2024/07/02 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にゲルバさんが現れました。
ゲルバ > 「ふー、最近蒸し暑くてかなわん」

都市の名の由来にもなっている奴隷市場を歩く禿頭のチビデブ男は、だぼっとしたローブを掴んでばたばたと生ぬるい風を送り込んだ後、げんなりした表情で顎を出した。

「ま、おかげでより良い眺めにもなったが……」

檻の中に入った性奴隷を横目で見、にんまりと笑う。暑い季節に入ると、ただでさえ開放的な彼女たち、そして中には見目麗しい少年奴隷の衣装がより開放的かつ煽情的になる。

「さてさて……」

身を低くしながらも、好色な視線をあちこちにやりつつせこせこ歩き回る。認識阻害能力により、今の男は奴隷市場の何でも屋として生活している。

奴隷を買う資力は勿論ない。だから狙うのは、「使用」され放置されている性奴隷や、調教前の反抗的すぎる女や少年、あるいは肉便器として陳列された不幸な奴隷たちだ。ただただ性欲のままに動く男にとって過程も手段も重要ではない。ローブの下で勃起しているモノを鎮められるならば、特に拘りはないのだ。

ゲルバ > 「……ま、そう運のいい日ばかりじゃないわい」

誰に聞かせるでもなくうそぶき、肩を竦め、男はとぼとぼと暗がりへ歩いて行った。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からゲルバさんが去りました。