2025/03/17 のログ
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ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林」にアルティナさんが現れました。
アルティナ > 王都近くの森
駆け出し冒険者には、採取にしても、討伐にしても、定番の場所
とはいえ、討伐依頼は少し慣れたくらいでは怪我することも往々にしてある。
特に回復職が居ないパーティーでは、少しの怪我が撤退につながりかねない。
そんなわけだから、臨時の助っ人でパーティーに加わることが多いのだけれど――

「あの……あんまり森の奥に踏み込むと、危ないですよ?」

目当ての討伐対象が見つからないためか、ずんずんと森の奥へと進もうとする無謀なパーティーメンバーをそう窘める。
けれども、「この森くらいなら、楽勝だから」とか何とか聴く耳を持とうとせず。
どうしたものかと悩むけれど、どんどん先に進む仲間を放っておくわけにもいかない。
手にしたメイスを構えて周囲を警戒しながら、森の奥へと追いかけて。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林」に種喰らいの獣さんが現れました。
種喰らいの獣 > その日、その時間、その森の奥にはいてはならない獣が紛れ込んでいた。
しかし本来ならば調子に乗った駆け出し冒険者などはその獣に目をつけられるようなことはなかった。
“それ”が茂みから前衛を担う冒険者の前に姿を現したのは――ひとえに最後列で甘い匂いを放つ雌を見初めたからに他ならない。

その姿は犬としては大きい。四肢は細く長く、体幹は引き締まって靭やか。
悠長に鼻を鳴らすようにしながらパーティへ真紅の瞳を流すが、いつでも飛びかかれる力強さを窺わせる。

獣は姿を現すなり、その魔力をパーティメンバーへ浴びせかけた。
雄には恐怖の感情を、雌には獣を“雄”と想わせる感情を引きずり出す。
王都のごく一部の強者であれば薄められるだろうという魔力に、駆け出しがどれほど抵抗出来るだろうか。

目当ては最後列。鼻先ごと、ちら、と雌へ視線を流す。
だが、瑞々しい肉ならば先に食い散らかしてやるのもいいか。
雄へ鼻先を戻して、のそり、のそり、近づいて。

アルティナ > 剣士がふたりに、シーフがひとり、といったパーティー
後衛に魔術師が居れば、もう少し安定性も増すのだろうが、魔法に適性を持つ者は少ない。
それなら、よほど前途有望なパーティーでもなければ魔術師が固定メンバーに居ることは少ない。
今日組んだ彼らもそんなパーティーのひとつで。

「え……きゃぁ……!?」

茂みから現れたその獣にまず気付いたのは、職業柄ということもあってシーフだったろう。
けれど、彼が警戒を発するよりも先に、獣から不可視の魔力が放たれる。
恐慌状態に陥ったシーフは一目散に逃げだし、一方で剣士のひとりは錯乱したように獣に向かっていく。
残りのひとりは、その場にへたり込んでしまい。

後衛にいた少女は、襲い掛かってくる魔力の波に抗うように障壁を展開するも、
突然のことに対処しきれずに押し負けてしまう。
突風に吹き飛ばされたように、尻餅をついてしまい。
普段ならどうにか逃げる算段を考えるにもかかわらず、どうしてだか敵わないとしか思えず。
ゆっくりと近づいてくる獣に、震えるメイスを向けるのが精一杯で。

種喰らいの獣 > シーフの判断は賢明だ。
対して剣士の判断はどちらも愚かという他ない。

向かってきたひとりは巨躯を撓らせて振り上げた右脚が爪を立てて引き裂いた。
革鎧だろうが、なけなしの金で買った金属鎧だろうが紙切れのように分かたれる。
へたり込んで立てもしないもうひとりも含めて、やはり喰うには値しない。
肉厚な舌を覗かせる大きく裂けた口から、明らかにため息という息を零す。

一方、見初めた雌はというと見初めただけあるようで。
こんなパーティに加わる力量であればひと撫でで魔力の同調と共に非接触催淫が済む筈だった。
きっと魔力の相性でもいいのだろう。
ますますと食欲を惹かれた獣は目を細め、舌から唾液を滴らせて意識を雌にだけ定めた。

