2024/06/19 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にノイさんが現れました。
■ノイ > 「あー、ぅーん…? …どうしようかなぁ……」
倉庫と倉庫の隙間を縫う狭い道にて。
心底辟易。そんな顔で周囲を見回す少女の姿。
切っ掛けは。いつものようにハイブラゼールの高楼から見下ろしていた町並に。とりわけ大きな船を見付けた事だった。
普段お目に掛かった事のないそれが。はて、何処の国から荷を、人を運んで来たのかと。
見た事のない異国の品々や。有る意味同族めいた異種異人等を見られるかもしれない、と。
そうした興味に誘われふらふら、塒を出て来てみたのなら。
もう少しで目的の桟橋、という所で。荒っぽい船乗り達に通せんぼされてしまったのが、現状である。
長い事海の上だったのだろう。明らかに「溜まっている」風情。
なんなら、夜に出歩く無防備で軽率な少女の姿に、服の上からでも判る滾らせぶりを見せる者も居る。
…正直。普段なら、晩ご飯として美味しくいただきたい所だが。
今日に限って別の目的が有るので。さて、どうしたものか、というのが現状だった。
■ノイ > 暫し考えたが――しょうがない。
どのみち、欲望に目をギラつかせた男達が。そう易々と逃がしてくれるとは思えない。
ふぅと溜息を吐いてみせた後。
「……しょーがない、なぁ……おにいさん達? 何処に連れてってくれるのかな――」
どうやら素直に従う気らしいと。少女の言葉で色めきだつ男達。
彼等によって適当な倉庫に引っ張り込まれてしまえば、きっと、一晩中解放される事は無いだろう。
この場の全員を相手にさせられる。勿論一人一発で満足などしない。
並の娘なら壊れてしまう程の激しい行為が待ち受けている筈だ。
――――が、明日の日中にはきっと。
興味深げに異国の巨船を見物する少女の姿が有る事だろう。
捕らえた一人の獲物を徹底的に犯し尽くし嬲り抜いたであろう男達が。
夜を越えたその後、逆にどうなったのか…知るのは少女だけである。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からノイさんが去りました。