2024/05/13 のログ
ドリィ > 鰭を押し込んだ青年の舌は、本当に猫の舌のよう。
毛羽だったざらつきが一瞬、指を舐めるのに──…女は興味深そうに、可笑しそうにまた破顔する。
その口調もあるだろう。本当に猫に接しているかのようなそんな気分にもなり。なので。

「…なぁんか、ほんとぉに猫みたい。───…ぁは。 かぁわい。」

喉の皮膚の柔いところを、やさしく擽り、撫でる。爪先で、こそばゆく。
ゆるゆると愛撫する指先に感じる触感が、
心なしか被毛を撫でているような感があるのは気の所為か。
なんというか単純に癒やされる。

「キュリアスはぁー… 首輪がついてるからぁーー…飼い猫ちゃんかにゃぁ?
 髪もおめめもつやつやで、よい猫ちゃんだねぇ…」

腕に、青年の頬が触れる。すりすりと──倒錯的ですらあるその仕草もやっぱり猫めく。
女はもう片方の掌で、よぉしよーぉし、なんて謳うように唱えながら、彼の頭と耳元をしゅるりと撫で。
細めた双眼が囁き問うた。それこそ、公園で戯れてくる猫にでも話し掛けるように。
小頚傾いで、酒杯片手に傾け艶めく唇潤して、猫を甘やかすを肴にしながら。

「じゃあー…… 今夜はーぁ…、ドリィちゃんちのにゃんこになってみる…?」

キュリアス > 「ん~♪」

嬉しそうに、にへぇ、と蕩けたような笑みを浮かべて。
高身長。それもかなりのものであり、ドリィもまた身長は低くはないのだが。
こんな青年が、首輪をしてだらしのない、甘え切った表情を見せて。
年齢は不明だが、見た目で言えばドリィと同じぐらいだろうか。

「そうだにゃ~。ご主人様がいるんだけどぉ、しばらくは会ってないにゃあ。
だから、今はある意味フリーなんだにゃあ。んふふ~、ありがとうにゃー」

頭と耳元を撫でれば、より猫を撫でているような感覚が掌に走る。
彼女の口調に当てられてか、猫もまたさらに声が甘えるように蕩けて。
甘やかしてくれる彼女に、猫はどこまでもそれに甘えて、艶めく瞳を彼女へと。

「うん……。僕ちゃん、ドリィちゃんに飼われたい、にゃあ……」

そう、掌に頬ずりをして、軽く口付けをした後に潤んだ瞳を向ける。

ドリィ > 女の手つきは“猫”を愛でる。
耳から髪迄を撫で、頬の稜線をなぞらい、顎に到ってはこしょこしょと擽る。
丁寧に愛玩する手つきで上背の己より高い青年を可愛がり。

「あら。そぉなの? こぉんな可愛い猫ちゃんのにー…ぃ。
 ぁ、は。 じゃぁー…… 今夜はぁ、ドリィちゃんちのキュリアスね?」

掌に、頬が寄る。すりすりと擦り寄るさまは矢っ張り猫だ。
唇が触れたとて、それを愛らしいと思ってしまう。

「いっぱい、いっぱぁー…い、かわいがって…あー…げー…る。」

いいこ。女は双眸眇め、囁いて。青年の頬に触れ、撫でて甘やかす。

女は、酔狂だ。──青年を、終始“猫”として愛情を注ぐつもり。
宿に連れ帰って風呂に入れては被毛を梳き、餌を与えて同じベッドで抱き締めて眠る。
青年が求めなければ、それこそ性交すらも伴わず。可愛い可愛い、猫として。

愛でて世話をし、愛玩し。そして朝、あっさりと手放すことをするだろう。
一夜の飼い主と猫の一幕が如何様なものであったのか、それは互いのみが知り──。

キュリアス > 青年が求めたのは、ただのぬくもり。
彼女が愛でてくれるのならば、それに満足したようにその夜を過ごして。
毛並みを整えてくれれば、もう何も言う事がないかのようにひたすら甘える。
求めるなんてことはしない。彼女が、自分を猫として見てくれたのが嬉しかった。

「んにゃーん……♪」

愛玩動物。というには彼女の扱い方はちゃんと愛でる者であった。
だから、それ以上などない。お互いは飼い主と、そのペットだけである。
共に眠る時には、それこそ人の姿を解いて猫の姿となって彼女と夜を共にしただろう。

一夜を明けた頃には、その宿から一匹の猫が出てくる。
紫と白の、奇妙な色合いをした中型程度の猫の姿が。
最期にぺろりと、彼女の靴を舐めた後、尻尾を振りながら離れていくのだろう。
お互いに、満たされた胸の中を感じながら。

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場 大衆酒場」からドリィさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場 大衆酒場」からキュリアスさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にロベルタさんが現れました。
ロベルタ > 船着き場の外れに停泊している3隻のキャラベル船。
そこから乗組員が下りてきて、ダイラスの繁華街の方へと走り消えていく。

後から降りてきた3人の人物。1人が小柄な女性で2人が大柄な男。
3人で集まってなにやら話をしたうえで、男2人が女に頭を下げて船着き場を離れていく。
ひとり残った女性はと言えば……

「さて、まずは補給かな。補給処は、っと。」

そう言葉にしながら船着き場に併設されている補給処へと足を運ぶ。
そこの係員に声をかけて、補給したい分の水と食料、修理資材と弾薬について交渉をはじめていた。

ロベルタ > もうすこし下げられないか、いや、こっちがこの値段はおかしいだろ、などなど、値段交渉を繰り返していく中で、お互い妥結点を見つけて交渉がまとまる。

資材の価格を下げる代わりに人夫の日当の4分の1を払うという契約。
結局資材を安く手に入れた女船長と、人件費分を浮かせることでトータルでは損をしていない補給処。
お互いWin-Winの交渉になったようだ。