獲物と定めた雌にだけ集中して、魔力を浴びせる。
包んで、流し込んで、――負けてしまえば“きもちいい”だけが待っているぞと雌の本能へ訴える。
膨大な魔力での籠絡を試みながら、お誂え向きの体位を取ってくれた雌へ覆い被さる。

あまりにか弱く震える雌の肩を、浮かせた前足二本を踏みつけに。
太い首で邪魔なメイスを押し退けて、正面から見下ろす。
唾液を湛えた舌を伸ばし、雌の首からうなじへかけて舐め上げる。
処女を狂わす媚毒を粘膜から直に、繰り返し塗りつけ、“雌”としての準備を促していく。

アルティナ > 爪に切り裂かれ、安物の革鎧など紙切れ同然で、崩れ落ちる剣士
背後からでは生きているかどうかさえ分からない。
それでも咄嗟に崩れ落ちた彼へと治癒の魔力を飛ばす。
――触れずに、しかも遠隔での治癒ともなるとかなりの高位術式で。
その魔力を察知されたのか、獣の瞳がこちらを向く。

「きゃっ……!? んっ……やぅ……」

治癒の魔法を使ったばかりの無防備なところに、再び魔力を叩きつけられる。
ぞくっと全身に感じたことのない感覚を覚えて小さな悲鳴を漏らし。
次の瞬間には、視界が森の木々から、空を映すことになる。

「や、やだ……食べないで……」

狼にも似た大型の獣に組み敷かれてしまうと、小柄な少女では抗えない。
怯えた瞳でその黒い獣を見上げたのも僅かな間のこと。
近づいてくる咢に、ぎゅっと瞳を閉じて、襲ってくるだろう痛みを覚悟する。
けれど、襲ってきたのは、ねっとりとした生温かい何かで。

「ふぁっ……えっ、やだ……んんっ……!?」

ぞくりと全身が震える。
身体から伝わってくる快感に、恐怖に染まった思考が混乱する。
獣が欲情していると理解してしまうと、いくら理性がおかしいと訴えかけても、抗うことはおろか逃げることもできない。
それどころか、その舌先に弄ばれてしまうと、甘い声を漏らしてしまい。

種喰らいの獣 > 獣は獣らしく荒い息を吐いて舌を蠢かせているばかり、だとしても。

――大人しくしていれば、その柔肌は食べない。傷をつける気すらない。
お目当ては獣好みの甘い匂いをした雌ひとりだけ。
雌の胎を使わせろ。

甘い声が漏れ出すのは魔力を受け入れ始めた証。
毒となる魔力に体躯が染まれば、こんな獣の感情も薄っすらと同調して伝わる。

“欲情”という理解は正しく、巨体に相応な生殖器がそれだけで重さを与え雌の腹部へと伸し掛かる。
ずるり、ずるり……種を注ぐための動きをして体外から子宮へと刺激を送り。
穂先から溢れる体液が清らかさを示す衣装を穢し始める。

いますぐに喰らいにかかってもいいのだが、獣は最近、特に交尾を愉しむことを覚えた。
唇を纏めて舐めあげてしまう舌先を、ほんの幾らか、控えめにする。
舌先を雌の唇の内へ挿し込める程度に。
そうした舌先に十二分に媚毒を纏わせて唇へ這わせ、雌の舌を誘うのだ。

――ヒトのメスは、こうして吸い合うのが好きなんだろう。
舌を伸ばせ。きもちがいいぞ。

ただ唇を薄く開いているだけでも給水器か何かのように獣の舌から甘露が雌の喉を潤す。
しゃぶりつけばしゃぶりついただけ溢れ、毒は発情と引き換えにただでさえ上等な雌の魔力をもうワンランク以上向上させてやる。

アルティナ > 「んっ……ふぁ……あっ!」

流されちゃダメだと理性が警鐘を鳴らす。
けれど脳裏に響く声にもならない思念のようなものに逆らえない。
安全が保障されるとなると、抗うだけの利がない。
大人しくされるがままになっていれば、ぞくりとした甘い痺れが毒のように全身に広がってくる。

「はぁ……はぁっ……やぅ……」

獣の体躯に隠れて見えはしないけれど、恐らくは生殖器が押し当てられている。
そう察する程度には、教会の箱入り少女であっても、理解できる知識はある。
神に仕える衣装が獣の体液に穢されていくのを感じるのと同時に甘い快感が断続的に襲ってくる。
その快感を逃がすように大きく息を吐く。
けれど大きく開いたその唇へと獣の舌が挿し込まれ。

