2023/08/09 のログ
■ティカ > 「エロかねぇ! エロいのはてめぇの頭ん中だ、マセガキ!」
組んだ腕でたわわを押し上げ、むっちむちの脚線を肩幅に開いた仁王立ちが斜めに見下ろす紅眼で言い放つ――――が、周囲で二人のやり取りを見守る男達は少年の味方らしく、そのモブ顔は皆一様に『いや、エロい』と言っていた。
「っつ、つうかいっちょ前におっ勃ててんじゃねぇっ! せめて隠せ! 堂々と見せつけんなっ!?」
そんな傲岸不遜は視界の下方でむくむくっと大きくなった短パンの膨らみにあっさり赤らみ崩れ去る。オンナの余裕はどこへすっ飛んだのか。
「おいこら、おさわり禁止だ! 出禁にすんぞっ! 女を誘うってんなら、部屋の一つも一人で取れる様になってからにしやが……んにゃっ!?」
むちむちに肉付きつつも、冒険者としての鍛錬できゅっとしまった尻肉の曲線を撫でる手をぺちんと払い除け、『どーだ、手も脚も出ねぇだろー!』とばかりに経済力でマウントを取ろうとするお姉さん。
しかし、ニヤリ笑いを浮かべ返し、予想外の返答を投げてくる少年に、オトナの女ははっきりと狼狽した。
「は、はぁあっ!? てめっ、ぎ、ギリギリになってからやっぱしお金足りませんでしたぁとか泣きついてきたって遅ぇんだぞ、わかってんのか!?」
小麦の頬につぅぅ…っと冷や汗を伝わせじり…と後退り、盛大に泳ぐ紅眼が逃げ道を探る。
まぁ、別に周囲を取り囲まれているでもなし、逃げ道なんて無数に見つかるのだけれども、それを塞ぐはチビがその豊胸に秘めたちっぽけなプライドである。
「だ、だから尻撫でんじゃねぇっ! よぉし、そこまで言うんなら試してやろーじゃねぇか! もしもてめぇがきっちり部屋代払えるっつーんなら、筆おろしでもなんでもしてやらぁ!」
半ばやけっぱちの勢いで言い放ち、さっさといくぞとばかりに先に立って歩き出す。向かうのは波打ち際とは反対側。
海水浴客うじゃうじゃのビーチの向こう。宿泊施設の立ち並ぶ区画。
蝶結びのブラ紐が揺れる背筋や、むっちむちのお尻の谷間を半分覗かせ食い込む白ショーツなど、後ろから見ても実に性的なチビであった。
■ダレット > 否定できないし自分でも肯定したいくらい。
エロいのはてめぇの頭の中だといわれても答えはそうだよ!としか言いようが無い程にスケべなのは自覚している。
それに周囲からの視線と無言の何と言うか同調というべきか、それもまた自分と同じ意見のようで、思わず頼もしくなって小さく頷いて見せた――だってエロいでしょ彼女も実際。
「見せ付けるなって、見たかったのではー?証拠見たかったのではー?それに、むっちむちに揺れるおっぱいともっちもちのお尻と、これを前にして勃起すんなっての無理では?」
柔らかい肉付きと引き締まった弾力感、どちらも味わえる年上の彼女のお尻はいつまでも触っていたかったのだが、払いのけられると少し大袈裟に痛そうな顔をして、ふーふーっと叩かれた手の甲に息を吹きかけて、へらへらとしまりのない表情を浮かべたのだが、――彼女が歩き出すのであればその美味しそうなお尻を眺め、またテントのふくらみをパワーアップさせて水着の中でふくらみを大きくしながら、少々歩き辛そうに歩く。
おっと一度立ち止まり周囲の男性諸君には親指を立てて勝利宣言をしながら、また慌てて彼女のお尻のあとを追う……白いビキニ水着の食い込むエロさ、健康的な小麦色の背中、健康美?健康的なエロさ?もう色々と妄想捗らせながら少し歩き難そうなのは変わらぬ小走りで。
「お尻ものすごい触り心地いいのに……。はいはい、その言葉後悔しないでね?もー僕の勝ち確したら覚悟してね?あはははー楽しみだなーナニしてもらおうかなー?」