補給処から出てきた後で、軽く伸びをして

「さーて、連中に48時間の全舷休息を与えちまったしねぇ。」

当直番数人と自分だけでしばらくは船の番、というわけで。
そのために遠くに離れることはできないが、久しぶりの陸を楽しむべく船着き場周りを軽く散歩を始めようか。

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にグライドさんが現れました。
グライド > (街は盛況だ、中心へと向かえば、店に出入りするも多く
特に港に着き、久方ぶりの陸地で羽目を外そうとする連中は
街にとって良い金を落とす上客として有難がられて居よう

だが、そんな中に反して、港のふ頭、其の先端で係船柱に腰掛け乍ら
酒瓶をのんびりと煽って居る、大男が一人居た
背に背負った巨大な盾が異様に目立つだろう其の姿は
少なくとも、水夫で無い事は間違い無いと思える物だろうか。
港に出入りする船を眺めながら、海を肴に酒精を愉しむ贅沢だ。)

「――――――……やれ、平和なのは良いこった。」

(――で、何をして居るのかと言えば。
つい先刻、搭乗予定だった船が、諸事情で欠航となったが故に
数日、港で足止めと言う憂き目に見舞われて居るが故の
『この後どうしたもんか』状態であった)。

ロベルタ > ぶらぶらと散歩をしていれば、程なくふ頭の先端までやってくる。
そこで目に入る一人の男。

どう見てもこの場にそぐわない様子。
あの大盾で船乗りをしていたら、いざという時に海に沈んでしまうだろうから。

そんなそぐわない人物を見かければ、興味を惹かれたか近づいて

「確かに平和なのはいいことだけどね。アンタからはそんなに平和な雰囲気を感じないのだけれど?」

と、声をかける。

予定が崩れて途方に暮れている様子をそれとなく感じ取っての言葉だが、突然声をかけられてどのような反応をするだろうかといういたずら心も見え隠れ。

グライド > (声を掛けられた瞬間、ぴく、と肩が動く
驚いた時の反応――とも僅かに違う、反射的に、身体が警戒を取ろうとした其れ
とは言え、"平和的に"話しかけられれば、其れ以上は無い
ゆるりと首だけで振り向き、其処に佇む女を見上げれば
何処かで見た顔だったかと、僅か首を傾げながらも。)

「なぁに、普段がそんなんだからこそ、平和の価値が判るってもんだ。」

(けらり、言葉を返しては、喉奥で笑いつつ。
海に向けて居た身体を、ゆっくりと女の方へ回転させて、向き合おう
酒瓶は既に残り少なとなって居る、其処に溜まる液体が揺れるのが見えるだろう。)

「―――で、だ。
その、世辞にも平和的とは言えねぇらしい野郎に、どんな用向きだ?」

(――普通ならば、君子危うきに近寄らず、だ
君子で無く女であれば、尚のこと。 危険を感じれば踏み入らないのは
この世を生きる上での、大事な処世術と言えるだろう
だが、そんな男に態々と声を掛けて来たなら、女も又"此方側"

或いは、余程の考えなしなお嬢様か、だ)。

ロベルタ > 自分がかけた声に返ってきた反応。
もうすこし驚くかともおもったが、そこまでではない反応。

まぁ、腕利きの戦士や傭兵ならこんなもんか、と自分なりに納得させながら振り返った顔と己の顔が向き合うか。

「……違いない。」

平和の価値についての言葉に小さく笑って同意すれば、完全に向き合う形に変わる。
腰掛けている状態でもぱっとみただけで大男とわかる相手。
そんな大男から続く言葉は用向きの問いかけ。

「アタシはちょっとした散歩がてらでね。
たまたま向かう先に先客がいるじゃないか。
それも、ご立派な得物抱えてんのに、どこか黄昏てるような雰囲気すらある。

こりゃぁ、なにかあるって思わない方がおかしくないかい?」

蓮っ葉な口でどこか面白がるような言葉で何を考えたのかを伝えながら、今一度、値踏みするように男を上から下まで見渡して

「余程海が好きなのか、余程暇を持て余しているのか。もしくは……」

ここまで口にしてから、クックッと小さく笑いをこぼしてから一言付け加える。

「……船が出なくて困っているか。」

グライド > (――値踏みとは違う。
目にした相手の姿を、己なりに観察して仕舞うのは、傭兵としての性分だ
女としても小柄な部類、されど良く鍛えられた身体
踊り子や娼婦とは思えぬ装備は、冒険者と言うよりは寧ろ
方向性の違いこそあれ、荒事に携わる己の様な人間が好むものだろう

其の上で。 カットラス何て獲物を好むのは、一部の物好きだ
――陸よりも、海の上を好む様な。)

「―――……どうやら詮索が好きらしいな。
……ま、実際其の通りだから、別に隠す様な物でもねぇか。
仕事は終わってんだが、依頼先に出向けなくてよう
王国手前の孤島なんだが、ぐるっと陸を大回りして帰るとなりゃあ
船を待つのと、さて、どっちが早いって話になるだろう?」

(やれやれで在る。 新たな船を見つけ出すのと、素直に陸路を辿るのと
何方が日数を掛けずに済むかは、怪しい所だ
別に隠すような事情でも無し、女の推測は当たって居ると、そう解答しながら
――僅かに片眉を跳ね上げ。)

