2024/08/18 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にゲルバさんが現れました。
ゲルバ > 「おほほっ……良い眺めだぁ」

悪名高き奴隷市場都市バフート。むせかえるほどの甘い香と煌びやかな光の下で、原始的な欲望が馬鹿げた額のゴルドで売り買いされる背徳の都で、チビデブ底辺男は金満ぶりも甚だしい性奴隷の調教ショーを見物していた。

「ふへへへ、良い女……いや良い雌ってのは、いる所にはいるもんだ。ワシもああいうのを1人2人持てんものかな。首輪をつけて、引き回して……くくっ!好きな時に好きなだけハメ倒せるような……」

出来損ないの魔族、生まれついての最底辺であるチビデブ男が、飛び散る愛液と飛び交うゴルド硬貨、浴びせられる淫猥な罵声の中、現実逃避じみた妄想に浸る。

両手に持った箒とチリトリは先ほどから用を為していないが、生まれ持った認識阻害能力のおかげで、誰かの邪魔さえしなければ見とがめられることもない。

こうした、上手く活かせば一流の密偵にもなれよう才能をサボる為にしか使えていない所も、底辺男が底辺男のままである理由だ。

ゲルバ > 「おっと、そろそろ退勤か」

ロクに働いてもいないチビデブ男は、鐘が鳴るのを聞いてショーから離れ、雀の涙ほどのゴルドを受け取りに奴隷市場を後にした。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からゲルバさんが去りました。