始めてみせる悪戯な笑みではなく、意地悪い薄笑い。
だって、どうして、もう、此処から先は言葉通り勝ち確決定なのは間違いないくらいに先輩冒険者から『お小遣い』をもらっている。
さて足取りは速く、彼女の隣を歩く。
彼女がどの部屋をどのコテージを選ぶか、見守ろうか。
それだけ余裕が有るのはこちらの区画は基本どれもヤリ部屋前提なのを事前に聞いていたからで。
■ティカ > 「うっせぇ! だぁれがてめぇのつるつるショタちんぽなんざ見たがるか! あたしはでっかくてズル剥けててカリもガッツリ張り出した凶悪なヤリチンが好きなん――――――……ンンッ!」
売り言葉に買い言葉。
そんなノリでぎゃんぎゃんぶち撒けたセリフは口の悪い冒険者娘としても赤裸々に過ぎる物だったらしい。見目ばかりは可愛らしくもある少女がその小柄な体躯でそんな肉凶器を好んでいると聞かされたギャラリーは、あまりのギャップにあんぐりと口を開け、遅ればせながらそれに気付いた少女戦士は自業自得もいいところなのだけれども童顔をかぁぁぁっと染め上げ、強引な咳払いで全てを無かった事にした。
ざむっ、ざむっと親の仇の様に白砂を踏み、逃げ出すように宿泊施設の立ち並ぶ一郭へと足を向ける。
見るからに高級そうな、国の投資で建てられた宿泊施設の数々を目にしても、マセガキの余裕は変わらない。
事ここに至ってようやく『え……マジでお金持ってんの? なんでっ? あ、あたしだって結構無理しないと泊まれないのにっ!?』と焦り始める少女戦士。
だったら絶対に払えない様なすごいとこに向かってやるとあちこち見て回るも、最終的に落ち着いたのは高すぎもせず、安すぎもしない、一般的なコンドミニアム。
生来の貧乏人気質が祟ってあまり高い所を選べなかったという小市民的帰結であった。
ヤシの葉や木材によって作られた高床式は防犯という意味では不安になるも、実に涼しげで解放感のある一戸建て。
こぢんまりとした造りなれど、キッチン・トイレは勿論のこと、小さなお風呂も付いていて、実に居心地がよさそうだ。
そんな部屋へと白ビキニのチビと、それよりも更に小柄なガキを案内したホテルマンは、懐から鍵を取り出しつつ先払いということで常識的な、けれどもティカであれば即座に回れ右をしただろう料金を提示してきた。
『マヂで払えんだろぉな……?』と少年を見下ろす視線は、先程までの絶対にやり込めてやるという憎たらしい物ではなく、弟を心配する姉の様な人の良さまで滲ませているのだが、さて、少年は無事に払いを済ます事が出来るのか。
まぁ、支払いが出来てしまったのならば、ティカは翌朝までがっつりしっぽりこのマセガキにヤられまくる事となるのだけれども。
■ダレット > ――ちょっと楽しい、ナンパ、した筈なんだけども売り言葉に買い言葉とか、年上なのは確実だけども自分の方が上だと何かとマウントつけようとするところとか、うん、結構楽しい。
そんな売り言葉に買い言葉に笑いながら適当に答えて一緒に歩く。
白砂のビーチを海のほうにではなく立ち並ぶ国投資の宿泊施設の立ち並ぶ区画の方にざくざく、ざくざく、ざくざくと歩く、それでも余裕の表情も底意地の悪い薄い笑みも絶やさずに、時折年上の彼女の事を上目使いに見上げては、等々くひ、くひ、と思わず変な声をだして笑ってしまう程。
もう少しカッコイイ笑いが出来ればよかったのだが、楽しくてついつい妙な声で笑ってしまいながら、砂浜を歩いて歩いて進んでいけば足が止まる。
