2025/05/12 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」に宿儺さんが現れました。
宿儺 >  
実に広々とした洞窟。
成程、小鬼(ゴブリン)どもが塒とするには上等。
であれば、当然この女鬼にとっても優良物件であるに違いない。

「──しかし中がこう酷くてはなあ」

片手に縊り殺した小鬼をブラ下げ、女鬼は辟易と呟く。
冒険者の少女を捕らえ集団で嬲っていたか、その大部屋の様子は酷いの一言だった。
まだ生きているなら助け、恩を売ってやるも一興だったが──。

「やれ、この様子では奥もまともに使えそうにないな」

小鬼の死体を部屋へと放り捨て、背を向け先へと進む。
洞窟は広く、鬼火に蒼く照らされるその奥はまだまだ先があると言わんばかりに暗闇の口を開けていた。

宿儺 >  
洞穴を進む中、仕掛けてくる小鬼もいたが流石に相手にもならない。
圧倒的なフィジカル差で跳ね除け、叩きつけ、歯牙にもかけず。
影に潜み奇襲を狙う者であっても、その耳聡さと反射神経の前に捻じ伏せられる。

「雑兵ばかり、ということもあるまいが」

時折、巨大に成長した種…。
武装し。オーク並の巨躯を誇る戦士が存在することも識ってはいる。

お目にかかれれば面白いが、と先に歩みを進める、
一本道が続く中では隠れる場所も少ないのか、襲ってくる小鬼の数も少しずつ減ってきていた。