「や、やだ……んぅっ…!」

何故だか甘く感じてしまう舌先の感覚に、くらくらする。
ダメだと首を振ろうとしたけれど、脳裏に響く思念に半ば無意識に従ってしまう。
そっと伸ばした舌先が、獣のそれに触れると、甘く、蕩けてしまう。
獣の唾液が口の中に溢れ、こく、こく、と嚥下する度に、身体の奥が熱く疼き始め。
同時に魔力が溢れ出すほどに高まってくるのが感じられ。
蕩けた表情で獣の見上げる瞳には先ほどまでの恐怖の色はなく、代わりに熱っぽく潤んでしまっていて。

種喰らいの獣 > 雌の体温を受けてそれは刻一刻と膨らんでいく。
獣の意思で如何様にでも形状も何もかも作り変えることの出来る生殖器ではあるが。
雌に対する獣欲を示すように、大きく、重たく、硬く。
獣か雌のどちらかが身を捩って擦れるたび、胎の奥への快感を送り付ける存在。

ハ、と獣の鼻が鳴る。
ちいさな抵抗の意思は獣の方にも思念として伝わったが、それがあまりにか弱くて。
知性ある獣は触れてくる舌を確かに愛撫する。

互い違いになるよう絡みつき、雌の唾液を拭い取るようにも蠢いて、獣も嚥下に喉が上下。
雌の口腔内で、時には宙空で、クチュ、クチュ、音を立てて舌と舌とが絡み合い。
すっかりと潤んだ“雌”の瞳と瞳がかちあい、犬を装う口端が嗜虐欲に歪む。

絡み合う獣の舌先が、蛇のそれのように細く枝分かれ。
比喩ではなく雌の舌の根にかけて纏わりついて、きゅ、と縛る。繋がる、感触。
雌の舌を縛って余した舌先は尚も蠢いて、舌の裏地を継ぎ目に沿って舐ってみたり。
ザラリとした味蕾にとろりと甘美な唾液を丁寧に塗りつけてみたりして、雌の性感を弄び。

際限なしに高まっていく魔力はその柔らかな身体に強制的に強化を施し、“雄”を受け入れられるモノへと変化させ始めている。

――破いて構わないか。自分で脱ぐか。

アルティナ > 脚の付けに擦りつけられるそれ。
ダメだと思うのに、身を捩ってそこへと自分から敏感な箇所を擦りつけてしまう。
そのたびに溢れてくる快感に抗えず、甘い声を漏らし。

「ふぁ……あっ、はぁ……んぅっ……」

獣の舌を舐めていた舌先が、きゅっと絞られる。
見えないだけに、何がどうなったのか分からない。
けれど、縛り上げられた舌先が擽られるように舐めとられ。
無意識のうちに、促されるまでもなく、舌を突き出すように差し出してしまい。

「あっ、あっ……んんぅっ!」

舌先が解放されれば、くたりと脱力してしまう。
その脳裏に、再び獣の声が響けば、恥ずかしそうにもじもじと身を捩らせ。
おずおずと獣の体液で穢れた聖衣を持ち上げるように捲り上げる。
ぐっしょりと濡れた下着が露になるものの、それ以上は自分からは動けず。
不安と期待の入り混じった色を瞳に浮かべて、獣を見上げるばかりで。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林」から種喰らいの獣さんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林」からアルティナさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」にモルガナさんが現れました。
モルガナ > 「なぜ私がこのようなことを……。」

 貴族の四女、婚約が不服と家を飛び出し、夢物語に憧れて冒険者となった娘。
 それが仲間と共にギルドの依頼を受けて、行方不明となった。

 聞き込みなどから洞窟に足を踏み入れたことは突き止める。
 容易に情報が集まったのは素行の問題。
 家を飛び出したにも拘らず家の名を後ろ盾にやりたい放題。ギルドの忠告も無視。
 それが仲間にも別の貴族の三男坊がいることが助長しての愚行。

 部下の騎士達からの報告を聞けば聞く程辟易したが、それでも捜索依頼を出してきた娘の家は
 懇意にしている領主。
 領主とその妻は人柄がよく、断り切れないのもあった。

