2024/09/20 のログ
ご案内:「九頭龍山脈・洞穴」に宿儺姫さんが現れました。
宿儺姫 >  
山脈にいくつか存在する穴ぐら。
その一つに鬼は住まう。
住まうと言っても転々と、一つどころに留まるわけでもないが。

此度はタナールで負った傷を癒やすために、奥に自然温泉の湧いた洞穴を選んだ。

一糸纏わぬ姿で湯浴みに興じる牝鬼の手元には酒瓶。
賞金稼ぎだのと抜かす冒険者を返り討ちにし、奪ったものでなかなか美味である。

口の端から酒精を零しながら豪快に煽り、湯と共に酒を愉しむ。
闘争の後にはこれが最もなる馳走だ。

「しかし賞金稼ぎか…にしては首を狙う素振りがなかったな」

むしろ弱らせ捕まえようという三弾にすら見えた。
どこぞの変わった趣味の人間が捕獲命令でも出しているのか、それおtも。

湯を跳ねさせる音を響かせながら、褐色の肌をより深く、沈める。

宿儺姫 >  
砦では随分手酷い目に遭ったが、迂闊な魔族のおかげで逃れることが出来た。
さしもの鬼の肉体と言えど、許容量を超えすぎる程に痛めつけられれば参ったものだ。
巨躯の魔物ばかりを引き連れた、かの魔王には如何にしてリベンジを果たしてやろうか。

散々な目に逢おうがその精神性は全く凝りていない。
酒を派手にガブ飲みしながら人間には恐らく熱すぎるだろう源泉に浸かり傷を癒やす。
…湯治になっているかどうかは疑わしいが。

「とはいえ所在もわからぬか。
 ……まぁ良い。また砦で暴れまわっておれば出て来よう」

細かいことを考えるのは面倒だ。
一度遭遇したときの状況をもう一度、いや何度でも繰り返えせばまた出てくるだろう。
脳筋の考えである。