2024/05/06 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にノイさんが現れました。
ノイ > フリーマーケット。
そう称して常以上、大々的、に。多くの奴隷が売りに出されている。
今までであれば、高値に過ぎて買い手も限られていたような。高貴な身分を奪われ、身を窶した奴隷が値下げされ。
元々安価を付けられていた普通の奴隷や、それ以下の存在等が。在庫処理にも似て、二束三文で売り払われる。
――売り物にすらならないような。売り買いを重ねられ、使われ続け、身も心も磨り減りきった奴隷ともなれば…
あまり。想像したくないような目に遭っている、のかもしれない。

常々眠る事を知らず、ヒトの欲望が渦巻く此処は。
魔性の血が流れる少女にとっては気分良く過ごせる場所であり。遊び場にして餌場のような認識だ。
普段より更に多くのヒトが流れ。其処等中で客と商人がやり取りし。怒号と嬌声の混じる喧噪は尽きる事がない。

「ふ――ふ。素敵…あぁ素敵、愉しそう…」

試供品にでもされたのか。往路に面し店先で倒れ伏し、痙攣し、股座から白濁を垂れ流す奴隷。
その前にしゃがみ込んで覗き込み、微笑む姿。
端から見ればその無防備さは。客だろうと無関係だろうと、直ぐ様とっ捕まり、売り物の一人にされかねないか。
そうでなくとも、奴隷の痴態にうっとりと頬を染めなどしていれば。”そういう”願望だの性癖だの、と見なされそうだが。

極論、するにしろされるにしろ、どちらも実際愉しむだろうから。
あながち外れてはいないのだろう。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」にバゼムスさんが現れました。
バゼムス > 「―― 何かお探しですかな、お嬢さん。」

そんな少女の背後――いつの間にか佇んでいるのは商人風の男。
年の頃で言えば中年であり、少女と並べば親子ほどの年の差と見た目のそれではあるが恭しい仕草と言葉遣いで少女へと声をかけた。
けれども少女に向けるにはその視線はどこか厭らしさを帯び、値踏み――その肢体にそそられ煽られる欲情の程を確かめてるかのよう。

少女が見つめるには痛ましい姿の女奴隷。
その女奴隷の股座から垂れ落ちる精液から立ち上る臭いは数人、或いは十数人の男達に使われたことを知らしめつつも、その匂いの中で一際"臭い"性臭と同質のそれが己の股間から立ち上らせていた。

少女が零すには似つかわしくない淫らで歪み帯びた呟きを耳に留めたのだろう、今のところは少女を"客"として見なしているかのようではあるが、

「それとも――何かを"お求め"ですかな?」

少女の言葉一つで容易くその立場は変わりゆくことを暗に匂わせるのはこの都市に並ぶ"商品"がどこからでも調達されるが故だろう。

ノイ > 「――…んー……?」

お嬢さん。そんな呼ばれ方、この奴隷市ではなかなか聞かない代物だろう。
何せ此処に存在する性別、女、の大半が。圧倒的に下として見られる奴隷なのだろうから。
どうやら客として認識されているらしいと。小首を傾げながらも腰を上げ。声の主へと振り返って…

目に入ってきた男性は。身形も恰幅も良く、ぱっと見此処の店主だろうか――という所。
立ち上がりきれば相手の方へと身体毎向き直り。少しばかり膝を折り頭を下げ、ドレスを摘みなどしてみせて。

「ん……ん。今夜は選択肢が多くて、迷っちゃってる――の。
この子達、凄く熟成されていて。きっとわたしが愛してあげたら…凄く。凄く悦んでくれる、筈。
けど、それだけじゃなくて。そんなになるまで、この子達が何をされたのかも――凄く。すごぉく、気になるから…」

軽く鼻を鳴らす。…きっと既に気付いていたのだろう。というより気付くなという方が無理。
近付いただけで臭い発つ程の。ともすれば噎せ返る程の。強い…強い、牡の気配。
矢張り店の主なのか、でなくともそれに近しい立場なのだろう、男。気配の源であるその人物に。
うっとりと焦がれるような。熱に意識を浮かせているような。朧げだが確かな笑みを向けてみせ。