「……まあ、私と騎士団がいれば楽勝でしょう」

 洞窟の分岐していく道で戦力を分散し、細分化するのも構わずに奥へと進んでいく。
 やがて、一人ともなるが気にも留めず。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」に羅獄童子さんが現れました。
羅獄童子 > ―――幾つもの分岐を持つ洞窟の中、女の視界へ初めに現れたもの
其れは、なにがしかの戦闘、と言えなくも無い破壊の跡
石壁に、火魔法を放った痕跡で在ろう焦げ跡や、剣による刃傷
そして、何より、折れた剣先が痕跡として見つかる。 ……誰かが通った証拠として。

其の先へと更に進めば、見えて来るのは、人の形に窪んだ壁面。
口許から下を、何かの布でぐるぐる巻きにされ、洞窟の上から吊り下げられている光景は
少々滑稽ながら、余りにも異様でも在ったろうか

天然の洞穴だ、天井に吊り下げる様な場所など存在しない
布の端は、文字通り、天井の石壁へと突き刺さり、埋め込まれて居るのだ
田畑に苗を植えるのとは訳が違う、何者かによる異常な所業
幸いながら、男は別段死んで居ると言う訳では無く、単に気絶して居るだけだ
ただ、自力で脱出出来る状態とも言い難い、が。

女の姿は無い。 女の姿だけが、無い。
ならば、攫われて居るのは間違い無かろう、其の、更に奥に。
痕跡は増えて行く、女の獲物、女の服、女の靴――行き着く先への目印の如く

或いは――次なる獲物を誘う、撒き餌の様に。

モルガナ > 交戦の跡。そこまでは順調に思えた。
この時点で配下達を呼び戻す、合流などすれば結末は変わっただろうか。

「なん、なんですのこれ……」

痕跡を辿るように奥へと進んだ先で目の当たりにしたのは脳が理解を拒む光景。
そもその状況にするには抵抗されない状況にしなければならない。
一応冒険者だ、抵抗もしただろう。

……そもそもなぜこのような真似を、殺さず、吊り下げて。
そんなことをする魔物や邪教があっただろうかと思い返しながら。

少なくとも、自信過剰な女騎士は、常に柄へ手をかける程には緊張して。

「……帰った方がいいんじゃないんですのこれ……。」

扱く冷静な判断を口にすれどそれを実行することはない。
何のことはない、危機感が決定打を欠いた結果、選んだのは体裁。

それは、着衣が、得物が、靴が、明らかに剥ぎ取られた末の結末を容易に想像しながら、
しかし想定するのは未熟故にオーガ程度。

オーガであれば先の男達が血祭りになることも考え就かず、
剣の宝石に魔力を過剰なほどに込めて、輝きを増しながら、そこへと至る。

羅獄童子 > 其処は、僅かに拓けた空間だった。
路は奥へと続いており、まだ行き止まりでは無い、が
ある意味では、其の先に進む術は失われて居ると言っても過言ではない

――据えた匂い。 雄と、雌の交雑した其れは、歩みを進める程に濃密となり
先に見えて来るのは、がく、がくん、と糸切れた様に揺さぶられる女の姿。
何も纏う事を赦されず、女である事すらも赦されず、巨躯たる雄に貫かれている、其の姿。
理性も意識も曖昧なのだろう、唇からは真っ当な言葉は零れて来る事無く
ただ、糸切れたように揺れながら、意味を持たない喘ぎとも、咆哮ともつかない声を零すのみ

――"其れ"が、女騎士の存在に気付くのは、きっと同じ頃だ。
既に擦り切れて居る女の意識を気に留めずに、其の身体を軽々と持ち上げれば
熱塊に掘削され、穴が開いた様に戻らぬ肉洞を、女騎士の前に晒して
――ぽい、と、ただ、服や手拭い、野営用の天幕と言った
数多の布地を積み上げただけの山へと、女の身を放った。

「――――――……なんじゃ、千客万来と言う奴かの?」

――知性ある声が、響く。 其の時点で、其れがオーガやオークとは異なる証左。
振り返れば、其の額に、4本の角を生やし携えた、其れが
人の形をしながらも、人に在らぬ存在であるのだと、そう、判ろう。