「――――……其れとも、船に心当たりでも在るのかい? 嬢ちゃん。」

ロベルタ > 「面白そうなモンがあったら首を突っ込まずにはいられない性質でねぇ。」

少なくとも自分の見る目は信用している。
危険な相手か、触るべきではない相手かくらいは見分けると。
そして、今回もこの目を信用して正解のようだ。

「なるほどねぇ。へぇ、あの島、ねぇ……」

説明をしてきた男の状況。
位置関係と時間関係、そして現在の状況と男の装備。
体格から推測する体力と筋力。その結果としての行軍力。

しばし目をつぶって考えてから

「3日以内に出る船を見つければ、船の方が早いね。
4日以上かかるんだったら、馬を使えれば陸の方が早い。」

海路と陸路、陸路上の問題点。盗賊が出ているとか、軍が出張ってきているとか。
入手している情報を全て総合して出した答え。

そんなことをしていれば、男の眉が跳ね上がり、次いでの問いかけが付け加えられる。
その言葉に女もまた口元ニヤリと笑みを刷かせて

「そうだねぇ……2日後に出る船なら、心当たりがあるよ。

……海賊船だが、その程度なら回ってやってもいい。」

グライド > (――陸路だと、純粋な距離は凡そ三倍以上となる
バフートを通過し、ゾス村の辺りを通りがかって、確かに3日で到着するかは怪しいだろう
道中が平和である保証も無いし、馬車を経由したとしても
馬の疲労具合では、野宿などで足止めを喰らう場合も在る

そも、目的地が島である以上は、王国近辺から再び船を探す必要が出て来る
到着が夜だった場合、其処から更に半日、夜が明けるまで待つ羽目になる訳で
――嗚呼、矢張り考えても、陸路の見込みは余り無さそうだ。)

「―――――……現実的じゃねぇな。 少し待ってでも、船が出るなら船の方が早い。
上手い事、馬で繋いでいける保証も無いからな。」

(有る程度予定が立って居れば、事前に調べて置く事も出来たが
行きでは無く帰りの些細な事故で在るから、困って居るのだ
ただ――続いた女の言葉に、言葉遊びでは無く、漸く、興味を引かれたように顔を上げた

海賊船、と言う言葉には――口元に笑みが浮かぶ。)

「――――……悪かねぇ選択肢だ。 身ぐるみ剥がされて海に放られやしなけりゃな。
だがよ、海賊の慈善事業なんざ聞いた事がねぇ。 ……駄賃に何が必要なんだ?」

(――気前よく客人として乗せてやる、なんて話なら都合が良いのだろうが
相手が海賊ともなれば、都合が良すぎて逆に身構える物だ
馬を使えば馬鹿にならない旅費も在る、耐火として己は、一体何を支払えば良いのかと
首を傾け、現状は身軽な己を示しながら、問い返そうか)。

ロベルタ > だいたいの概算日数については合意が出来たようだ。
その上でどうするか、の部分。

陸路を行くのは現実的ではない、となった様子。
それはそうだ。なにより、行き先が島なのだから陸路では余計な手間がかかるばかり。
故に、船を待つというのは賢い選択だ。

そして、付け加えた提案に興味を示すが、海賊船の対価を問うてくる。

「ああ、悪くない選択肢だろ?……そういう用心深さも大切さね。
ちょっと一儲けとは行かなくなったが、用心深い相手にはそれなりのやり方もあるさ。」

『使える』相手だと理解できれば口元の笑みも深まって。

「大した寄り道じゃないんで、そこまで吹っ掛けるつもりもないさ。
アンタには3つの選択肢がある。」

右手を握ったまま肩のあたりまでもちあげれば、指を立てながら選択肢を披露していく。

「1つ目は、寄り道日数分の資材と人件費を持ってもらうこと。金を払ってもらえりゃ客人だ。きっちり送らせてもらうさね。
2つ目は、船の中の仕事をやってもらうこと。掃除や料理、帆をはったり畳んだり。力仕事ばっかりだが、得意領域だろう?そこまでの間はアンタが海賊になるわけだ。
そして3つ目。アタシとしてはこれが一番おススメなんだが……」

ここで、好色めいた笑みを向ければ

「ウチの船は今、48時間の休息中でね。でも、アタシは船の番に残らなくちゃならない。
暇で暇で仕方ないのさ。だから、船が出るまでの間中、アタシを楽しませてくれりゃぁいい。
アッチの方は、強いんだろう?」

指を3つ立ててそんな言葉を口にしてから、その指を卑猥なマークに切り替えて、そんな言葉を向けてから愉しげに笑った。

グライド > (傭兵家業は金の切れ目が縁の切れ目だ
そして、其れは誰にだって言える事、お人好しな行為が成立するのは
自分に其れだけの暇と余裕が在るなら、だ。
個人で生きて居る己と違い、海賊船は集団行動、独断が物を言う世界では無い
其の程度の事に頭が回らないようであれば、間違い無く身包み剥がす心算であったのだろう
言い方的に、其の辺りは容赦が無さそうだ。)

「……成程、確かに、妥当っちゃあ妥当な対価だな。
金で支払うも、労働で支払うも好きにしろって事かい。」

(示された三択、其のどれもが納得できるものでは在った。
金も労働も、海賊にとっては無駄にならない大事な物で在ろうし
最後の一つに至っては、暇潰しとしちゃあ、解決し辛い問題であろう
――ただ、少しばかり考える。 考えて、ゆっくりと立ち上がれば。

女に向けて、改めて手を差し伸べる。
約束を取り付けるのは書類では無い、この場合は、握手だ。)

