2023/10/30 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にアドラーさんが現れました。
アドラー > 港湾都市ダイラス。王国最大級の港街。
その船着き場に青い外套を纏った男が一人。
船の前で数名の男と何やら会話をしている。

「あぁ、ではそれで」

手元にあるのは積み荷のリスト。
詳細は王都から港湾都市へ向けてのものであった。
男たちと一つ一つ積み荷の間違いがないか照合したのちに、彼らからのサインをもらう。

「こちらにとっても良い仕事だった。いずれ、また」

王都からの積み荷の輸送。
こういう依頼は楽でいい。航路も安全を考慮し向こうが指定したものであるから気が楽だ。
積み荷の中身については、明かしてはくれなかったが。

「おおよそ予想はつくがな。
 しかし、いい景色だ。釣り竿でも持ってくればよかったか」

男たちから離れた後にそのようにつぶやく。
その後は大きく伸びをしながら、港から見える海を一望する。
太陽が水面に反射し、海風が吹く。この後は暇だし、帰りの船に乗る前に何をしようかと思案する。

アドラー > 「まぁ、こんなところで悠長に釣りなど、いちゃもんを付けられそうだ」

近場には酒場もあり、真昼間なのに酔っ払いの叫びにも似た陽気な声が聞こえる。
ふらふらと歩く男に面倒ごとはごめんといった風に避けながら進む。

「そういえば、ダイラスには珍しい魔道具を揃えている店もあったな
 そちらに行くのもよいか」

魔法使いになるつもりはないが、魔法使いが使用するポーションには目を見張るものもある。
それと魔力のこもった武器。それにも興味がある。
特に霊など、実体を持たない相手と戦うつもりではないが選択肢は多いほうがいい。
何せ普通のナイフと比べ、切れ味も鋭く長持ちすると聞く。

「高そうではあるが…な」

金銭に余裕があるわけではないからそこがネックなのだが。

アドラー > 「行ってみないことにはわからないか
 それでは、少々観光と行こうか」

ぽきぽきと指を鳴らし、街の方へと歩き出した

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からアドラーさんが去りました。