2024/07/30 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 天然温泉」に宿儺姫さんが現れました。
■宿儺姫 >
白き雲海に沈む、九頭龍山脈の天然温泉。
人間にとっては熱すぎるその源泉に浸かるは、妙に上機嫌な女鬼一匹。
「くく。いやいやなかなかの上物。
しばらくぶりに良い酒が飲める♪」
源泉に身を沈め、機嫌よく酒瓶を呷る。
商隊を襲った山賊達…を更に襲って手に入れたおそらくは交易品のお高い酒。
味わって飲むのも良いが、豪快に浴びるように飲んでこそ趣もある。
結局は盗品なのだが、そもそも人食いの鬼でもある彼女がそんなことを気にする筈もなく。
「実に良き」
雲間から差し込む月光に照らされる浅黒の女鬼の凹凸に富んだ肢体は艶めかしくも見える…多分。見ようによっては…。
■宿儺姫 >
見た目に頓着することこそないが、こうやって身を清めることは多い。
それも日頃から闘争に明け暮れ、魔物や野党の返り血に濡れることも多い故。
こうやって湯浴みに勤しんでいる場においても、
白雲烟る源泉の岩肌に時折覗くのは、鬼に叩き潰されたであろう小型のドラゴンの死体。
ようするに竜を縊り殺す際に返り血を浴びたため、近くの源泉でそれを洗い流すついでに酒を呷っているのである。
よくみれば女鬼の肉体にいくつかの牙や爪による傷が残されている。
が、それらは既に薄皮が張り癒えかけている。脅威の回復力もまたこの女鬼の特徴の一つだった。
「ふぅ…。もう少しデカいやツのほうがやりがいはあったがなぁ」
そう贅沢を言うものではないか、と再びぐい、と酒瓶を呷る。
口の端から酒精が溢れようと気にすることもなく。豪快に。