2025/02/09 のログ
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ご案内:「奴隷市場都市バフート」にゲルバさんが現れました。
ゲルバ > 「へへへへ……ついに運が巡ってきたぞぉ」

 奴隷市場都市の悪名に相応しい嬌声と悲鳴、そしてケダモノじみた客どもの野次が飛び交う中、陳列用の檻に挟まれた通路を歩く太った小男が、懐から取り出した光る小瓶を見下ろして喉を鳴らす。

「これさえありゃあ、後は……」

 ニヤつく顔を俯かせてぶつぶつと呟く。掃除夫として入ったバフートの調教部屋で偶然拾ったそれは、同業者に自慢していた奴隷商人いわく「処女でも一晩で肉便器に買えてしまえる」ほどの逸品だそう。
 詳しい内容は勿論知らないゲルバだが、長期的視点だの品質管理だの、そういった真っ当な見識を持たない男は即座にそれを着服し、僅かな給金を貰って職場から出てきたのだった。

「後は、こいつを使える女さえ……いやいや贅沢を言うもんああないな。ぶちこめるんなら誰だって構いやせんのだ……」

 脳でなく男根で物を考えているかのような小男は独り言ち、太った小さな身体を丸めて含み笑いした。

ゲルバ > 「くくっ、まあいい。後は会えさえすればこっちのものなんだ。会えさえすれば……」

よこしまな考えに心を支配され、独り服の下で男根をいきりたたせながら、太った小男はバフートの猥雑な喧噪に背を向けるのだった。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からゲルバさんが去りました。