2024/05/04 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中の宿」にアキアスさんが現れました。
アキアス > 九頭龍山脈、山賊街道。

街道沿いの温泉宿から出ていた山賊討伐の依頼を複数人で請け、首尾よくこなした後。
山賊の溜め込んでいた財宝に宿からの報酬で懐具合も良く。
そのまま宿自慢の温泉を堪能しているところ。
一泊して、そのまま翌日も日の高いうちからの湯治に融けた息を吐きつつ。

王都の温泉宿の様に整備されているというよりも、自然のままを生かした造り。
景観良く開放感もある温泉は男女別れてもおらず、
ちらほら見える他の女性客の白い肌に鼻の下を伸ばしながらに、湯を楽しんでいる。

「っはー……あとは酒飲んで……女でも引っ掛けられりゃ上等だけどなぁ」

酒は宿から供されるし自前もある。
女は、一緒に依頼を請けた者に声をかけて首尾よくいけばよし。
あるいは他の客でもいればそちらでもというところ。

湯で温められる呼吸を逃がすように空に向けて吐きながら、とりあえずは温泉を楽しんで。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中の宿」からアキアスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/アジト?」にサイエーガ・テンタクルさんが現れました。
サイエーガ・テンタクル > 街道より離れた山中のどこか。
点在する洞窟の一つを根城にしている山賊のアジトがあった。

彼らの戦利品は全てそのアジトに収められ、その幾つかは金銀へと変えられ、その"幾つか"は彼らの肉欲を満たすがために使われる。
悲哀も、悲嘆も、悲劇も、何度も繰り返されたその山賊たちのアジトは今はもうすっかりと様変わりをしてしまっていた。

誰が持ち込んだか。或いは持ち込まれたか。
その日も意気揚々と戦利品を持ち帰った山賊であった男の一人が"戦利品"へとのし掛かったその際に、胸元から"芽"が生え、"花"開いてしまったのが契機となり――他の男達もまた同様の顛末へと至ることとなる。

"花"開いた者達は、"花"開かなかった男達を間引き、
"戦利品"たち、また溜め込まれた"財貨"へと手を伸す。

山賊達の浅ましい欲望に晒されてきた女性達は、"花"開いた者達の繁殖欲に基づいた肉欲へと晒されることとなったことに気付くのは――膨らんだ胎から産まれ堕ちた異形のそれを見たときだろう。

その時にはまともな思考や理性を保てている者がいるだろうか。
人の形をした牡に混じるように、獣型の魔物や産まれ堕ちた触手の異形が牝胎を求める小さな淫獄の園へと変わり果てていた。

――というのが、約半月前にその地獄から逃げ出すことに成功した被害者から齎された情報である。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/アジト?」からサイエーガ・テンタクルさんが去りました。