「何じゃ、ぬしも討伐依頼、なんて物を受けた輩かの。
……おうおう、殺気だけはこやつらより一丁前じゃ。」

モルガナ > 何かが生息していた、ともすればゴブリンか何かが住み着いていたのだろうかと思う。
そうでなければ、何故こんなものがここにいるのか。

「オーガ、チャンピオン……?」

悲しいかな、東方の鬼の知識がない故に、その角の数から強さを推測して自分の常識の間に当てはめる。
そうする以上は、オーガの延長程度にしか想定が出来ぬが故、感じ取る無謀な殺気は増していくばかりで。

まして、素行不良とはいえ貴族を魔物如きが慰み者にして、あろうことかゴミの山の上に放り投げたという認識は
貴族という特権階級として、魔物に制裁を加えると言う結論に至る。

そうでなくとも、行方不明となってから、この据えた臭いが生じるまでの時間を辱めたという行為に
女として憤りを強く感じて充填する魔力が過剰に増えていく。

「おだまりなさいな。依頼など、使い走りのような扱いをされても困りますわ、ね!」

地脈を蹴るように足元に魔力を爆発させて瞬時に距離を詰める。
そのままの勢いで胸板目掛けて魔力を限界まで込めたサーベルを突き放ち、インパクトの瞬間に魔力を爆発させて
魔物の上半身ごと吹き飛ばさんとする。

羅獄童子 > 東方からの流れ鬼、棲み処を移し、流浪となりて
其の果てに、こんな辺鄙な場所へと居つく事になった
――そんな物を、大陸の者が知る筈も無い。
諸国との交流が盛んとなり、他の鬼も少なからず入り込んで来る事となった
今よりも、もっと未来の話ならば、まだしも。

「おーが? ……ふむ、おーが、そう言うのが居るのか。
この辺に来たばかりの頃、小鬼の類がおったが、其れの事かの?
王者と言うならば、おぬしは挑戦者と言った所かのう。」

――だが、この鬼がこの地へ住み着いて、大分過ぎて居る。
へんてこな喋りながらも、言葉が通じて居るのが其の証
大陸の言語を、なんと無しに操って居る位には――既に。

女の殺気が膨れ上がった所で気圧される事も無く、飄々とした儘に向き直れば
次の瞬間、一瞬で距離を詰めた其の姿に、僅か驚いたように瞳を見開き
胸元に突き込まれた刃の切っ先から放たれる、爆裂する魔力の本流を直に受けて

―――洞穴内に、強烈な爆発の振動が共鳴する。

壁面から地面から、土埃が舞い上がり、爆発に巻き込まれた鬼の姿が僅か消え
されど、其の煙が晴れるよりも先に、女は気付けよう
突き出した刃の切っ先が――ぴくりとも、動かぬ事に。

「―――――良き哉。 じゃが、少々惜しいのう。
……良い剣なんじゃろが…、……単純に、ちと重さが足りんわい。」

煙の中、ぬう、と影が動き、女の側へと踏み出す。
刃の峰の側を、ぎちりと掴んで離さぬ片掌が、刃の切っ先を退ければ
其の儘、もう片方の拳が、女の胴体目掛けて振るい上げては

――――洞穴の天井に、其の懸け離れた剛力を以て、女の身体を叩き付けんとするか。
鎧に守られて居れば、其の程度ならば死ぬ事も在るまい。
だが、鎧の側が、其の直撃に耐えられるかは、果たして。

モルガナ > 「……なんなんですの、貴方」

 今更遅いとはいえ、教養故に見出す違和感、経験からくるおぞ気に言葉が漏れる。
 単に余裕があるというだけではない、言葉の選び方から違和感がない。
 魔物、モンスター如きがまるで魔族等のように操る様。

 それは、魔族と同等か、それ以上ということ。
 そしてそれが先ほどの”宙づり”が意味するものに考えが至る。

 だからこその一点突破、心臓狙いの真正面からの強襲。
 魔族と同等か上程度なら、射貫けば、爆ぜれば流石に無事では済まない、ならば相手の方から手放せば
 虚を突いて救助後に離脱、出来るはずだった。