そこは彼女が選んだ実に夏らしい開放感のある一戸建てで、途中で案内を買ってでたホテルマンが鍵を差出しながら結構なお値段を提示してくると、水着の後ろポケットに手を入れて布袋に紐を通しただけの簡素な財布を取り出すと、提示された金額+αのお金を取り出して「ハイ、多い分は貰っておいて?」と先輩冒険者に何度も練習させられた台詞を口にすると、心配そうな視線をヒシヒシと感じ姉が弟を見るようなバカにされるよりも少しプライド傷つくそんな視線を向けられて、ニコッと余裕を滲ませた笑顔を浮かべて見せながら、片手では財布をしまいながらホテルマンより鍵を受け取り、もう片手はそんなホテルマンに見せ付けるように年上の彼女のお尻をガッツりと鷲掴みにして、早速中へいこうと押して誘う。
「……ほら?いこ?……朝までしっぽりとね?」
こんな可愛い年上な彼女と朝までしっぽりと出来る幸運なんて滅多にないない、そんな期待は浮かべる笑顔と弾む声と一緒に水着のウエストと腰に隙間が出来るほどに元気を充填した肉棒でどれだけ期待をしているかを紅色でネコみたいな瞳に見せ付けてるし、丸1日レンタルした一軒家の扉はカチリと音をたて解錠され、中からの空気に押されてゆっくりと開く。
周囲の男を集めるような魅惑の肢体をした少女、少女より小柄では有るがやるき満々の少年との長い一夜を過ごす事になる部屋の扉は開かれたのであった。
■ティカ > 「――――なっ!?」
余計な心配をしつつ少年とホテルマンのやり取りを見ていれば、彼は宿泊費どころかたっぷりのチップまで添えてあっさりと払いを終えてしまった。
案内係も生まれの余りよさそうに見えない少年の金払いの良さに驚きを覗かせるも、そこは流石にプロ。即座に営業スマイルを浮かべて鍵を手渡し、上客の邪魔をせぬようさっさとフロントに戻っていった。
「だぁぁぁ―――、くそッ! なんなんだよてめぇ、どーみたっていい所のお坊ちゃんにゃあ見えねぇってのに」
がしがしと苛立たしげに朱髪を掻くも、一度口にした事を曲げるつもりはない。
ガキが満足するまで一発ニ発相手してやって、それでこれだけ上等な部屋に泊まれるなら悪い話ではないのだ。
そんな風に思考を切り替えつつも、天邪鬼なチビは今一度舌打ちを漏らしてから少年と共に今宵の部屋へ。
「―――――おぉっ! すっげぇ! 見ろよ、海が滅茶苦茶近いぞ! ひゃああ、風呂も開放的でいいなこれ!」
部屋に入った少女戦士は肩に下げていた荷物を適当な場所に投げ捨てると、どっちが子供か分からぬ有様で思いの他立派な室内をひとしきり見て回る。
そうして満足したならば、水着姿の、しかして本日は一度も海水に浸していない白水着のお尻を寝台脇に投げ出して
「あー……えぇと、約束は約束だかんな。ヤらせてやる。その前に、名前くらいは知っとかねぇとな。あたしはティカ。こう見えても冒険者だ。ま、つっても駆け出しもいいとこなんだけどな」
開放的な窓の向こうに澄んだ蒼海の水平線を広げつつ、遠くに漣を響かせるリゾートホテルに名前すら知らない少年と二人きり。
しかもこれからセックスだ。
一体何がどうなってこの様な状況になったのか……と若干の戸惑いを覚えつつ、そわそわする心を落ち着かせるためにもまずは互いに名乗りを済ませておこうかと。
■ダレット > ホテルマンに支払うお金はケチる事なかれ。
チップを弾めばそれだけ『お世話』をしてくれる、だから多めに渡すのがコツだという先輩冒険者の言葉は役に立った。
うん、役に立ったはずだが、その辺りの経験は全くといってのゼロであるので本当に役に立ったかはきっと後ほどわかる筈。