「―――……良いだろ、なら、2番と3番で手を打ってやる。
どうせ船が出向しちまえば暇になるんだ、適当に手伝ってやった方が良い運動にもなるだろうよ。」

(――只の好色であれば、一も二も無く飛びつくであろう3番目を了承しながら
されど、其れでは足りぬ。 女にとっての対価にはなるが、船への対価にはなって居ないと
同じ様に、"暇潰し"を理由に、働く事を提案しよう
でなければ、女が良くても、他の連中に簀巻きにされかねない、だなんて戯言交えつつ)。

ロベルタ > 海賊船長はどこまでも優しくはない。
大抵は、頭の回らない相手には無数の罠を張り巡らせるのだ。
そう、それは今だって。

そんな中で、2と3、と選ぶ男にへぇ、と感心したような表情を見せる。
そんな中で差し出される手。

女船長もその手を握れば

「アハハハッ!アンタ、なかなか用心深いじゃないか、気に入った。
そこまでやるって言われちゃぁ、こっちも安全にお送りするしか手もありゃしない。

それで手を打つさ。じゃぁ、アタシの船にご案内しようか。」

そう言葉を紡いで男が荷物を抱えるのを確認してから、連れ立って近くに停泊している己の旗艦へと招待するだろう。

三択は、男の予測通り。
1のみが唯一絶対に安全なものだが、それなりの金額を吹っ掛けられる。
2のみとすれば、海賊どもと同じ雑魚寝部屋に放り込まれて、ケンカはなくても賭けカードなどを吹っ掛けられることだろう。
勝ちすぎず、負けないことを考えるだけでも精神が疲労する。
3のみであれば、船長部屋で客人としてもらえはするが、船員たちの覚えは悪くなる。そして、そこに女船長は関与しない。
なんだかんだと面倒くさいことになる。

機転を利かせて船長部屋を確保して、船員たちとも知己を得る。
ある意味で最も正しい選択をした男を、女船長ロベルタはいたく気に入ったのだとか。

そのままやってきたのは一隻のキャラベル船。
そのまま船へと乗り込んでいけば、当直の船員が頭を下げる。

「客人だ。アタシの部屋で寝泊まりすることになる。船が出た時は、その力を貸してくださるとさ。
仕事が楽になってよかったな?
そんな訳だから、お前たちも誰か連れ込んできてもいいし、奴隷連中を使ってもいい。
ただし、桟橋付近でひっかけられるんだったらね。」

ひらり手を振って指示を出し、そのまま船の中を歩いて船長室へ。
宿で考えると狭いが、船と考えればそれなりの広さ。
そして、ダブルとセミブルの中間位のベッドとテーブル、椅子とちょっとした収納程度の質素な部屋に男を招き入れた。

「荷物は開いている所なら好きなところへおいていいよ。到着までは、ここがアンタの部屋さ。
……アタシとずっと、一緒だけどね。」

グライド > (――互いに、生きる術を知って居る。
他人を何処まで信用すべきか、何処に線を引くべきかを
其れは時に腹の探り合いの様相を呈する事も在る、が
逆に、上手く嵌れば互いの一線をよく理解している、気易い間になる事も在り得よう

兎も角、握手が成立すれば、後は案内される儘に荷物を持ち、船へと誘われる
委縮するでもなく、堂々と、体躯の良い船員達に軽く片手を掲げつつ
時折、己から挨拶代わりに握手を求めては、傭兵家業と同じ様に
客人として偉ぶる心算は無い、という意志を伝えようか。)

「――――……流石は船長、良い部屋じゃねぇか。
なら、部屋の端にでも置かせて貰うぜ。 ……なぁに、大したもんは入っちゃいない。
大事な物と言えば、この盾だが…、……運べる物なら、な。」

(荷物袋は軽い、貴重品を持ち歩く性質で無いのも又、傭兵故
相棒となる獲物の盾を、壁面に立てかける様置かせて貰うが
――果たして、其れをくすねようと挑戦する者は居るだろうか
明らかに重いのだ。 例え水夫でも、片手で抱えると言う事が到底難しい程に。

装着していた革鎧を外し、肌着のみとなりながら船内を見回す
ある程度は把握して置かねば、逆に失礼と言う物であろう
時折、置いて在る酒瓶が在れば目が移るのは、酒飲みとしての性分と、ご愛敬。)

「――――……で、部屋主な以上、その意向に沿わなくちゃならねぇか。
っても、嬢ちゃんの御眼鏡に適うかどうか、保証は出来ないがなあ。」

(ゆっくりと、寝台の足元側、縁へと腰かける。
もし、女が服を脱ぐならば、きっと己もそれに応じ、上着を、下衣を、脱ぎ落して行くだろう
目的が暇潰しで有るなら、他に考える事は不要の筈だ。 ――女の目が、そう言って居たのだから)。

ロベルタ > 船員たちも、低く出すぎず偉ぶりもせぬ客人故に、好印象を持ったことだろう。
唯一不満があるとすれば、客人なしであれば船長と盛れたであろうこと。
だが、それに関しても船長から奴隷含めて好きにしろ、と言われれば、各々の裁量で好きにするまで。
故に特に問題なく船旅は完遂できるだろうけれど、それはまだ先の話。

今は船室内で、『暇つぶし』に耽るのだから。

男の視線が酒瓶に視線が向けば小さく笑い

「海賊船の酒と言えば、ラムかジン。アタシはもっぱらラム派でね。
それで良ければ後でふるまったげるよ。」

そんな言葉を向けながらも、察しよく向けてきた言葉。
それに肩越しに笑みを見せれば、多くを語らずにその服を脱ぎ落していく。

まずは背中側。十分な筋肉と、綺麗な肌を晒していって、下衣も落とせば、しなやかな下肢が現れる。
そのまま前を向けば、大きすぎず、それでも小さすぎもしない程度の双丘と、引き締まった肉体。
そして、無数の切り傷の痕を晒して。背中になく、前にある傷から、その戦い方も見えてくるだろうか。