 視界が煙に包まれるが、それを生み出したのは己の魔力。
 残留する己自身の力から流れを読める、すぐに、動くはずだった。

 その魔力の中で巨大な影が何一つ欠けることなくその奥に潜んでいた為に、今度は大きく女騎士の目が見開かれる。

「あごぁっ、か、はぁ……!?」

相手の言葉を耳にして、次の手を練ろうとした直後、視界がぶれる。意識が半ば歪む。
辛うじて認識できたのは背中の痛み、聴覚が衰え、視界が歪む。

魔法銀製の堅牢さと軽量性を両立した鎧はその一撃で亀裂が走り、そのまま、力なく地面に落下する。
受け身も取れず、しかし辛うじて意識があるのは鎧のおかげか。

「ぁ、ぁあ……」

恐怖、絶望。矜持も一蹴され、傲慢さが払しょくされて、震える手が入口のほうへ向いて、這いずって逃げようとする。
無駄だと分かっていても、そうするしかないほどに狼狽して。

羅獄童子 > 「……くはは、上手く加減出来たかのう。
其れなりに腕が立つ相手じゃと、中々難しいのじゃよなあ。」

殺さずに、上手い事無力化できる程度に、加減する術が。
もし同じ拳を、先の女冒険者が喰らって居たら、胴が泣き別れとなって居ただろう
堅牢なる女騎士の鎧は、確かに其の役目を果たしたのだ、装着者の命を守ったのが、其の証
されど、其の一撃が、女と、其の前に相対する雄との絶望的な迄の”差”を知らしめたのは、間違いあるまい

這いずる女へと、歩みが近付く、気配。
自らが、圧倒的な頂点捕食者であると信じて居たやも知れぬ女の驕りを
鎧と共に砕いた拳が、指先が、女の背中に残る鎧の残骸を払い落とし
そして、其の首根っこを掴んでは、余りにも軽々と持ち上げるのだ

「やれ、何なのかと問われれば、説明も難しいのう…。
わしらの故郷では、鬼、と呼ばれておったが、其れを現す呼び名が、此処に在るかは知らん。
……鬼とは、と聞かれても、これまた難しい。
人様に説明出来るほど、己自身を見詰めながら生きとる訳でも無いからの。」

指が、女の装備に掛かり、其れ等を剝いで行く。
まるで世間話でもするかの様に、独特な語調で言葉を語っては
最後に引き裂いた布地だけを手に丸め、女冒険者が放り込まれた布の山に投げ捨てる
――己の前では、冒険者も騎士も、女と言う括りでしかないのだと、知らしめるのだ。

「――――……で、ぬしは何じゃ。
まぁ、別に何であっても構いはせんのじゃがのう。
喧嘩を売ったからには、ぬしも例外無く、わしの獲物と言う訳じゃ。」

随分しおらしくなったのう、と、豪放に笑いながら
吊り上げた女の、顔を覗き込み、其の瞳に映る、感情の色合いを伺う
恐れか、其れとも。 僅かなりと反逆の色が残って居るか。
何処か愉快そうに、其の反応を眺め見れば、口元に弧を描き

――そして、其の下胎に、押し付けるのだ。

つい先刻まで、貴族の娘を貫き、屈服させて居た、獄大の雄杭。
臍の窪みを擽り、胎の丸みを押し込みながら、持ち上がる女の胎を下に滑り
オーガと誤認されたのも不思議は無い、鋼の如き威容の、其の先を
膣孔へと押し当てて、また、其の反応を伺うのだろう。

獲物とした女に待ち受ける、其の命運を。 ――予感させながら。

モルガナ > 今までの少女からすれば侮蔑ともとりかねない扱い。
だがそれを気に留める余裕さえなく、身にまとう鎧が砕かれるほどの圧倒的な差に
自分の命が無事だっただけまだ有情であったことを理解する間もなく。

「ひぁ、ぁああ……っ」

己の体が持ち上がる。未だ衝撃に痺れ、声を出すこともままならず、まるで埃を落とすように鎧だったものがガラガラと崩れ落ちていくのに合わせて、矜持も瓦解する。

「た、助け、て……、ぁ、ぁあ……! な、なにをするんですの……!」

自分が辱められる等、絶望の中でも想定さえしたことなく、己の着衣がそれこそ雑草か何かを毟るように引きちぎられていく。
相手の言葉は己の問いかけの回答だと言うのにそれを気に留める余裕もなく、
引き裂かれた衣類が、ゴミの山の中に投げ込まれる。
何ら大差はないのだと言われているかのように、早々に裸身を晒す羽目になっても腕が自由に動かない。