それはそうとして、1日だけの別荘の中へと年上の少女と共に入ったまでは良かったのだが、良かったのだが、そんな年上の彼女がまるで自分と同じくらいの年の少女のようにはしゃぐのはちょっと面白かった。
彼女の言葉通り海は近いし、潮風が窓より入り込んでくる開放感の別荘は正直自分も走り回りたいほどワクワクしてくるくらいに素敵で、荷物を投げ捨てて室内を見て回る彼女を眺めながら自分も水着のお尻のポケットの財布を確認しながら、ベッドルームの方をぐるりと見渡す。
「ほら、丸1日は僕らの別荘なんだから、そんなにはしゃがなくても……。あっでも何か魔法の伝達システムを使ってのルームサービスとかあるみたい!」
前半は確りと今度は自分が大人ぶった物言いをして見るけども、後半はバッチリ声は弾んでしまうし、口元も期限良さそうににっこりと笑みを浮かべてしまう。
だって魔法のシステムを使ったルームサービスとか初めてだし?ああ、でもお風呂も入ってみたい!開放感ありそうだし、後で夜の海とか!……うずうずして少し年相応にはしゃぎ互いに満足したら、後は……。
「丸1位日だからね?ほらマッサージオイルとか色々備え付けも使っていいみたいだし、満足するまで何発でも付き合ってもらうから。……なんてね、約束を守る人でよかったよかった。……宜しくティカ、さん?僕はダレット同じく冒険者……なんだけど駆け出し以前に見習いって奴。」
ティカさんが何処かそわそわしている様子なら、自分の方は早くヤリたくてうずうずしている様子をティカさんの紅色の猫みたいな瞳に見せ付けて、自分は腰を下ろした正面に立つと、結構一杯一杯まで反り返って水着のウエストを浮かせる股座を見せつけながら、名乗りを終えて直ぐにも白いビキニの中で蠱惑に弾んで見せつけられていた胸元に小ぶりな手を寄せて、白いビキニの上からそのたっぷりとした肉感の乳房を揉んでしまおうと。
――既にもう半ズボン型の水着にはじわっと水分が含まれたしみが出来ていて、ほんのりと青臭い香りを其処から匂わせていた。
■ティカ > 「やっぱし見習いか。あたしの予想は当たってたってわけだ。それにしちゃあ妙に金持ってんのな、お前」
部屋を見て回る最中には年相応の表情も見せていた少年。
しかし、発育途上のその身体が既にオスであることは、先程からずっと膨らみっぱなしのテントを見れば明らかだ。
意外にデカい……。あのサイズならティカの奥にも十分届く事だろう。
今更ながらにどきどきしてきた。
そしてそのヤる気を隠しもせずにむしろ見せつけていた少年が、ついに堪えきれなくなったらしい。
「――――んふぁっ♡ あっ♡ んっ♡ ちょ……っあふ♡ お前、あ、ぁんっ♡ 焦り、すぎぃ……んっ♡」
おもむろに伸ばされた小さな双手に白ビキニの肉鞠が揉みしだかれて、ティカの声音が甘く跳ねた。
ティカの方とてヤる気まんまんの淫気に充てられて、じくじくと淫熱を昂らせていたのだ。
そんなところで拙くも、熱情たっぷりの乳揉みを受けてしまえば、ぎゅむりと揉み潰される柔肉から染み走るのは背筋を震わせる快楽の痺れとなるのも当然の事。
テントの天辺にじくりと先走りの染みさえ滲ませる幼根の精臭に、きゅんっと収縮した割れ目もまたじゅわっと生暖かなぬめりを薄手のクロッチに塗り広げてしまっていた。
陽光の熱を残ししっとりと汗濡れた小麦の肌は柔らかく、吸い付くような手触りを与えつつ、しかして沈む指腹を小気味よく押し返す弾力性も感じさせる。
白地に浮き出た乳首のこりっとした触感や、愛撫に合わせて身悶え喘ぐ少女戦士の艶めかしい反応も相まって、一生このまま揉み続けていたいなんて馬鹿げた考えまで浮かぶ事だろう。
