2023/07/29 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にヴァーゲストさんが現れました。
ヴァーゲスト > ――滞在四日目。
昨晩は酒を飲みすぎて二日酔いにて休息。
だらだらと過ごすのも悪くないと思った。
だが依頼主が新しい奴隷を購入したとか何やらで二日酔いの頭にやたら耳障りな声を聞かせてくれたので、眼が覚めて今夜もこうして奴隷市場都市の奴隷市場を彷徨っている。

くるたびに思うが本当に人種と種族の坩堝。
人に獣人にミレー族にえとせとらえとせとら……。
いい加減どれかひとつでも買って帰ろうかと思うのだが。

第六感にピンッと触れる奴隷がいない。
いれば一晩、気に入れば身請け、金も狭いが住む場所もあるし、家を清潔に保ってくれるだけでも助かるんだが。

っと、思わずそんな事を考えていたら通りすがりとぶつかりそうになり思わずチッ舌打ちを鳴らしてから、スリじゃないかと警戒する素振りを見せた。

そんなに簡単に財布はすらせない。
当然財布は無事であるが色々と興が削げて、近くにあるベンチに腰をかけて、ヤル気が戻るまで行きかう奴らの顔でも拝む事にした。

ヴァーゲスト > 暫くはベンチでだらーっとしている。
こんな日に限って商人共は大人しい。
――…ああ退屈だ。

大きくため息を吐き出すと、此処にくる途中で見つけた酒場に立ち寄り酒でも買って帰ろうと、よっこいしょと気合を入れてベンチから立ち上がる。

「……腰いてぇ……。」

何とも我ながら爺臭いと苦笑いを口元に浮べると、自分の腰を何度か叩いた後にもと来た道へと歩き出す。

明日で依頼最終日。
さてはてどうなることか、と面倒くさい事にならなきゃ恩の字だと笑いながら男は酒場のある路地の方へと消えていく。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からヴァーゲストさんが去りました。