「ね――ぇ…おじさま?
わたしも、こういった子達が欲しいの。それも含めて…
後学の為に、ご教授お願い出来ないかな――あなたの、”やり方”というものを…ね?」

喰らわれたがる破滅主義めいて。実際は、欲に飽かせる飽食の気配。
有る意味男の纏う気配にも似た、快楽に興じる”悪い貴族”のお嬢様、めかせ――

バゼムス > 人の容こそすれど、その気配は人のみであらず。
幾人ものの人間とそれ以外の者を見てきた男の目や勘はそう告げる。

その華奢で可憐な見た目に騙されて――或いは、騙されても良いと思う男などいるだろうと思うほどに整った容姿に瞳を細めつつ、眺め見やる。
所作や言葉遣いのそれらは平民のそれとは違う――けれども、どこぞの貴人の娘かと言われるとそうとも言い切れないと思うのは末席だが貴族が故か。

「今宵はその選択肢が得られない者達が多く居る中で、それはそれはなかなかに贅沢なことですな。」

凄惨とも陰惨とも言える景色の中でも少女は言い淀むことも、物怖じする様子もなく自らの欲を紡ぐ。
その事に僅かに目を瞬かせつつも、すぐに愉しげに喉を震わせて笑い――瞳の奥に淫欲の気配を滲ませる。

この店の主――そう名乗りこそはしないが、周囲のスタッフ達がどこか萎縮している気配を漂わせるなか、男もまた口を開き、

「欲しいと言われるならお譲りもしますよ。
 無論、授業料も頂きますが―― なに、"勉強"はさせていただきますとも。」

じゃらり。
男の懐から少女へと見せるように覗かせるのは、首輪。
少女の足下で伏している牝奴隷たちに嵌められているそれらと同質の――いくつものの悲哀と悲憤と淫蕩の念に染まりきったそれを差し出した。

代金は、少女の身体――という分かりやすいそれで。

ノイ > 少なくとも今現在――それこそ、主の本質ないし本性の一端しか知らなさそうな。此方に訝しげ且つ恐ろしげな視線を向けてくる店員達等では、判らないだろう。
もっと経験を。裏も表も積み重ねてきたのだろう、男のような者でなければ。少女の本質は気取れない筈。
だからそれは、逆を言えば。この男程の者であれば、例え人間であろうとも…ヒトの皮を被ったソレに対し。如何様にも成し得るのかもしれず。

「そうだよね? でも、出来る事はやらなきゃぁ勿体ないもの。世の中は何だって…
そうしたいと願う事。それを叶えられる事。が出来るなら。とっても素敵なんだから」

今正に。願いを求める事も、抱く事も考える事すらも出来ない程。使い潰され倒れ伏した奴隷達の前で。しゃぁしゃぁと。
…目の前で笑うこの男こそ、が。そんな奴隷達を”潰した”張本人だ。
どれだけ犯して、狂わせて。未練も何も奪い去り。理性も何も壊し尽くし。奴隷として完成させたのだろう。
――それを見たい。知りたい。 …何なら自ら味わいたい。破滅の味は、如何に甘美なものなのか、と――

「 ―― ……っふ、ふ。  ぁは♡」

革と金物の重い音。見せ付けられる首輪。
そんなもので戒められて、連れ込まれて、自分は―― ぞくぞくとした物に身を震わせて。

「それなら、おじさま…? 早速――”商談”のほど、宜しくお願いいたします…」

歩きだそう。男の後を追って店の中へ。
その際跨ぎ越えていく奴隷達は、未だ悶絶した侭、正気を取り戻す気配も無く――果たして。
少女が男へ差し出す”代金”は。彼女達に比べれば安く付くのか、はたまた逆か――?

ノイ > 【移動いたします】
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からノイさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からバゼムスさんが去りました。