そうして始まる成人前の少年冒険者との背徳的な淫行は、約束通り一晩たっぷり時間を掛けて行なわれる事となる。
若く、精力に溢れる少年は、然程年は離れていなくとも一応は大人と認められる年上の少女の身体にたっぷりと溢れる肉欲をぶつける事が適うはず。
その結果出来上がるのはおそらく、開発の行き届いた身体を散々嬲られ、時間と共にティカを悦ばせるコツを掴んだ少年に何度もイカされ、オトナとしての威厳などすっかり消えた疲弊っぷりを晒す少女戦士の痴態なのだろう――――。
ご案内:「セレネル・レジャービーチ【海の庭】」からダレットさんが去りました。
ご案内:「セレネル・レジャービーチ【海の庭】」からティカさんが去りました。
ご案内:「セレネルの海」にエルビー・カルネテルさんが現れました。
■エルビー・カルネテル > 怪奇! セレネルの海に幻のオオタガメは実在した!!
■隊員 > 「本日、エルビー隊長率いる探検隊はセレネルの海近くの港にやってきていた。
何故なら、我ら探検隊の元に匿名で情報提供があったからである。
その内容は、セレネルの海に幻のオオタガメが存在するというのだ。
そもそも淡水の中に生息するはずのタガメが海にいるとはどういうことなのか。
早速我々は地元の海賊協力の元、セレネルの海に調査へ乗り出すことにしたのだ!」
■エルビー・カルネテル > 余はエルビー・カルネテル。普段はコクマー・ラジエル学院生徒をしている。
だが、今日の余はいつもとは一味違う。
何故なら、今日の余は自ら率いるエルビー探検隊の隊長だからだ。
セレネルの海と呼ばれる海域に幻のオオタガメが出現するとの情報を聞いた我々は、
地元の海賊の協力を取り付け、これから調査に向かう所である。
本日のメンバーは余と志を同じくする隊員たち、護衛役の冒険者や傭兵たち、
そして地元協力者の海賊たちである。
今から余達は海賊が用意したキャラックと呼ばれる船に乗り込むところである。
「時間はたっぷりあるからな。
慌てずにゆっくりと乗り込むのだぞ。」
余は後続の隊員達に声を掛け乍ら船に乗り込む。
■隊員B > 「うわ、うわああ!」
■隊員A > 「なんと、ここで隊員の一人が足を滑らせ、桟橋の上で転倒するというハプニングが!
これからの探検の波瀾を暗示させるかのようだ!」
■エルビー・カルネテル > 「気を付けるんだぞ!
もう探検は始まっているのだからな!」
余は隊員たちに再度注意を呼び掛ける。
船の上では既に海賊たちが出発の準備を終えており、護衛役のメンバーは船の各所で待機をしている。
今回はセレネルの海の中でも地元の漁師ですら寄り付かないと言われる危険な海域での航海だ。
快く船を出すことを快諾してくれた海賊たちに感謝である。
■船長 > 「出発進行!」
■エルビー・カルネテル > 隊員達全員が乗り込んだことを確認してから、船長が出発の指示を出す。
抜錨し、帆を広げた船がセレネルの海へと進む。
天気は良く、風の強い。
この調子だと、船は順調に進みそうだ。
■隊員B > 「隊長、あれ! あれ!」
■隊員A > 「なんと、セレネルの海を進む我々の近くをイルカの群れが通りかかったのだ! これにはエルビー隊長や隊員達も大喜びである!」
■エルビー・カルネテル > 「皆、こっちにこい!
イルカが泳いでいるぞ!!」
余は甲板から身を乗り出し、イルカの群れに指を差してはしゃぐ。
海賊の協力を取り付けるに苦労したと聞いたが、今の所後悔も順調。
潮風が心地よく、余はテンションが高鳴っている。
■エルビー・カルネテル > 「あ、あれはなんだ!?