程なく自分の動きに合わせて服を脱いでいく男。
その肉体を晒した姿を目の当たりにして、ちろっ、と小さく舌を出し、自分の唇を軽く舐めてから、
ベッドに腰掛ける男の腿の上に腰掛けて、程なく男の鼻腔に届くは、太陽と、海と、甘酸っぱい女の香り。

「そういや、名前も聞いていなかったね。アタシはロベルタ。アンタは?」

今更ながらに名を問うて、その名を耳にした後で、ぐっと体を寄せ、男の首に両腕を回して半ば抱き寄せ、半ば抱きすがり、唇を重ねて、深く深く口づけを。
好色めいた、貪るような口づけ。その様相から、S性にもみえて、奥底にはM性も見え隠れ。
満足させる『暇つぶし』ならある程度好きにしてもよさそうなことも、肌を重ねて唇重ね、それとなく察することが出来るだろう。

グライド > (酒に向いた視線を感じ取られたらしい。
ラムと聞けば、くつくつと笑って肩を竦めた
酒であれば選り好みはそうそうない、船旅で煽る、独特の強い酒も良い物だ
女の前で、脱ぎ落した衣服の下――鍛え上げられた、戦いに身を置き続けた者の
強靭な体躯を晒しながら、目前に露わとなる女の、雌の姿を、眺め見る。)

「有難いね。 なら、一息入れる時にでも乾杯させて貰おうか。
……俺様はグライド。 しがない傭兵をやってる身だ、宜しく頼むぜ、ロベルタ。」

(女を太陽とするなら、己は戦場の鉄錆だ。
其の中に、ほんの僅かだけ、何処か牧歌的な田舎の気配を漂わせる
――田舎者、と言う訳では無い。 ただ男の本質が其処に有ると言うだけだ
両掌を伸ばせば、女の身体を受け止め、己が膝上に抱き寄せる
口付けを、当然の様に受け入れて、己からも貪り、舌を絡めれば
腰を引き寄せ、其の下胎に、緩やかに雄の形を押し付けながら、雌を煽る

――体格差を、其の儘に表す様な其の威容は。 生娘相手であれば大分に凶悪な。
女の臍辺りまで容易に届くであろう其の長大さを教えながらに
両掌が尻肉を捉え、柔く、指を沈ませながら揉み搾り行く。)

「……、…そういや、一つ聞き忘れてたぜ。
二日有るとは聞いたが…、……嬢ちゃんは、自分が根を上げても、其の儘続けられたい派か?」

(――口付けの合間、戯言めいて問いかけた言葉は、からかいとも。
無数の傷跡が刻まれた肢体で在れど厭う事も無く、ゆっくりと、引き締まった腹筋に熱塊の先を擦りつけ
肉芽を巻き込みながら緩やかに、予感を教え行く。 ――快楽の予感、を)。

ロベルタ > 「ああ。食事に合わせて楽しもうじゃないか。
1人で飲む酒もいいが、誰かと飲む酒も格別だ。」

鉄錆の香りの中に感じる気配。
それは揶揄するためのものというよりは、
荒々しいだけではなく、ちょっとした安堵の気配とでもいうように受け止めた。

下腹に当たる男の逸物。隊格差がある故にある程度は予測していたが、
その予測を上回り、長大なそれ。
だが、それに恐れるというよりは、期待をしている様子を見せる。
香る女の香りが強まって、発情香ともとれるほどに高まっているから。

口づけを繰り返しながら、押しあたる肉棒を己が腹でこするように体を動かしていれば、
口づけの合間にかかる戯言。

いや、戯言であり、確認でもあるそれ。
男の至近でにんまりとした笑顔を見せれば

「んっ……そうね、アタシがふにゃふにゃになったら、グライドの肉オナホに使っていいよ。
逆に、グライドがぐったりしていたら、アタシの肉バイブにつかっていいだろ?アンタのチンポ。」

食事の時間は確保したげる、という言葉に、疲れて寝ていても、相手が起きているならその秘所も肉棒も使いたい放題。
そんな言葉を返していく。
男を知り尽くしている肉体は、口づけと、肉棒の予感と、こんな戯言めいた言葉遊びで濡れそぼる。
もう準備万端というかのように。

自分が濡れたことを自分で理解すれば、そっと腰を浮かしてその先端を己の秘所に押しあてる。
そのまま今一度、ぺろり、と舌なめずりをした後で

「こんな極上のチンポ、食べなきゃもったいないじゃない、か……っ……!」

ゆっくりとグライドの肉棒を呑み込んでいく。
その形を確認するかのように。
同時に、自分の膣肉の具合を肉棒を通して伝えていくように。

身長差は、膣肉の具合にもかかわってくる。
暴力的に痛いほどに締め上げの中に、微かに甘え媚びるような柔らかさ交じりの媚肉の感触を。
十分に極上の媚肉が、その肉棒を包み込んで。

グライド > 「―――……嗚呼、そうだな。
酒も互いも楽しめるってんなら、悪かない船旅に為るだろうさ。」

(己は女を、女は己を。
思う存分に貪り、堪能し、果て尽きるまで淫蕩に耽れば良い、そう言う契約だ
僅かでもおじけづくかと思った女が、其の様子を微塵も見せなかったなら
ふ、と笑って、自らもまた女に合わせ、熱塊を其の胎奥へと押し込んで行く

