2024/12/28 のログ
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ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にミリセントさんが現れました。
ミリセント > 日も暮れた頃に船着き場に到着する一隻の小型の船。
船が接岸すれば桟橋が掛けられ、そこから乗客や船員が港へと降り立っていく。
そんな客や船員に交じり港に降り立てば大きく背を伸ばして息を吐き。

「やっと着きましたよ。船代はけちるもんじゃないですね」

これならお金が掛かっても大型の船にすればよかったと呟き。
小型ゆえに乗り心地の悪さを思い出しては、次はもう絶対に同じ失敗はしないと近い。

そして乗ってきた船を一目見れば小さなバックパックを背負いなおして歩き出し。
向かう先は船着き場にある少ない酒場の一つ、できれば宿が併設されていればなおいいのだがそこは運。
自分は運は悪くないからきっといい店は見つかるはずだと考え、にぎやかな店は繁盛している分人が多い。
ならば逆に静かなら空いていると考えて、そういう酒場を探して歩いていく。

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にアンディさんが現れました。
アンディ > 探し当てた酒場は、運よく宿も兼ねている宿だった様子。
そして中に入ると、客層は騒がしい多数の客がいる酒場ではなく。
良く言えば静かで、逆に言えば寂れたと言える酒場兼宿屋。
とはいえ、テーブルについている客を見てみれば、冒険者はそれなりに良い装備を。
商人などの服装は高級まで行かないが、それでもしっかりと金を掛けているのが判る服装で。
そこから考えられるのは此処が隠れ家的な店という事だろう。

そして、そんな静かな店の中テーブルについている客たちの中である意味で目立つ場所が一か所。
其処に座っているのは、どう見ても少年だがその雰囲気はこの酒場に馴染んで見えし、周りの客もそれを気にしている様子は見られない。
そしてその少年が入り口に立った少女に気づき。

「マスターさん、お客さん来たみたいだよ…しかも初めての人じゃないかな」

声変わり前の少年の声で酒場のマスターが顔をあげ、少女を見て。
適当な席に座る様に、手で示す…すると、少年が手を上げて。

「よかったら、こっち来ない…此処っておじさんとかが多いらね僕だけだと居づらいんだよね。
お姉さんも、同じ感じにならない様に、ね」

そう声を掛けて、自分の座るテーブルで空いて居る椅子を手で示して。

ミリセント > 何軒かの酒場の前につけば店内を覗き、混雑している様子に離れ次の店に。
それを何件が繰り返しついた次の店は希望の一つである静かで空いている店。
中を覗けば騒がしいと言える客の姿もなく、穴場といえる店を見つけたと思えば口元が緩み。
この店にしようと一歩踏み出し、入った瞬間に客の一人が自分に気が付き店主に声をかける。

そして店に入れば適当な席にと勧められ、どこにしようかと店内を眺めると先ほどの少年が手をあげているのが見え。

「んー…確かにそうかもしれないですね。静かで良い店だけど常連さんが多いようですし。
折角のお誘いですし、失礼しますね」

少年の言葉に今度は客層を確かめるように視線を巡らせ。
確かに年上の男性が多い事に居づらくというより、落ち着かないかもと思えば少年の誘いを受けることに決め。
勧められた椅子に近づけばバックパックを下ろして椅子に座り。
ありがとう、と笑みを向けて。

アンディ > 「ううん、僕が誘ったんだしね…あ、そうそう僕はアンディ。
こう見えて、何年かは冒険者してるんだ、よろしくね」

見れば少年の付けている皮鎧は使いこまれた様子で、いくつか補修跡も見てとれる。
剣は新調したばかりなのか、新しい剣の様子。
そして、周りにいる客が少年について何も言わないという事は、この店では認められているのだろう。

「ちなみに、僕はこの店の事は前に一緒に仕事した人に教えて貰ったんだけど。
お姉さんは、誰かに聞いたの?…っと、ごめん、先に何か頼んじゃいたいよね、此処は港だから海鮮料理が美味しいよ」

少女にも間違われそうな顔の作りに髪型、そんな少年が首を傾げながら問いかける。
それは少少年は教えてくれた人のお陰で、此処を知ったのだと思わせるに十分だろう。
少女もそうなのかなと聞きたがると共に、周りが口数少ない相手で会話相手を求めていると思われる。
そして、入って来たばかりの少女に声掛けすぎたかなと、少し慌てた様子で。
ある意味で港街であれば当然の、海鮮料理をお勧めしてくる。

ミリセント > 「どっちかっていうと誘ってくれてよかったかも。
静かでいい酒場だけど何だか今思うと入りにくい雰囲気もあるよね。
あ、私はミリセントだよ。
同業なんだ、よろしくね」

自分よりも若く見えるのに冒険者といい、使い込まれた皮鎧を着ている姿からそれなりの年数をやっていると見てとり。
武器に関しては買い替えるときは買い替えるものなので、新しいのという考えだけ。
そして何より、若いのに他の客は気にした様子がない事にこの店の常連なのかとみて。

「そうなんだね。私は偶々かな、見つけたのって。
さっき船で来たところだから教えてくれる人もいないよ。
海鮮料理が美味しいなら、それにしようかな」

遠目で見れば女の子に間違うかもしれないと少年を見つめ。
少年の問いかけには、さっき来た所なので偶然と笑い。
静かな店内でこんなに話していいのかと思いはするが、折角の話し相手なので話すことにして。
そして慌てた様子を見ては、可愛いなと見てしまい。
何を頼むかは考えていなかったが、少年のお勧めもあり海鮮パスタを注文しては少年を向き直って。