝎めいた視線で舐め回されている、等といった俗な勘繰りをする事が出来ない。気付けない。
「あ、ぅ……確かに、人に化ける妖魔は皆……そのお言葉には同意致します。
で、でもっ、わたくしは本当に……っ。ああ、ど、どうしたら……っ。
違うのです……っ。ギルドに登録を果たした冒険者で、わたくしはっ、退魔を……っ!」
男の言葉に、怪しい相手を疑うその姿勢も正しいと少女は肯定出来てしまう。
だからこそ、焦る。焦る。焦る!場合によっては、警察的機構に突き出されてしまうやもしれないのだから。
眉尻をいっそう下げて、まるで子犬めいていっそう瞳んだ瞳で男を見上げながら
どうしたら信じて貰えるかと訴えながらその場で小さくぴょんぴょんと跳ねる姿を見せる。
男が畳み掛けた言葉によって落ち着く暇を与えられない少女は、
見ず知らずの男に裸体を晒している事に気付かぬ侭、そのたわわな乳をたっぷりと跳ね揺らしている。
「……え? ぁ……、か、確認する手段の持ち合わせが、お有りなのですかっ?
なるほど、霊薬……魔の者であれば、その薬に反応し正体を現してしまうのですね?
わかりました。どうぞその薬でわたくしを試し、身の潔白を証明させて下さい……っ」
男の思考通り。冷静に考えれば色々と、否、もう殆どおかしい所しかない。
――が。シノという少女は元々少し抜けている所がある上、更に焦りと動揺によって今は気が動転している故に、
男を見上げ「さあ!」と必死に両手を差し出す少女には、その"霊薬"とやらに疑問を抱く余裕すら無いのだった。
■ヴァーゲスト > ヴァーゲストという男は冒険者ギルドに所属はしていない。
職業的には冒険者よりも更にフリーの何でも屋あり、もう少し俗っぽく言えば賞金のかかったモノを魔物でも人でも構わず叩き潰す賞金稼ぎである。
だから、冒険者よりも視野は広く、目の前の子犬が如くぴょんぴょん跳ねる少女の振る舞いに気品を感じたのだが、今はそれも己の勘違いを疑い始め、今まさにぴょんぴょん跳ねる様子は子犬?連れ去っていい?首輪つけていい?となにこれ可愛い、と、保護がいいよな?これは保護しかないよな?と思い始めもして、思わず意味もなく咳ばらいを一つして、意識を戻す。
退魔と東方で聞いた言葉に引っ掛かりを覚えながら、たっぷりと揺れて誘ってくる蠱惑的なふたつのふくらみに隻眼がちらちら向かぬように耐え、ひとまず陶器の酒瓶を軽くしゃがんで自分の足元に置いてから再び立ち上がり、革袋から取り出した小さな瓶のふたを捻る。
霊薬、そんな大層なものではなく、これ娼婦と遊ぶ時のために用意した少し値の張った媚薬という奴である。
飲んでもよし、塗ってもよし、美容効果よし、の高級品で。
「悪いがギルドに確認の使いをだしている間に逃げられて、また何処かの村だの国だのに紛れ込まれてもな……。」と、焦る少女の言葉に追い打ちと、霊薬(媚薬)を使うことへの正当性を重ねる独り言をつぶやき、眉間に皴を刻んでにやけそうな顔を堪えながら。
「確認もせずに首を撥ねる程悪人じゃねぇんだなこれでも。
霊薬は高いけど仕方ねぇので、お嬢ちゃんの為に、高いけど仕方ないからお嬢ちゃんの為に使ってやっから。」
思惑通り進みすぎて、変な焦りが出る。
焦りというよりも、あまりに艶やかな美しさと愛でたくなる愛らしさの双方をまとう少女に、その警戒心のなさと猜疑心の薄さに戸惑いすら浮かぶ。
だが、それとこれとは別問題。
蓋をひねり開けた小瓶から爽やかな甘い媚薬の香り広げながら、片手にたっぷりととろ~りと粘度の高い透明色の薬液を垂らすと、指の合間からヌトと糸がたれ落ちるのも構わずに、両手を差し出した少女のたわわな左側の乳肉に媚薬まみれの掌を押し付けて、ぐにゅっ、と鷲掴みにする。
媚薬自体はぬるぬるの粘液状で、触れる程度では効果は出ず擦りこんだり飲み込んだりすると徐々に熱を帯びて効果を破棄する言わば普通の媚薬である。
「ほら、口をあけろ」高いんだから吐くなよ?と言葉を続けながら、隻眼でジロと少女の緑柱石の瞳を睨みつけた。
そうでもしないと、たわわな実りに視線が落ちそうで。
■シノ > 「ぅ……ぉ、お手間を割かせてしまっている事には、罪悪感を感じております。
だ、大丈夫です……っ。わたくし、逃げたりなんて致しませんっ。見の潔白は必ず晴らしますっ。
……まあ。これは、それ程に貴重な霊薬なのですか?
そんなものを、わたくしの為に……有難う存じます。問題ございません、きっと報いて見せましょう……っ」
男が焦りや戸惑いを見せる中、少女が男へ返す態度はその戸惑いを更に呼ぶ事になるだろうか。
でまかせを並べ立てる男に申し訳なさそうな表情を見せながら謝罪の会釈を繰り返すし、
高価なものを己の為に使ってくれると聴けば、恩着せがましいその言葉にも
素直に、人懐こい笑みすら浮かべて見せながら恭しく礼をしてしまうのだ。
箱入りにも程があるこの少女は男の思惑も何のそので、清廉潔白を示さんと勇む姿勢を見せている。
「は、はい……口を……。ん、ぁ……あー………」
男が口を開けろと伝えれば、まるで雛鳥が親鳥に餌を強請るかの様に
男を見上げ、唇を大きく広げ、潤んだ舌を伸ばして見せる。
男の薬が舌へと垂らされれば、ほんの少し咀嚼する様な様を見せた後、コクンと一息に飲み下した。
「――……味は、さほど苦くない……? 郷の薬とは、矢張り全く違うのですね……。
それで……如何、ですか? きっと、何も悪い反応は出ていないと思うの、です、が――……」
それが媚薬だとも知らず喉に下してしまった少女の様子に、変化が訪れる。
湯による火照りのせいで薬の回りが促進され、更には元より薬と縁の無い健康な身体であった為
慣れない薬の服薬をして、効果が本来よりも大きく出てしまっているのか。
ほんのりと全身が火照り、汗ばみ、無意識に呼吸が荒く、頭がぼんやりとし始める。
足元がフラフラとし始めて、少女自身も違和感を感じ始めた次の瞬間。
「――――…………えっ?」
己の掌に媚薬粘液を垂らした男が無造作に少女へと伸ばし、
大きな掌が片方の乳房に押し付けられ、柔く潰れ――そのまま、鷲掴みに。
しっとりと湯と汗に濡れた柔餅めいた豊乳が男の手によって形を歪めた。
少女は呆気にとられた様に目を見開き、ぽかん、と口をあけたまま。
男の手にも収まりきらない乳房が掴まれている様を、何が起きたのかわからない様子で見降ろし――ピタリと固まっている。
■ヴァーゲスト > 【部屋移動となります。】
ご案内:「九頭龍山脈 林陰の天然温泉」からヴァーゲストさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 林陰の天然温泉」からシノさんが去りました。