包み込む熟れた雌の肉、雄を銜え込み、貪る事を覚え込んだ女の其れ
胎の奥を抉じ開けて行く様な感覚すら女へと与えながら
其の亀頭が行き止まりに触れた所で、一度止め。 ――そこから、女が一息吐くタイミングで
ぐじゅ、と奥を、子宮を、其の戸口ごと拉げさせ、押し潰してやる。
――まだ、其れでも入り切って居ないだろう熱塊の根元を感じ取らせつつ
腰を揺らし、押し潰した腹の奥を、ゆっくりと確かめる様に、ぐにぐにと捏ね上げて。)

「―――そう言うのは、俺様に根を上げさせてから言うんだな。
その前に…、……胎の奥が、俺様に懐いちまわないか、心配して置きな。」

(――売り言葉に買い言葉の、戯言。
くつくつと、言葉遊びをも愉しみながら、次第に寝台を軋ませて行けば
始まる抽挿が、動き出す熱塊が。 肉襞に潜む性感帯を、根こそぎ掻き毟る様な、強烈な摩擦感を伴って
女の脳髄に、腰から駆け上がる、花火のような快感の火を、弾けさせに掛かる

力づくの屈服だけを良しとしない、雌を、愛で慣れた遣り方で
其れもまた、慣れ切って居る様に。 正確に奥を――子宮孔の窪みを捉え、口付ける
何度も、何度も――繰り返される口付けが次第、糸を引く様になるまで
懐柔し、屈させて、雌の疼きに火をくべ、徐々に、燃え上がらせる様に)。

ロベルタ > 圧倒的な存在感を誇る肉棒。
その感触と感覚に強い快楽を覚えて。
その強い快楽の中で、肉体はもっともっととほしがっていく。

最も奥底で感じる肉棒をしばしそのまま味わうように目を閉じて堪能していれば、ゆっくりと腰を浮かしてから今一度。腰を浮かしてから今一度、と動き始める女の腰。対面座位の態勢で、そのままダンスを踊るかのように弾み始める。

体格差はこういう態勢でもよい方向に転がっているようで、多少激しく動いても、そこまでの衝撃を与えることはない。

結果として、お互いにそこまで気を遣わずに、自分のやりたいように楽しめるともいう状態か。

「んっ、く……あんっ!あ……すご……おっきぃの、きもち、いぃ……」

大きな大きな肉棒を、胎内に収めてなお気持ちよい、と甘い喘ぎとともに漏れる声。
対面する相手の肉体を抱きしめて、抱き寄せることで、己が乳房の感触を、男の胸板に返していく。

甘く熱い吐息もまた、男の首筋をくすぐるか。
蓮っ葉な、男勝りの様相を見せていた女海賊も、肉を重ねるところでは、甘く甘える声を出し、甘い快楽に酔いしれていく。

グライド > (――何処か、甘えるような女の縋り方は、愛い物だ。
片掌が舞い上がり、女の頭に柔く乗せられれば、優しく撫ぜる
荒々しく貪る事も出来たであろう中で、或いはそう言う貪り方をして来るのかと思った中で
次第に、ただ純粋に快楽へと溺れ耽る姿を見せられれば

――つい、愛でて遣りたくなる物だ。)

「……すっかり悦さそうな顔しちまってよ。
野郎を尻に敷く様な勢いだった割に、随分可愛らしくなっちまったもんだ。
……ほら、好きな所は在るか? 教えてくれりゃ、確り抉ってやるよ。」

(――探り当てるだけでなく、言葉で、女自ら、弱い所を明かし、晒せと促し
もし、答えが返るならばその場所を、熱塊が角度を変え、重点的に擦り上げよう
とは言え、もし答えが返らなければ、自ら探り当てるだけの事。
腹側の壁を、背中側の壁を、女の身体を持ち上げれば、大きな抽挿と共に浅い個所を
ありとあらゆる場所を試し、其の反応を伺って、次第に覚え込んで行けば
快楽も又、無駄を削ぎ落してただ、悦ばかりが満ちて行く事になろう

もう片方の掌で腰裏を撫ぜ、今、其の奥底が拉げて居るのだと教えつつ
精を吐こうとするばかりでは無い、繋がり其の物を愉しむ余裕すら見せながら

今度は己から、女の唇を奪う。 啄む様な口付けと、吐息すら交わらせる様な口付けとを交互に交わし
熱を、強めて行く。 互いの肌が微かに汗ばみ、張り付く様な心地すら覚える程に。)

「……ロベルタ…、……腹が、震えて来てるぜ…?」

(指摘する様な言葉は――ブラフか、或いは。
少しずつ寝台の軋む音が強まって行く。 雄が雌を、追い詰めようとして居る。
時間を掛けて、まるで砦攻めを行う時の様に、時間を惜しむ事なく
男をもひれ伏せさせる海賊の女頭領を――只の、雌へと、堕として行く為に)。

ロベルタ > 性交は、食う側と食われる側がいるだけのコミュニケーションとは誰が言った言葉か。
そして、食う側と食われる側は状況によって変化する。

女海賊は食う側にも食われる側にもなれるほうではあるのだが、今日の相手は、その逸物を胎内へ収めた時に、
肌を合わせてお互いの体温を感じあったときに、いや、むしろ唇を重ねて貪りあったときに悟ったようなものか。

圧倒的な、支配的な雄。
女を支配し、啼かせるための肉棒。そして……

「……くぅ、んっ……」

頭の上に大きな手が載って、優しく撫でられれば、甘えるような鼻にかかったような声が漏れる。
男の胸元に額を当てて、強い快楽に耽っていた中で、なでて来る手とかけられる声。
ゆっくりと顔を上げれば、蕩けた瞳と緩んだ口元。