「わ、私、は……」

何かと問われる。もはや、なんだというのか。貴族としても蹂躙され、騎士としても一蹴され。
歯の根を恐怖に震わせる、完全に心が折れた少女の表情に勝ちの目も何もなく。

「ぁ、ぁあ、やめ、やめてくださいまし……。」

そんな絶望へ追い打ちするように下腹部へ押し付けられる熱。
そして布の山で倒れたままの穢された冒険者を一瞥する。
自分は救うはずだった、手を差し伸べるはずだった。それを否定されて、そして、自分が何なのか。
その問いに応えられなかった少女へ答えを示すように膣口へ雄杭を宛がわれて。

「いや、いやぁああ……!」

足をばたつかせてもがき、抵抗しようとする。
だがそれでもびくともしないどころか、雄の力強さを、熱を感じる。

その身が、僅かに疼き始める。

元より、注ぎ込まれたものを、取り込んだものを作り変えるそれは咥え込む本能を刺激し始めて。
きっと、質のいい宝石が生まれるのだろうと体は早々に理性へ背を向け始める。

羅獄童子 > 威勢の良かった先刻までとは一転しての、怯えた声
強者としての自尊心を打ち砕かれれば、人は、存外脆い物だ
恐怖の色合いを顔に浮かべるなら、肩を竦めて満足する
先に襲い掛かって来たのは、相手の方だ。 己は逆襲したに過ぎない。
故に、身の程を"判らせた"事こそが、留飲を下げる一端なのだから。

――まぁ、とは言え、所詮は戯れに過ぎないのだが。

「可笑しな事を言うのう、ぬしは。
奪おうとする者ならば、奪われる事を念頭に置くべきじゃろ。
―――もののふならば、いざ腹を斬る覚悟で迫るもんじゃ。」

故に、未だこの娘は、戦士としては未熟なのであろう。
冒険者の娘は語るに及ばぬが、人、と考えれば女騎士は筋が良い
それ故に、其の精神が未だ、剣を取るに至らぬ事を指摘し、惜しみながら
藻掻き、最後の抵抗とばかり暴れる女の身体を、ゆっくりと熱塊の上に落として行く

絶望の表情へと、次に浮かぶのは、果たして。
亀頭が膣肉に埋まり、前戯すらもせぬ其の肉洞を抉じ開けつつに
其の砲身へと纏う、夥しい雄自身の精の残滓を潤滑油として、砲身が、徐々に埋まり行く
生娘か否かは、別に己には関係の無い事だ。 例えそうであったとしても。

――暴虐めいた砲身の蹂躙の前では、破ったか否かなぞ、感じる余裕も在るまい。

「ほうら、もう直ぐじゃの。 ……安心せよ、わしの種は貧弱でのう。
今まで、誰一人として女子を孕ませた事が無いくらいの残念ぶりよ。
じゃから、安心して――わしに屈して置けい。」

――――――――ぐぽ、んっ

砲身が、一番太い個所を膣肉へと飲み込ませた瞬間。
女の骨盤を軋ませ、膣襞を目一杯に引き伸ばしながらに、砲身が、埋まる。
掴んで居た首根っこを離しても、熱塊のみに支えられて女の身体が浮き
自らの自重で、子宮を深々と押し潰しては、其の下胎へと蹂躙の程を浮き上がらせようか

戯言を語りながら、尻肉を両の腕で掴めば、具合を確かめるかに腰を揺らして
――そして、暫し。 剛杭で貫かれた女に、其の衝撃を受け止める猶予を与えるかに
腕の中へと閉じ込め、其の顔を眺め見ながら、ゆったりと歩くのだ
其の先には、岩が在る。 腰掛の様な形状に砕かれ、幾つもの布が乱雑に敷かれて居る其処に向けて。

雄が、其処に腰掛けるまでが。 ――女に赦された、僅かな、情け。

モルガナ > 「ぁ、ぁああ、ぁああああああ、いや、いやあああ! だ、誰か! 誰かいませんの!
 私が! 私がこんな目にあっているのに! こんな、こんなところで、こんな!
 い、ぎ、ぃぁ、ぁああああああああ!?」

顎で使っていた騎士達がこの場にいないことへ怨嗟の念を抱く少女の体がどれだけもがき暴れようとも掴まれた腕が揺らぐことなく、ずぶ、と、徐々に沈みんでいく。
己の体、発育が良い自覚はある。だがその体に逸ることもなく、ただの”孔”として
その塗らつく剛直がぐぶぐぶと沈み込んでいく。

