2024/01/28 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にエズラさんが現れました。
エズラ > 港の端に舫いで繋いである一艘の小型の舟。
せいぜい数人が乗り込めるかどうか、という大きさ。
おまけに相当な年代物らしく、しかしそらだからこそ――

「オレのようなのが、飛びつくってわけだ――」

舟の上で仰向けになって天を仰ぎ、ぽつり一声。
晴れた昼下がりである。
手に入れたのは随分と昔で、時折沖へこぎ出して釣りを楽しむ。
しかし昔取った杵柄で、船底に施した特殊な魔導装置を無理矢理に取り付けてあり――
手漕ぎしなくともかなりの速度で航行が可能な違法改造船なのである。
今日もこれから沖へ出ようか、いっそ離れ小島にまで出かけてキャンプでも――
そんな計画を練りながら、船出するかすまいか、決めあぐねているのである。

エズラ > そらからしばらく、緩やかに吹いてくる潮風を浴びながら日光浴を決め込んでいたが――一念発起したのか、船体後部の魔導機械を起動させる。
舫い綱を解くと、静かに舟が移動を始め――そのまま沖へとゆっくり進んでいくのであった――

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からエズラさんが去りました。