巨大な岩の上に謎の粉が塗られているぞ。」
余は巨岩の上に何やら塗料のようなものが塗られているのを見つけ、指さす。
こんなものがあるとは聞いておらんぞ。
ひょっとして、オオタガメに関する何かだろうか。
■海賊 > 「あ、それは地元の漁師が漁場の目印とかで塗ってるらしいです。」
■エルビー・カルネテル > 「そ、そうなのか…。」
早速大発見かと思ったが、違うらしい。
余は興奮したのがちょっと恥ずかしくなった。
■隊員A > 「始めこそ隊員が桟橋でこけると言うトラブルに見舞われるも、その後は順調に航海を続ける隊員達。
目撃情報のあった海域に到達したので帆を畳み、ここで昼食を取ることに。
探検には食事もまた重要な要素である!」
■隊員A > 船の上での調理は大変である。
その為、エルビー隊長は事前にパン、ハム、サラダ類を用意していた。
それを隊員達、護衛、海賊の一人に配っていく。
皆それぞれの持ち場でめいめいに食事を始める。
昼からの探索に備えて活力をつけるためである。
■エルビー・カルネテル > 「皆、ちゃんと食べ終わったかー?」
余は船上のメンバーに確認して回る。
今日の食事は屋敷で事前に準備していたものだ。
長期間の航海となると大変なようだが、今回は短い期間で終わらすつもり。
というより、長引くようなら一度港に戻る予定だ。
■隊員A > 「昼食を終え、その後も順調に航海を進める一行。
だが、ここで突然の脅威に見舞われる!」
■隊員B > 「うわぁぁぁ、渦だ~~~!」
■エルビー・カルネテル > 「気を付けろ!
渦潮が発生しているぞ!!」
余は目を見開き、声を荒げる。
船長も部下の海賊たちに急ぎ指示を出す。
船は渦巻から離れる位置に進路を取り、取る。
■シーサーペント > 「キシャーー!」
■隊員A > 「なんと、ここでオオタガメではなく巨大な海蛇が隊員達に襲いかかるのであった!」
■隊員A > 「渦潮に対応していた海賊達は慌てて船を動かし、対応しようとする。
砲撃の準備を始めつつ、船との距離を取っている。
そして、エルビーをはじめとした隊員たちは狼狽え、護衛役の中で魔法の心得のある者達は攻撃魔法の準備を始めていた。
…その時である!」
■オオタガメ > ザバーーー!
■エルビー・カルネテル > 「うわぁぁっぁ~~!
オオタガメだ~~~!」
余は立て続けに起こる事態に困惑するも、目標のオオタガメの出現で大喜び。
しかもよく見るとオオタガメはシーサーペントが狙いだったのか。
余達に構わずオオタガメと争い始める。
シーサーペントもオオタガメを迎え撃ちに向かう。
余は興奮ぎみに船からその様子を伺っていた。
■船長 > 「隊長!
このままここに留まるのは危険すぎるぜ!
船が沈んでしまう!」
■隊員A > 「セレネルの海に潜むと言われているオオタガメは実在した!
だが、船が沈む可能性もあるためこの場に留まることは危険である。
ここでエルビー隊長は重大な決断を下す!」
■エルビー・カルネテル > 「撤収するぞ!」
余は隊員達、そして船長、護衛達に指示を出した。
船長は余の指示を受けて船を反転。
元居た港へと真っすぐに向かっていく。
余達の後ろでは巨大な魔物たちが死闘を繰り広げていた。
■隊員A > 「目標のオオタダガメを前にして撤収と言う、勇気ある判断を下したエルビー隊長。
彼の的確な判断が無ければ我々は壊滅的な被害を受けていた可能性がある。
エルビー隊長率いる探検隊の冒険はまだまだ続く!!」
ご案内:「セレネルの海」からエルビー・カルネテルさんが去りました。