ある種の拷問。
まして敗北の意味を理解せず剣を奮っていた未熟者にとっては尚のこと、
膣口の内側に、粘膜に、圧倒的な硬度と熱と脈動が共存する蹂躙者が割開く感触はこれまで両手の中に納まっていた栄光や品格などが全て零れ落ちていく喪失感を伴って恥も外聞もなくもがき続ける。

「い、ぎ、!? あ、が、かっ、は……!?」

骨盤が屈する。快楽にではなく、存在そのものに。
否応なく受け入れさせられ、胎にぐぼんと、剛直の形がありありと浮かび上がって身を反らす。
己の体重で子宮が穿たれる。そこに性の残滓が、こびりついたものが流れ込む。

強い体液に、子種に、美しい宝石を生み出す”洞穴”が反応する。

尻を掴んで揺さぶれば、余程鍛えこんでいるのか先ほどの冒険者よりよほど締まりは良く、
穿たれて尚緩みも引きつりもせず咥え込んだ分だけ余すことなく襞が締め上げて来る。
表情を見れば瞳を見開いて半ば放心状態。だというのに、熱塊の雁首に揺り動かす膣襞がこそぎ外へ出ることを許さぬように圧迫する。

「い、ぎぃ……♡」

それは咥え込む者の所作。雄へ享受する雌の作法。
本人に自覚はないが、雄の熱を駆り立てるように亀頭から裏筋まで舐め絞るように戦慄いて。

絶望と圧迫、骨が軋む苦痛。
その中に、ほのかな愉悦が帯び始めて。

羅獄童子 > 「居たらもう来とるじゃろうし、居てもまぁ、期待は出来んじゃろなぁ。
この洞窟は妙に入り組んどっての、他に誰か居たとて、此処まで正確に辿りつくには
まぁ、骨が折れるじゃろなぁ。」

女の脚が腕が、雄の体躯を叩き、蹴り上げた所で
鋼の如き肉体は、微動だにせず、其の足搔きが無意味と教える。
この場において女が、騎士でも貴族でも無い、只の戦利品で在り、雌でしか無いのだ、と

暴れる四肢が戦慄き、ぴんと伸び切って動きを止めるのは
腰元から脳髄へと雷撃の如くに遡る、圧倒的な蹂躙の感覚故だろうか
子宮を完全に押し潰し、望まぬ肉体の引き鉄を弾けば
結合の衝撃に反りかえった身体を、再び此方側へと抱き寄せ直す

ごり、ごり、と歩む度に亀頭が鈴口が子宮の戸口で在る肉輪を捏ね潰して
城壁を破るが如くに、強引に其の抵抗を抉じ開けに掛かるのだ
鈴口が肉輪に嵌り、其の奥へと顔を覗かせれば、纏う精の残滓が、或いは先の吐精の名残が
びゅくりと、其の器の奥へと、飛沫いて、へばりついて

――女の、肉体の方は、先に気付くだろう。
貧弱な種だのと、子を孕ませる事も出来ぬ精だと、嗤った鬼の言葉が、真実では無いと
器が、洞穴が、精を蒔かれ、宝石と言う形で芽吹かせる土壌ならば
雄の精が、真逆。 余りに強過ぎるのだ、と。 ――雌側の命を、食い荒らして仕舞う程に。

「では、精々楽しませて貰うとしようかの。
……さて、ぬしの助けは、何時訪れるかのう?」

そうして――情けに与えた時間は、終わりを告げる。
腰掛の前、背を向け、そして、どっかと腰を下ろす。
繋がり合ったままに、当然ながら、女の身体も一緒に
熱塊の上、串刺しのご直に、其の身体を真っ直ぐ、墜落せしめれば

熱塊の先端が、ぐぽりと、更に奥へ嵌まり込んで仕舞うのは、直ぐ。
余って居た熱塊の根本が、完全に雌の胎へと埋没し、土壌たる仔袋すらもを屈服させれば
――塗り付けられる筈だ、雄の精が、最も奥に。 鈴口による深い口付けによって。
雌にとって、決して暴かれてはならない筈の、其の場所へと。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」からモルガナさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」から羅獄童子さんが去りました。