「予測は、してたけどさぁ……グライドの、アタシの中のいい所、全部、擦ってくんだもん……。
こんなのぉ、雌顔しちゃうじゃないかぁ……」

ちょっとだけ膨れたような頬をして、言葉で返すのは不満なのか恥ずかしいのか、少しだけ腰の動きが変わる。

まっすぐ奥へあてるのではなくて、手前側、腹側の壁に肉棒の先端をこすりつけるように。
その動きの中で、一点を擦った時にびくびくっと震える全身。
その震えが『ここが良い』と甘く囁いているかのようで。

それを察すれば、男はそこを重点的に責めてくる。
自分のいい所、弱いところを重点的に責められれば、当然に体が浮き始める。

自分だけではコントロールできない快楽の反応。
強い快楽から逃れようとするのは生理的な反応であり、自分より大きく、力強い男はその反応すら抑え込むのだろう。

「あんっ!あ、くぅぅんっ!……ひぁっ!あ、あああああっ!」

程なく上がる声は高く高く、甘く甘く。
自分が『使われている』感覚と、使う中で優しく向けてくる口づけに、体が強い快楽の反応を返していく。
腰が震え始める絶頂への予感。
それすらをも察して囁いてくる男の意地悪さと、手管の巧みさ。

「んっ、ふ……こりゃ、アタシがグライドにハメ倒される、かなぁ……あは、でもそれもいい、かぁ……っ!!」

男のの言葉に軽口めいた返事を返そうとして、快楽の甘い吐息ばかり漏れていては、軽口ではなく本気の言葉であると察せられることも程なく。
まだ余裕はあるものの、このまま続けばどういう未来がやってくるのか、悟れないほど愚かでもない。

だからこそ、自分の肉体が全力で男へ媚びていくのを感じながら、甘く高い声を張り上げて、快楽を歌い上げ、全身を激しく震わせながら、まず一回目の絶頂を。
ずんっ、と己の胎の奥底まで男の肉棒を叩きつけ、叩きつけられ、ポルチオの快感を全身で味わいながら、がくがくと激しい痙攣とともに、声にならない絶頂を全身で伝えていく。

グライド > (己が動き、相手が動き、其の中で互いに、自由に貪り合う穏やかさ
其れが次第に変化して行くのは、弱みを自ら教えた女が、快楽に飲まれ、自らの制動を失って行くが故
腰裏を抑えて居た掌が次第、女の肩を片腕で羽交い絞めするよう抱え込み
身体が浮かぬ様に、快楽から、熱塊から逃れられぬ様にと閉じ込める

突き込む角度を変えれば、胎側、女の反応が顕著な一点を、開いた雁首で執拗に擦り上げ
快楽の高みへと駆け上がり行く女の顔を、眺め、見守る様に視線を落とし
其れで居て、口付けを繰り返しながら、玩具では無く、あくまで雌として翻弄する。
絶頂の予兆を感じ取るのは、容易い。 余裕ぶった台詞にも、最早取り繕う事すら出来ぬ有様を読み取れば

――女が、堪え切れずに絶頂へと駆け上がった其の瞬間。
今までで一層深く子宮を圧し潰し――)

「―――……なれる時になっときゃ良いのさ、別に言い触らしたりもしねぇからよ。
嬢ちゃんみてぇのを見ると、つい甘やかしたくなっちまうのさ。
……だから、遠慮しねぇで溺れときな、ロベルタ。」

(――再び、絶頂の快楽が頂点で爆ぜている、其の最中で
子宮孔を、ぐりゅ、ぐりゅ、と捏ね回して、追い打つように快楽を遡らせる
脳裏が白む快楽を、長く、永く、引き伸ばしてやりながら
更なる快楽と絶頂で上塗りして遣るかの如くに、何度も、絶え間無く

腹側の性感帯と、子宮孔とを交互に愛でて、更に追い詰めて行けば
まだ、此れが始まったばかりであると主張するかのようでも。)

「――――……よう、頑張って脚を開きな。
自分で無防備晒して見ろよ…、……何にも堪えられねぇ所、突き崩して遣る。
最初の一発は…、……胎の奥、直に飲ませてやるからよ。」

(――片腕で、女の身体を浮かせる。
普段持ち歩いている盾に比べれば、女の重みなど軽い物だ
腰を触れ無くなった女の代わりに、自ら其の身体を上下動させてやれば
見目は言葉通り、性玩具のような様相を呈して居るだろう、が

玩具を愛でる様な、奇特な輩はいまい。
熱塊が抜け落ちそうな程に大きく、女の身体を抱え上げ、反転して其の身体を落下させれば
長大な熱塊が、膣肉の入り口から子宮孔までを、ずるりと苛烈に摩擦する
大きなストロークでの抽挿へと切り替えながら、無論、自らも愉しみつつに
自らの胸板へと、女の頭を縋らせて、其の額へと唇を落としては

――女の奥に、粘着いた感覚が増して行く。 鈴口がら滲み出す透明な蜜が、奥を濡らして
込み上げんとする熱の予感を、雌へと、感じ取らせる筈だ)。

ロベルタ > 海賊の交わりとしては、ハメ倒し、ハメ倒される、そんな勢いとノリの強いもの。
それ故に、このように甘く、甘く、蕩かすように交わり続けるのは、心地よいと同時に少し居心地が悪い。
居心地が悪くても、それが嫌な訳ではなく、そんな様を見られることが恥ずかしい故。

だが、このように逃げられず、逃がされず、丹念に丹念に雌として交わり続ければ、本能的な雌が開花する。

一度目の絶頂と同時に奥底まで押しつぶしてくる肉棒の圧迫感。
口をパクパクさせながら声にならない声を上げ、がくがくと激しく体を震わせる。

粗い吐息をつきながら、男の胸板に額を当ててしばし休んでいれば、頭の上から降ってくる声。
その声に小さくこくん、と頷いて。

まだ絶頂感が冷めやらぬ仲で何度も何度もこね回される子宮の入り口。
絶頂に近い感覚をずっとずっと、永遠化のごとく与えられ続ければ、
意識がほどける、意識が蕩ける。

どんどんと追い詰められていく中、指示されるがままに

「ふぁ……ぃ……」

蕩けた声色、舌足りぬ言葉。
そして、従順に足を広げていけば、あとはただ、されるがままに。
浮かされる己の体。先ほどと比べると若干の不安定さはあるものの、
己を支える腕の力強さに不安はない。

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」

男が一撃を与えると同時に上がる声は、甘く蕩けて、それだけでも耳にした男を勃たせるほどに色が混じる。
何度も何度も繰り返されるその行為は、おもちゃにされているように思えて、
同時にお互いの、ある種の信頼感があってこその行為でもあり。

段々と切羽詰まる前に高められていけば、程なく決壊する女の感覚。

「き、てぇっ!ぐらい、どぉ……おく、にぃ、たっぷり、きて、ぇっ!……もう、あた、し……イき、くるっちゃぁ……っ!」

完全にほぐれて、媚びるように降りてきている子袋は、男の肉棒の先端にキスをするようにこなれていて。
体を激しく痙攣させて、何度も何度も絶頂感を感じているがゆえに、もう、欲しいと。
男の精を注いでほしいと、懸命に。
後一撃、熱い熱が注がれれば、容易く今日一番の絶頂に飛んでいくことだろう。

グライド > (すっかりと、己が言葉に従順となって仕舞った女が、素直に脚を開くなら
突き崩さんとする熱塊の抽挿を、堪える事は無理だろうか
熱塊が脈動する様相を隠しはしない、繕う事も無く只雄の本能を教え
どく、どく、と増して行く先走りの蜜を、奥へと何度も塗り付けて遣りながら
――耳元に、鳴り響く女の嬌声を、雄の衝動の糧とする

欲しい、と告げられる瞬間は、声と身体の反応とで直ぐに察せた
熱塊へと、吸い付く様に降りてきた子宮を、自ら押し上げ返し
子宮孔へと熱塊の先端を、減り込ませる様にして押し付ければ
肉の輪を、ぐぐ、と開く鈴口が、徐々に其の先を、肉輪の奥へと覗かせ、抉じ開けて

――そうなって仕舞えばもう、何処にも、逃れる術は、無い。)

「狂っちまえば良い、其の為に俺を呼んだんだろうよ。
飲ませるぜ、一番奥開いて、零さず飲み干せ。 ……腰、逃がすんじゃあないぜ、ロベルタ…!」

(――膨れ上がる熱塊が、爆ぜる。
一番奥に押し付けた儘、一番奥を抉じ開けた儘
鈴口から砲弾の如くに打ち込まれる濃密な精の灼熱が
女の子宮を、一瞬で満たして、灼き尽くして、狂わせて行く。

腰を捩る様にして、押し付けた儘の子宮に尚も悦を加えながら
女の身体を四肢に閉じ込め、緩やかに口付けを重ねて吐息すらも奪い去り
――一般的な雄と比べ、余りにも多い、其の精の重みが次第
女の子宮を内から張り詰めさせて行く度、酷い絶頂感が並みの様に、其の脳髄を染めて行く。)

「…………ゆっくり…、……しがみ付け。
……脚も閉じて良いからよう、くっついて、離れない様にしとけよ…。」

(――吐精の最中、尚もじりじりと鈴口が、子宮孔に深く沈んで行く
深い所に、直に精の熱を叩きつけられる雌の、其の反応を、眺めながら

――まだ、二日残って居ると言う事実すらも
女の脳裏から、消し飛ばして仕舞うのだ)。

ロベルタ > 雄と雌、食う側と食われる側。一度交われば位付けは程なく決まる。
今回は男が食う側、女が食われる側。
そういう位付けが付いた、というだけのこと。

もはや、男の行うことを遮るつもりもなく、全てを受け入れる状態の女。
求め、求めた熱が、こじ開けられた最終関門を貫く剛直の快楽とともに、
己が胎をすべて満たしていく。


「~~~~~~~っっっ!!!」

深い深い深い快楽は、もはや声にならない声を上げることで、最も深い絶頂へと至ったことを男に伝え、
がくがくと何度も何度も体を痙攣させて、その激しさを動きでも伝える。

荒い荒い吐息をつきながら、己が体をたくましい男の胸に完全に預けておいて。
ゆっくりとその余韻を、満足感を堪能するかのよう。

男の言葉に導かれるように、しっかりとしがみついたままに。

暫しの間この状態にしていれば、蕩けた瞳のまま、それでも口もとは少し悪戯っぽい笑いを取り戻し。

「こりゃ、いい拾い物した、ねぇ……まだまだ、たっぷり楽しめそうだ。」

そう言葉を紡いでから、そっと背を伸ばして男の唇に己の唇を重ねてから、そっと耳元に唇を寄せて

「……まだまだ、たっぷりして?狂わせて。時間はたぁっぷり、あるんだから、さ……」

甘くそう囁けば、ここからしばらくは男にされるがままに。
久しぶりにすべてを任せうる相手を見つけた幸せをかみしめながら、まだまだたくさん交わっていくのだ。

もし、男にただ一つだけ誤算があったとしたら、どれだけ啼かせても、どれだけ狂わせても、
女の性欲が底なしだったこと位だったかもしれない。
それはさておき残りの時間、まだまだ爛れた時間は続いていく。

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からロベルタさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からグライドさんが去りました。